タイミング

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FROM 岡崎哲也

あなたは自分の会社の
商品・サービス化、
そして企画のタイミングで
迷う事はありませんか?

完璧にしてから出したい
ですよね。

例えば、プランAは、
95%以上の完成度で
商品を市場に出す。

プランBは、60~70%で
市場に出した後、顧客の
ニーズを聞きながら完成度
を高めていく。

本当に悩ましいですよね。

以前、こんな事がありました。

前職の半導体エンジニアの時、
上司から新商品の開発会議で
岡山工場に出張するように
言われたんですね。

私は特に何も聞かされないまま参加。

各部署のプロジェクトメンバーと
責任者など約20人近くで、
機械の現状の課題とそれを
解決するまでの期間・費用が
説明されました。

それを聞いていきなり技術部長が
怒鳴ったのです。

「その状態で商品化するには
まだ早い!」

すると開発部長は、声が
裏返りながらマシンガン
トークで応戦したのです。

「市場は待ってくれない。
この時期を逃すわけにはいかん。
客先と一緒にウチの開発チームで
同時進行で完成させればいい!」

技術部長はさらに問い詰めます。

「お客には迷惑をかけられない。
信用が一番だ!
会社の存続がかかってるんだぞ!」

このような激しいバトルが
飛び交ってる中、口を挟めた
のは企画部長だけでした。

最終的に開発部長の
「私が全責任を持つ」
という言葉で落ち着いたのです。

そして開発・技術・企画部長3人の
目がキラーンと光って私の方を
向いたのです。

「後は任せたぞ!
バックアップするからな」

「聞いてないですよ~!」
ですがもう後には引けない
感じでした。

お客様の現場は私が担当し、
国内の開発チームと連携して完成。

最終的には、お客様からも
喜ばれて結果オーライでしたが、
当時は半年間ほどほとんど
徹夜状態で倒れるかと
思いました(笑)

この体験から、商品は60~70%の
完成度で商品化し、その後、お客さん
のニーズを取り入れて完成度を高める
重要性を学びました。

これは、パソコンでも同じ事が言え
ますよね。

Windowsにバグが見つかり、
頻繁にアップデートされるのも
同じ理由ではないでしょうか。

そして世の中にある商品のほとんどが、
炊飯器、洗濯機、冷蔵庫、車、
パソコンソフトなどもバージョン
アップしていきますよね。

そもそも完全無欠の商品や
サービスはないように思います。

私も2010年の上京3か月
経った時、さらにその3か月後
に初セミナーをすると決めた時、
人前に立った事がないのに
見切り発車したんですね。

それから話し方講座に行ったり、
他の人のセミナーにたくさん
参加したり、メンタルトレーナー
としての技術をさらに
磨いていったのです。

その時に決めて一歩を踏み出した
事が、その後の自信にもつながって
います。

もしあなたが商品化や企画の
タイミングで悩まれている
のであれば、

最低限のラインを見極めて、
行動に移し、同時進行で
完成させていく事が重要に
なってくるのかもしれません。

岡崎哲也

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5 thoughts on “タイミング

  1. この開発部長は凄い。技術部長は日本の大手企業なら何処でもいる凡人で、この技術部長の
    ように100%を待っていたら市場から取り残されて商品も会社も死ぬ。でも技術部長の
    ような人ばかりだから日本の企業は取り残されて負けているし、開発部長のような人は
    中国や韓国企業にはいる。特に現代は他社他国も進歩しているので、この開発部長のような
    決断で望まなければ他社の後塵を拝するばかりになってしまいます。

  2. 考えてばかりいては、前には進めない!
    行動あるのみですね!!

    貴重な学びをありがとうございました!

  3. 岡崎哲也さまの、人生の磨き方、生き方、ひじょうに尊敬します。
    私は、昭和44年生まれ(1969年生まれ)です。
    岡崎さまと、私は、おそらく同世代だと思います。
    私も、今まで、人生、波瀾万丈でしたが、これからは、欲を出さずに、辛抱して生きて行こうと思います。
    決して、「我慢」はしません。しかし、「辛坊」して、生きていきます。
    生きる勇気を下さって、ありがとうございます。

  4. 貴重な体験をシェアいただきありがとうございました。
    走りながら考える重要性をあらためて感じました。
    しかし、「やれ!」という人はいるけれど「私が全責任を持つ!」を言う人は少ない気がします。
    日本全体で開発部長のような人が不足しているのだと思います。

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