失敗

起業家
小川忠洋

From:小川忠洋

失敗を怖がる人間は成長しない。
失敗を怖がる人間は仕事上、役に立たない。

人は、失敗を極端に恐れる生き物かもしれない。

いろんな人と話していてそう思う。

セミナーなどでお客さんと話していても、
会社で部下と話していても、そう感じる。

失敗を怖がると人はどういう行動をとるか?

答えは簡単だ。しかし、問題は深刻である。

失敗を怖がると人は、その行動を”避けよう”とする。

そして、ただ単にその行動から逃げるのではなく、
論理的に避けようとする。これが、たちが悪い。

論理的に避けると言うのは、
正当化しやすい行為に置き換えるということだ。

例えば、
グズグズ心配する・・・なんてのは、論理的じゃない。
だから、そんな事やってたら何やってんだ!って話で終わる。

でも、
ネットで調べてみる。
他人に聞いてみる。
事例を探してみる…

などなど、こういった行為は正当化がしやすい。
そして、やったほうがいい行為でもある。

問題は、バランスで、最終、どんな事も、
(特に僕がやっているマーケティング・セールスでは)
やってみないと、実際どうなるか分からない。

例えば、好きな人に告白するのに、
どんなに考えても、どんなに友達に相談しても、
どんなに相手の好みを調べても、、、
最終、言ってみないと分からない。

でも、言ったら振られるのが怖い。
だから、言わない言い訳を繰り返す。

ところが、現実には、
「失敗」なんてものは存在しない。

ただ、自分の行為の結果に対して
「失敗」とラベルを貼る自分がいるだけである。

「成功」も同じ。

尊敬する渋沢栄一氏がこんな事を言っていた。
「成功も失敗もこの世にない。あるのは経験のみ」

全ての経験は、学習につながるものである。

なので、失敗を恐れて行動しないのは、
学習しない・成長しないというのとイコールで
そんな人間は使えない。

言葉の節々にもこういうマインドは出てくる
「◯◯さんが言ったから、、、」
「◯◯にこう書いてあったから、、、」
なんて言葉がたくさん出てくるのは、
自分の発言への責任回避であって、
責任を回避する理由は失敗が怖いからじゃないか。

人間は、成功からよりも失敗からよく学ぶ。
全ては経験であって、それ以上でも以下でもない。

ダイレクト・マーケティング風に言えば、
全てはテスト結果であって、それ以上でも以下でもない。

ダメなのは、その経験を活かさずに
同じ事を何度も、何度も、繰り返すことである。

これは、学習・成長ができてない証拠だ。

成長したいと思っている人は、
どんどん経験をつんで、どんどん失敗するといい。

この考えはダイレクト出版内でも尊重されている。

つまりダイレクト出版のスタッフは、
事業に致命的なダメージを与えるような失敗でない限り、
どんな失敗をしてもいい。

メンツが潰れてもいい。
お金を多少、損してもいい。

なんでもいいからやってみればいい。

失敗するのが、早ければ早いほど、
成長も早い。失敗するのを怖がって、
失敗が遅ければ遅いほど、成長も遅い。

転んでみなけりゃ自転車には乗れない。
子供がどうやってバランスを取るか、
実際に自転車に乗る前に、調べるなんて事はしないだろう。

その点では、あなたが部下を持つ上司なら、
部下が失敗を恐れるような環境を作ってはいけない。

部下が自主的にやったことで失敗しても、強い叱責は禁物だ。
(イラっとくる気持ちは分かるがそれをそのままぶつけたら
チンパンジーと一緒である)
それより、何を学んだかを聞いてみて、
次はどうすればいいかを考えさせよう。

人生は短いので、
早いこと成長したほうがいいに決っている。

人生には、成功も失敗もない
あるのは経験のみ。

どんな経験をするかは、
自分次第だ・・・

ー小川忠洋

PS.

