from 杉本
キャリア・デザインという研修をしていて、
こんな話を聞くことがあります。
「自分はこんな仕事をして、こんなキャリアを積むのだ」
という希望を持っていた人に、
急に異動の辞令が下る。
異動という出来事は、
自分の将来の、どのページにも書かれていませんし、
書き加えようにも、
どのように書き加えたらよいかわかりません。
ただ「こんなはずではなかった」と思うだけです。
異動という出来事が、自分の将来の一部となり、
「あの異動は、自分の人生の中でこんな意味を果たしたのだ」
と思えるようになるまで、
その出来事は、
胸の中の、ちょっとした重さとして残ります。
企業でトレーニングをしていて、参加者に
「どんなときに、モチベーションが下がりましたか?」
と聞くと、結構多いのが、
「異動したとき」という意見です。
もう少し詳しく聞くと、
どうも「なぜその部署に行くのか」という説明を
あまり上司から聞かされなかった、というのが、
モチベーションが下がった、
大きな原因であるようです。
しかし一方で異動の時に
強くモチベーションの高まりを、
感じたという人もいます。
行きたい部署に異動できたケースは
モチベーションが上がって当然ですが、
中には、「望ましい部署ではなかったけれど、
何を自分に期待してくれているのか、
上司が、とても丹念に伝えてくれたので、やる気が上がった」
という人もいます。
だから、異動を初めとして、ほんのちょっとでも
部下が心のノートに、書き入れにくい出来事が起こると
部下がそれらを、心に取り込めるように
上司はしっかり話しをするべきです。
プロ野球の星野監督も、
選手を2軍に落とすときには、
相手が納得するまで、
その理由について、じっくり説明するそうです。
そしていつ戻ってきて欲しい、
という期待もしっかりと伝える。
選手の中では、2軍落ちというつらい出来事も
いち早く心の中に取り込めるわけです。
全く予期していなかった、新しい仕事も、
やる意味をしっかり与えてやれば、
その人に取って、
新しいキャリアになっていきます。
それが、人を育てる秘訣、
とも言えるのではないでしょうか?
育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−
杉本恵洋(すぎもと しげひろ)
PR.あなたのキャリアを考える上で
7つの習慣DVD講座は非常に参考になるプログラムです。
素晴らしい声もたくさん頂きました。
http://www.nextleader.jp/the7habits/freevideo/tesutimonial/
私は、中央から地方へ行くことになりましたが、世捨て人でしたし…
そこで、考えたのが、移住計画です
結局6年掛かりましたが…
まあ、会社に入った時点で、世捨て人ですから、何とも思わない…
移住計画の一環で、体験実習に行っているときが一番充実していました
結局は徒労で終わってしまいましたが、方向転換しただけなのでまあいいと思います
妥協はしない
これに尽きますね
あれ?
携帯からの投稿がまだみたい!時間差があるのかな?
それとも、久しぶりだったから失敗しちゃったかな?
杉本さん、とても重要なご質問を提示してくださり、ありがとうございました。
打ち出して、ポケットに入れて、答えを探していこうと思います。
また、見つけたら、コメントさせてくださいm(__)m
すみません。デイリーインスピレーションと間違えてしまいましたm(__)m
こちらは、ネクストリーダーでしたね!
幼い子供を育てる時も、この「納得」をさせて行動を促すことは必須です。
ですが、これには、忍耐が必要でもあります。
会社での移動は、私の世界では「引っ越し」と似ていますね。
私は、子供の頃、3つの小学校へ行きました。親の転勤のためです。
仲良くなった友達と別れたり、住み慣れた町から離れることは寂しく辛いことでした。
でも、新たな地で新しい友人ができたり、その土地でしか体験できないことを学べたことは、今となっては貴重な経験になっています。
このような異動は、コミュニケーション能力もアップさせることができるチャンスです!
