
吉永賢一です。
あなたは相手の「夢」に注目します。
これは「やりたいこと」「目標」と言ってもいいです。
そしてその「夢」は、できれば相手が意識している
レベルを超えて、あなたは相手以上に相手の心を理解して、
より深いところから本当の夢を掘り出すことができるほどいいのです。
このプロセスに名前をつけましょう。
名前をつけると、考えやすくなりますからね。
この「相手の夢」を一緒に探っていくプロセスを、
僕は「夢の掘り出し」と呼んでいます。
「夢を掘り出す」ときに注意するのは、
「相手の心の中から、掘り出す」こと。
こちらから押し付けた夢では、相手の心が燃えないんですね。
この心構えを忘れたくないので、
「夢の掘り出し」と敢えてネーミングしています。
でも、今日お話したいのは、もっと先のこと。
あなたは、この「掘り出した夢」にスパイスをかけてください。
それは、「使命感」「大義」「みんなのため」
「世の役に立つ」というスパイスです。
例をあげますね。
夢を掘り出した結果、目の前の人が
「車の整備工になりたい」ことがわかってきたとします。
そうしたら、
「それはいいね! 車の整備工って○○だし、
○○だし、○○だし、本当に世の役に立つ、素晴らしい仕事だよね」
のような感じで、スパイスをかけて、返すのです。
夢を掘り出したら、目の前の人が
「○○大学に合格したい」ことが夢だとわかってきた。
そうしたら、
「それはいいね!合格すれば、お父さんとお母さんもきっとよろこぶよ。
いい親孝行になるね。それに、○○君が○○大学に受かって、
○○を勉強すれば、将来○○な感じで、世の役に立つ気がするよ」
のように返してください。
これは、ふだんから考えていると、
スッと出てくるようになります。
「○○な仕事は、どう世の中に役立っているんだろう?」
と普段から考えるクセをつけてみてください。
そのための方法は簡単で、
歩いているといろいろな会社やお店の前を通りますよね。
そうしたら、
「この仕事は、どう世の役に立っているんだろう?」
と考えてみるんです。
2人以上のときは、なぞなぞみたいにしてやると盛り上がりますよ。
こうやって、スパイスをかけてあげる。
すると、相手の心は安心しますし、やる気も出るんです。
それに、人は心の深いところでは、
社会に役立つことを望んでいます。
人には個人としての意識だけじゃなくて、
全体としての意識もあるからです。
だから、こうやって「それがどう世の役に立つか」を話すことで、
その人の夢がその人の深い心の「やりたいこと」と
リンクしてやる気が出てくるんですね。
そして「俺はエゴでやっているだけの醜い奴なんじゃないか」
っていう抵抗感を緩和してあげることができるんです。
ここで、また思い出してほしいことがあります。
嘘は、あなたのパワーを弱めます。
本当のことで、勝負してくださいね。
まとめてみましょう。
相手の夢を掘り出したら、
それにスパイスをかけてあげましょう。
「使命感」「まわりの役に立つ」「まわりがよろこぶ」
というスパイスです。
そして「僕も、そう聞けてうれしいよ」と
あなたが目の前でよろこぶスパイスもかけてあげてくださいね。
吉永賢一
PS.僕の新しいやる気セミナーDVD講座を使って
あなたも自分から、そして相手からやる気を引き出してください。
http://www.nextleader.jp/yoshinaga/yarukiseminar/
人間は、褒めてやるほうが伸びると常日頃考えておりますが、「役に立つ等のスパイスをかけてやる」が心に滲みてきました。ありがとうございます、自分の考え方に嬉しいスパイスを振っていただいたと感謝致します。
はじめまして。
心がほっこりする言霊の数々…
いつも本当にありがとうございます!!
今回の「相手の夢にスパイスをかけてあげる…」
とっても素敵であったかい気持ちになりました♪
自分にも「人に何かしてあげる」ことが出来るのなら
こういう素敵なことがいいなあ、としみじみ思いました。
大切な人の夢は自分の夢だったりもしますしね♪
上手くいかないことが続き、
最近の自分の言動は反省が多いですがー
人の夢にも役立てるようなニンゲンになりたいです!
あ〜 いい記事を読んだ〜
ありがとうございます。心の栄養をチャージしました。
お互いを認め合い向上しあえたら どんなにいいでしょう。
意識レベルの高い人たちはそういうことができる人たちです。
私は全然そんな人間じゃありませんでした。恥ずかしいくらいに。
でも今はだいぶコントロールできるようになり
人が幸せだと私も素直に喜びます。
そのほうがかなり楽ですし もっといい場所へいけます。
素晴らしいお話ありがとうございました。
昨日も、娘と彼女の進路、将来のことを話しました。
彼女はまだ13歳ですが、将来への青写真は既に持っています。
〝 スパイス ” のお話とても素晴らしいです。
有難うございました。
思っても見ませんでした。ありがとうございます。
吉永先生、さすが!
『言葉のスパイス』いいですね。
魔法の言葉になって、相手が喜ぶ顔を見られるのは素晴らしい事だと思います。
良い気付きをありがとうございました。
良いお話ですね。
こういう事って無意識に身に付いている人とそうでない人が居るんじゃないかと思うのですが、吉永先生の書き方は非常に具体的だし、優しくて分かりやすいですね。私は後者だったと思いますね。というのも理由がありまして、実の親にめちゃくちゃ自信を奪うような育て方をされたんですね、もうお前みたいな出来損ないは産んだ覚えが無い、くらい事は平気でしょっちゅう言われていました。それで自分にも人に対しても大切という感情が持てず、すごく雑な関わりしかできないで来たと思います。もちろん、そこに問題がある事は感じていましたがと〜っても重い仕事(それと向き合う事が)だと思って、多分避けて来たと思いますし、その思考の螺旋をずっと歩んで来てしまったのです。どこかで断ち切りたいと思いつつ、親への恨みと同時に人へも同じ思いで対処してしまって来ていました。それをここに来て、今最近はこれではまじめにまずいのではないか、と思い始めています。このお話も他の吉永先生のお話も、身に沁みて感じるお話が多いです。それは、具体的で分かりやすく、シンプルでありつつも、あ、これ私の事かも、と思わせる雰囲気があるからだ、と私は思っています。ありがとうございました。