
From:小川忠洋
先日、ロイス・クルーガーと電話した時の話。
ロイスと言えば、
先日亡くなったコヴィー博士と一緒に
フランクリン・コヴィー社を
立ち上げた人物。
そして、700億の国際企業に育てた起業家である。
実は、コヴィー博士とロイスは学生と
生徒という関係で最初に出会っている。
ロイスは学生としてコヴィー博士の授業を受け、
「この人と一緒に仕事がしたい…」
と思ったと言う。
関係性で言えば、
30年来のパートナーとかそんな関係になる。
そんな関係のコヴィー博士が亡くなってしまって、
彼はどんな心境なんだろうと、話を聞いてみた。
すると、彼は自分の心境よりも
コヴィー博士が生前どんな人物だったか?
という話を教えてくれた。
きっと、あなたの人生の役にも立つだろう。
そう思って、今日はこれをシェアさせてもらおう。
コヴィー博士はどんな人だったか、
1.Humble:謙虚であった
あれだけの大事業を成し遂げたにも関わらず、
コヴィー博士は非常に謙虚で決して偉ぶるような事はなかったという。
彼のビジネスの目的は有名になることではなく、
人助けであった。
だから、決して偉ぶらなかった。
面白い話を聞いたんだが、
ある、誰もが名前を知っている大企業での事。
コンサルティングが終わった後に
みんなでコヴィー博士を囲む
パーティーみたいなのが開かれた。
なのにコヴィー博士はたった
2,30分そこにいて、
その場を立ち去ってしまったという。
ロイスもその時は驚いたようだ。
後で聞いたところによれば、
「みんなにチヤホヤされるのは苦手だ」
という事だったという。
決して偉ぶらない謙虚な人格者だった事が
このエピソードからもわかる。
謙虚と言えば、
ビジョナリーカンパニーを書いた
ジム・コリンズかこんな事を言っている。
優れた企業を率いているリーダーは、
超カリスマというような世間のイメージとは逆で
非常に「謙虚」な人格の持ち主だと。
謙虚であるからこそ
成功してもおごらず
次のステージに行けるのだろう。
僕が個人的に思うのは
「自分は成功している」「自分はデキル」「オレはスゴイ」
と思った瞬間に成長はパタンと止まる。
そうならずに、常に成長し続けるためには
謙虚でなければいけない。
2.Spiritual:スピリチュアル
これは文化の違いがあるので
ちょっと日本人のわれわれには
真似できないかもしれないが、、、
彼は神を信じていた。
自分自身の個人的な事には
フォーカスしておらず
神の意志にフォーカスしていた。
神が自分に与えた仕事、
自分にさせたいことにフォーカスしていた。
彼は自分のやった仕事を「自分の仕事」とは思わず
「神の仕事」だと思っていた。
神が自分を通じてやらせた仕事であり
自分自身はただのボイスだとそう考えていた。
日本人的に言えば
彼は「天命」を信じていたという事ではないか。
天が自分に与えた仕事をやり遂げたと
そんな感じじゃないだろうか。
昔の人は天命を信じていた。
坂本龍馬なんてのはまさに天命を果たして
この世を去っていったというような印象が強い。
あなたの天命はなんだろうか?
考えたことはあるか?
3.Big Vision:ビジョン
もちろん彼は大きなビジョンがあった。
7つの習慣や第三の案で教えるような
「原則」を全ての人に教えたい
と強くそう思っていた。
そして、彼自身が、原則に生きる人であった。
自分の教えを一番、実践しているのが彼自身だった。
家族を大切にして
9人の子供と妻と毎週1時間
1:1で話ができる時間を取っていたという。
彼の息子が、お葬式でこのように言ったという。
「父はみなさんに原則を教えて、
公的な場所ではその原則を守っていたでしょう。
しかし、私的な、家族との場ではもっと原則に忠実でした。
これを誇りに思います」
今日、8月8日東京目黒の雅叙園にて、
コヴィー博士の追悼する会が行われるらしい。
時間があるなら、参加してみてはどうか。
-小川忠洋
PS.
僕のメンターであるロイスのことをもっと知りたいなら
ぜひこのプログラムに参加してみるといい。
初月は無料(送料のみ)でお試しできる。
http://www.nextleader.jp/8keys/REY/
今朝の、”神の仕事”を読んで、ふと連想しました。
先日、会いたかった人に会ってきました。ある方のセミナーに参加しました。そこで印象に残ったコトバ、「私が」という主語を封印する。”私が”でなく、”彼、彼女にとって”を主語にして考え、行動する。我を脇に置く。大いなる存在の意志を、我が肉体と存在を通して現生で実現する、その小さな一歩なのかと思いました。
ロイスさんの言葉~信頼できます!そして、それはコヴー博士とつながっているものでもあるのですね。謙虚であり続けることは、自分の意思でできます。自分で訓練できます。スピリチュアルであることも同様。ただし、これには努力なくして継続できないとも思います。基礎原則が変わらないなら、それをやり続けることが最も効果的がなことであり、人間の体質上、難しいことでもあるのでしょう。謙虚を貫き、信じるものを信じ続けた時、きっと真の成功者になれるのでしょうね!
ロイス氏ご自身も、悲しみとかそういうことではなく、師匠のご生涯を話された、といういかにも行動の人、という感じがします。そのようなご姿勢もコヴィー氏と似ているのでしょうか。
それに関して、謙虚だからこと偉業を成し遂げるのかというくらい共通して、いわゆる偉人は謙虚なものだと改めて感じます。
こちらでのご紹介は3項目でしたが、いずれの切り口からでも、「映画ができるのでは」、と感じるほどのご生涯であると見受けます。