自分にも想像できなかった世界へ
全12回、3か月に及ぶドリーミングルームのセッションを終えて、私の心の中で起きていた
変化をお伝えしたいと思います。
4年半ほど前に第1子が生まれ、3年ほど前に第2子が生まれました。自分の子どもができ、父親になって
から教育というものの重要性を強く意識するようになりました。大きな歴史的時間の中で、自分自身も一世
代を担い、また子孫へとつながっていく。そんな感覚を強く持ちました。
そして今の世の中、社会全体の行きづまりを目の当たりにすると、10年後、20年後、その先の未来は一体
どうなってしまうのだろうと、親としても、一社会人としても憂う気持ちが大きくなるばかりです。もともと
起業願望のあった私は、教育に関するビジネスができればどんなに楽しいだろう、どんなに夢中になってのめ
り込めるだろうと漠然と思っていました。
ただ私は教師でもなければ、教育者や研究者でもありません。それができるかどうかは正直、自信もなければ、趣味程度でもいいと考えていました。
それがドリーミングルームを卒業する時に、まさかあのようなビジョンが出来上がるとは、想像もしていませんでした。
私の教育ビジネスに関する小さかった夢は、セッションを重ね、メンバーと語り合い、アサイメントをこなすごとに、洗練され社会性を持った偉大なビジョンへと進
化していきました。マイケルのプログラムの内容と、集まったメンバー6人との交流がなければ不可能だったと思います。
毎週始発で大阪から東京へ
最初に、恥ずかしげもなく自分の夢を語ってもいいんだ!という体験をしました。これまで身近な人に話しても「へぇ~」という反応しかなく、夢を自分の中だけで
思い描いていました。しかし、ドリーミングルームのメンバーは、真剣に聞いてくれ、真剣に考えてくれ、的確なフィードバックが返ってくる。必然的に集まったメ
ンバーのような気がしてなりませんでした。参加メンバーの意識の高さ、精神性の高さ、ドリーミングルームが作り出した「場」の不思議さに、今でも驚いています。
ワークショップスタイルで3か月という期間、毎週土曜日、早朝4時に起きて、大阪から新幹線に乗り約600km離れた東京へ向かうのは、他人から見れば大変だ
と思われるかもしれません。確かに長距離の移動は疲れないといえば嘘になるでしょう。しかし、それ以上に毎週メンバーに会えること、自分の夢がクリアになって
いくことが楽しみで仕方ありませんでした。
この、メンバーと直接コミュニケーションが取れるワークショップ形式を3か月にわたって行うというプログラムでなければ、これほどの感動はなかったと思います。
自分の価値観・思想を長期間にわたり共有できる体験は、なかなかできるものではありません。初めて「仲間(同志)」を手に入れた気分です。それだけドリーミン
グルームのコミュニティは情熱的かつ刺激的で、相手を尊重し、応援しあえる雰囲気であふれていました。
私のビジョンが偉大なものへ進化した理由に、テキストの素晴らしさがあります。内なる感情を刺激するマイケルの問いかけは、人生を深く振り返るきっかけを与え
てくれ、残りの人生の新たな道筋を示してくれました。
自分の中にあった漠然としたものを偉大なビジョンに高めてくれ、「Ten Pillars」や「4つのプリファレンス」で、より具体的にどんな価値を提供するのか、どんな
組織を作り上げたいのか、どんなシステムを起動させるのか、がはっきりとしていきました。まだまだ今後自分の夢を実現していくうえで、修正していくことは当然
出てくると思われますが、ドリーミングルームの内容を振り返り、本質を確認しながらさらに良いシステムに仕上げていきたいと思います。
普通のアイデアから偉大なアイデアへ
当初、私の頭に中に漠然とあった教育ビジネスに関するものは、「巷で流れる表面的な教育のノウハウやテクニックではなく、もっと人間の本質に根差した価値ある
コンテンツを届けられたらなぁ」といった感じのものでしかありませんでした。
最先端の脳科学や生物学、心理学などの研究内容を分かり易く紹介したり、道徳心や倫理観といった人間性を高めるコンテンツを提供したり、テクノロジーの進化の
中で、次世代に沿った新たな学びの可能性を伝えたりできないかと。
私は教師や教育者・研究者ではないという認識から、当初できないと思っていた低いセルフイメージを、最終的には、アントレプレナーとして教育分野に貢献できる
というセルフイメージに書き換えることができていました。
まさに、ずっと心で思っていた、しっかりとした社会性があり、生きがいとして取り組めるビジネスアイデアを得ることができたのです。
自分の中に眠っていたアントレプレナーシップとこれだけのビジョン、ビジネスアイデアを手に入れられたことに驚くとともに、マイケルと仲間のメンバーに感謝の
気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
ここからが本当のスタートです。まだ自分の夢の第一歩を踏み出したにすぎません。
ただしこの一歩は、確信に満ちた、迷いのない、情熱にあふれた一歩です。
この夢を実現させることが、マイケルやメンバーへの最大の恩返しであると思っています。そして自分の新しい人生を切り開くことになると確信しています。
ドリーミングルームは、内に秘めた情熱を引出し、自分の可能性を広げてくれる素晴らしいプログラムです。そしてかけがえのない仲間にも出会うことができます。
今後もお互いに刺激し合いながら、大切にしたいと思っています。
(プライバシー、またビジネスの機密性を保つため一部抜粋してご紹介しています。)