基本的に、人生には、失敗は存在しない。

あるのは成功する経験と学ぶ経験の2種類。

しくじった経験も失敗ではなく、学ぶための経験なんです。

ジェームススキナーもそう言っている。

http://www.jamesskinner.jp/JMS.php

12 thoughts on “失敗

  1. 最近は特に顕著になってきたけど。僕は、失敗してもやり直せば良いと常々思っていましたが、今回の内容で失敗でなく学ぶ機会だったと思えばもっと気が楽になりました。とりあえず命さえ取られなきゃやり直せると思います。

  2. 僕もそう思います。
    深いところから言うと、真我(真実の自分、超意識)はプラス意識しかなく、これが人を本当の目的の場所へ導いてくれる・・ こんな話を聞いたことがあります。
    僕なりの解釈で簡単に言うと、「無意識の本当の自分が経験したことがない事象を経験させ、限りなく成長させてくれる」と思っています。モノではないから限りないんですね・・きっと。
    怖いからと本当の自分の意に反して、経験することを拒み続ける結果、“経験させて成長させようとする本当の自分”が繰り返し同じ試練を与えると思います。つまり現実にいる自分は成長せずに立ち止まったまま。
    プラスの気持ちでいる限り、引き寄せた全ての事象を楽しく経験してみるのも悪くないんじゃないですか。たとえその一瞬は「不利益」と思えることでも、楽しみながら・・

  3. 実務でたたきあげた素晴らしいコメントです。みんなにどう思われるかと思うのが人情です。学ぶための経験ですね。貴社から購入したダン・ケネディのCDでアクションを増幅させていく話を聞いて勇気づけられました。

  4. チャレンジすることに失敗も成功もない、あるのは経験のみ。人は自身のもつ考えによって大部分の行動が左右されると思いますが、この考えを持って臨むのと”失敗”を恐れながら行動するのとでは大きな差が生まれると思います。今後も経験の為にアクションを起こしていきたいと思います。

  5. 自分的には 失敗を恐れずと思っていても、職場環境によっては難しすぎる事もあるもんだなあと感じる事はあります(笑)ので、せめてプライベートな部分でそのスキルを取り入れ練習し厚みのある人生にしてみたい。そうしている内に、公務員的職場にも陰湿風が違った風にと変化すると思うし小さき変化が見えてきている今日この頃です。何年か前には 「このまま人知れずこの世から居なくなりたい。。」と毎日思っていた自分も経験の一つとして取り込んでいます。自分の人生からは逃げられないもの。
     

  6. 詐欺にあったかもしれません…
    あっという間に250万の借金ができてしまいました(;-;)
    胃を押さえながら、これからどうやっていこうか
    考えていたところ、このメール。
    私にとっては、多少、ではない損失になってしまったけれど、
    しっかり学んで、今度は確実に成長します!

  7. 「我々は無限の可能性の場の中に生きている」と仰っていたジェームス氏を思い出しました。言い訳を引きずる程我々の人生は長くないと思いますし、学びから色々なアクションの幅を広げることの方が重要なんではないかと思います。なんでもいいからやってみます。今日もありがとうございます。

  8. 子どもたちには、「そこから何を学んだ?」「次は、どうしたらいいと思う?」辛抱強く聴くことができます。テストの成績を見ながら(苦笑)。自分にも、同じくらい辛抱強く、聴いてるかな…。繰り返し、繰り返し、問いかけます。

  9. 失敗なんて、怖がらなくていいのだと思います。最初のうちは、大きな失敗と感じるかもしれません。でも、それは、まだ自分が未熟なだけ。その失敗を抱えつつ、前進し続けたとき目の前に広がる世界が変わってくると思います。それに、失敗をしたくてできる人はたぶんいません。

  10. 離婚2回、会社倒産2回、裏切られた人数知れず。。。これも失敗ではなく経験か?・・・

  11. でも 結果 は違いますよ。 そして チャンス も限られてますよ。 トライすること のみは、ん?も肯定派ですが、全てが 経験 だ、というのは言いすぎじゃないでしょうか。 そして 時間 も有限です。その辺りどうお考えですか。 80歳になって、結果 の伴わない人生を送ったとしても、 「あぁ、いい経験をした人生だった、おれは失敗していない」 と言えますか。

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