それに、知り合いが増えるということは、自分にとって大切な人を見つけるチャンスでもあるわけです。
その時は、その移動に意味を見いだせなかったとしても、「必ず意味がある」と思い込み探し続ければ、自分だけの「意味」を見つけることができます。
たとえ、上司から説明されたとしても、最後には自分が納得しなければならないのですから、説明を丁寧にしてくれる上司でなかったとしても、前に進んでいくことができるはずです。
この類のことを、中1の息子に指導している今日この頃です。
上司ではなく、先生だったり先輩だったりしますが。
今のこの指導が、社会に出たときのヒントになることを願って、手を抜かないようにしています。
p.s.
最近、「7つの習慣ファミリー」を読んでいます。
私の家族で実践してみようと思っています。今のところは、いつになるか分からないのですが、メモをとっておいて、いつの日かそれをまとめて多くの方へご紹介しようと思っています。
気長な取り組みになりますが、諦めず頑張ります。
(ブクログのパブー:電子書籍を利用させていただくかもしれません)
私は、ショックが強いほどはりきるタイプです。
褒められると、やる気がなくなってしまいます。そうだね、アマノジャクかもしれません。
自分のやってる事を邪魔されると、たとえ相手が社長であろうと自分の意見をハッキリといいます。
私は、頭はよくありません、ただ努力型だと思います。
性格はかなり変わっていますが、子供が出来てから少しづつ世間のことが解るようになりました。
いまでも娘達に教えられる事はたくさんありますが、やはり私の子、性格はよく似ていますね。「7つの習慣ファミリー」私も、読んでみようと思います。
チームを統率する者として
スタッフが意図しない行動を
お願いするということが
よくあります
私自身も心苦しいのですが、
しっかりと今後のビジョンを伝え、
そのためには、今は我慢して
やってもらうしかない故を
伝えます
しっかりとこちらの意図を伝えれば、
相手も納得してくれるので、
しっかりとしたコミュニケーションは
必要だなと日々感じています
ありがとうございます
異動はチャンスだと考えています。
そして、天命だともとらえています。どんな環境であれ、志もってのぞむことで
きっと何かを得られるはず。と、最近、ふわふわな自分に言い聞かせています。。。
この「異動」の話に私は自分を重ね合わせてしまいました。
私も社会人2年目の終盤に地方に異動になりました。
急過ぎたため動揺し、またその部署であまり成績を残せていなかったこともあり、
お払い箱だと勝手に認識してしまったため、ショックでした。
人生で初めて地元を離れることも相まって、気持ちの整理がつきませんでした。
が、同部署の人達は大変残念がってくれ、送別会も盛大に開いてくれました。
その時に言われたことが、
・2度異動している上司から「偉くなっていく人は必ず地方の部署に行く。小さい市場の中で鍛えられた営業力は、都会の部署ではけして培えない。」
・4歳上の主任から「出す側がいれば受け入れる側もいる。向こうがOK出さないと移動なできないよ。」
・1年目、2年目と参加したフェアでの一緒に開催した得意先からの一言「○○君変わったね。去年は緊張してしゃべれなかったのに」
・強面で厳しい場所長は「オマエが出来る奴だとは全く思わないけどな、全くダメとも思っていない。普通ぐらいにはなれる。」
この話から分かるように、私はあまり仕事が出来ず、成績も悪かったのです。
が、皆さんの評価や異動する意味を言って頂き、ショックはなくなりました。
当然見知らぬ土地で、初めての会う人たちと仕事をするわけですから、緊張しないことはないですが、精神的にマイナス状態でのスタートにならなかったのは、これらの言葉のおかげだと思います。
これらの言葉のポイントは
・評価① 成長(過去→現在)
・評価② 期待(現在→未来)
・異動のメリット
だと思います。
当然、締め出される形で異動する人もいますし、本文のように理想とは別の仕事をさせられることもあるでしょう。しかし、この言葉に効果があるのです。
嘘ではだめですが、本人さえ納得すればちょっとした脚色は良いでしょう。
本人も脚色されていることはわかっています。
でも、それはほとんど心遣いからくるものですから、よほどひねくれていない限りは分かってくれるでしょう。
異動する人はそんな人達の気持ちを汲む心意気が欲しいところです。
こんな風に全員が少しずつ気を使うかどうかだけで、その異動のスタートの良し悪しが左右されると私は思います。