日本語と英語を同時に学んでいくこと

(たいら、はな、せいじ、えれな)

from 杉本

次女の家族が、
日本にやってきました。

アメリカ人の夫が大学院を終えて、
就職した会社でのトレーニングや、
アメリカ本社でのプロジェクトをこなして、
日本語と英語のバイリンガルだということもあり、
任地が日本になりました。

初孫のたいら君(小学2年生)や、
妹の花ちゃん(幼稚園)、
またその下のせいじ君(4歳)、
そして末っ子のエレナちゃん(2歳)は、
英語と日本語の両方で育てられていますので、
両方とも、ちゃんとしゃべれるようになるのに、
時間がかかっています。

アメリカで孫たちが、
英語で、近所の友達と話しているのを聴いていると、
同じ年の子供たちより言語能力は低い状態です。

日本語も日本にいて、
同じ年の子供たちと話すと、
やはり言語能力は低い状態です。

母親も時々悩んでいるようですが、
もう少し時間が経てば、
大丈夫と励ましています。

とは言え、バイリンガルに育てるのは、
なかなか大変な努力がいるものだと、
つくづく思います。

日本語と英語の習得は、
相撲で言えば、
押し相撲同士の、押し合いのようなものだと思います。

アメリカに住んでいると、
友達の影響などで、
子供が英語を話すことが多くなるので、
日本語だと時間がかかって面倒と、
ついつい押されてしまうと、
日本語の習得はそれまでです。

1日に何回も「家では、日本語でしゃべってね」と、
繰り返すことになりますが、
親ががんばって、辛抱強く、
押しかえさなければなりません。

また、次女の家族が住んでいたミシガン州の、
日本からの駐在員家族を見ていても、
子供の日本語レベルに対する親の期待度の違いで、
同じ日本語を話す両親であっても、
子供のバイリンガル度に差が出るようです。

日本語は、「日常会話がわかればいいレベル」を期待するのか、
「仕事に使えるレベル」を期待するのかで、
おのずと親からの支援の度合いも、
異なってくることでしょう。

恐らく、大学に入るころまで、
長期にわたる、親の根気強いサポートが必要なのだと思います。

私は孫たちが、
大人になって、両方の言語を使いこなし、
両国の間に立って、
お役に立てる人材になってくれるよう、
心から願っています。

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杉本恵洋(すぎもと しげひろ)

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One thought on “日本語と英語を同時に学んでいくこと

  1. 当面少しばかり両方の言語能力が劣っても何も心配する事は無いと思います。 We can learn language, but we cannot learn instinct.と言われる様に言語を習得する上で最も大きな壁はInstinct、日本語で言うニュアンスです。 小さい時に二ヶ国語共これを身に付けておけば後は必要に応じて必要な時にその言語の能力を必要なだけ伸ばせば良いだけの事です。 成長してから語学を学んでもこの部分を身に付けるには相当長期間の訓練が必要です。 

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