「理想のセルフ・イメージに近づくには?」

孫たちと勝浦温泉
from杉本

「みんな、僕はもうすぐ辞めようと思っている」
「えっ! どうして? どうして?」

その当時、外資系の医療機器企業に
勤めていた私は、

毎年1月2日に、
アメリカ、コネチカット州にある本社に
世界中の、同じ責任を持っている者達が
集まって、キックオフ・ミーティング
(『仕事始め』みたいな、派手な集まり)を
やっていました。

そのときに、香港人のアンソニーが
辞めると言い出したのです。

一番の古株で、
リーダー的な存在でしたので、
みんなは驚きました。

彼はこう続けました。

「この間、16才の娘が、アメリカの大学に
進学すると言い出したんだ。

そのとき、ふと僕はこの子について、
一体何を知っているんだろう?

って考えると、ほとんど何も
知らないことに気がついたんだ」

彼は、東南アジア全体がテリトリーで、
香港の家を出ると、タイに回り、フィリピンに行き、
中国を訪問してから、家に帰ろうとすると、
台湾で問題が起きたと連絡が入り・・・

というような調子で、なかなか家に帰れない状態が
10年以上も続いていたのです。

ですから、家族と一緒に時間を過ごすことなど
ままならなかったのです。

彼の理想のセルフ・イメージの一つに、
「私は、家族を大切にしている」
というのがありましたが、

その「理想のセルフ・イメージ」と、
調和していない毎日を送っている自分に、
嫌気がさしたのです。

あと数年で、自分の手元から離れていく娘と、
できるだけ一緒に過ごそうと決めたアンソニーは、
仕事を辞めて、香港に帰っていきました。

私たちが、いつも心が平和で、
幸せに暮らしたいのなら、
たくさんある、自分の
「理想のセルフ・イメージ」を、
一度書き出してみて下さい。

書き出したら、
その「理想のセルフ・イメージ」と、
今の自分の生き方が調和しているか、
よく考えてみましょう。

例えば、
「私は健康でエネルギーに満ちあふれている」という
「理想のセルフ・イメージ」を持っているとして、

それに反して、今の生活は、
毎日仕事が忙しく、食事も不規則で、
「体重め! 私の許可も得ずに、
 なんで勝手に増えるのよ!」と、
嘆いていらっしゃるなら、

生活を変えるのに、
今がとっても良い機会になります。

理想のセルフ・イメージに近い生活を送るべく、
生活を変える目標を立てましょう。

毎日夜10時を過ぎて食事をしているなら、
「8時までに食事を終える」を
目標に置いてみましょう。

8時までに、家に帰れないなら、
仕事場で、食事を済ませましょう。

とにかく、やろうと思ったら、
道は開けます。

それがちゃんと出来るようになったら、
「駅から、家まで歩いて帰る」などの、
別のことに取り組むようにしましょう。

一つ目標をクリアしたら(習慣になったら)、
次の目標を立てて、頑張りましょう。

必ず、一つの目標に絞りましょう。

毎日成功して、自分をほめて、
セルフ・イメージを強化しながら、
徐々に、理想のセルフ・イメージに
近づく生活を送るのです。

理想のセルフ・イメージに
調和する生活をしていると、
心が平安で、幸せに過ごすことができます。

幸せな人は、やろうとすることに
成功しやすくなりますし、
もっと、幸せになります。

あなたの理想のセルフ・イメージは何ですか?
皆と共有して下さいませんか?

コメントお待ちしています。

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)

PS:
人は皆、自分のセルフイメージに沿った人生を生きていきます。
今の生活があなたの理想通りでないのなら、このプログラムで
セルフイメージを変えてみてはいかがでしょうか?
http://www.0stresslife.com/zrl/

4 thoughts on “「理想のセルフ・イメージに近づくには?」

  1. 大目標のプレッシャーに押し潰されない様に、小目標で自分を上手に鍛えてあげないといけないなと思いました。
    ありがとうございました。

  2. 優しいお母さん。穏やかなお母さん。大らかなお母さん。太っ腹なお母さん。
    朝、子どもたちを送り出す時についつい時間に追われ、
    子どもたちを怒鳴っている自分に嫌気がさします。
    「怒らない」「怒鳴らない」を目標にします。
    そのためには、おそらく「自分の段取りを良くする」。
    朝の準備を前の晩にしておけばいい。

    一つの目標に絞って、それが習慣になったら次の目標。
    堅実ですが、確実に前に進めますね。

    いつも、ありがとうございます。

  3. 小目標の達成の繰り返しが、大目標の達成に繋がるという事ですね!
    日々実践していきます!

    貴重な学びをありがとうございました!

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