上司の方は注意!

起業家
小川忠洋

From:小川忠洋

もしあなたが、子供の親であったり、
部下を指導する立場だったり、
あるいは、何かを教える立場なら、、、
今日の記事は注意して読んでほしい。

これは実際にあった本当の話である・・・

++

ある学校で、生徒を実力別に分けるための
試験が行われた。しかし、この時手違いで、
テストの結果、

・成績の悪い生徒達
→成績の良いクラス

・成績が良かった生徒達
→成績の悪いクラス

という振り分けをしてしまった。

つまり、まったく逆のクラス編成に
なってしまったわけだ。

その結果、、、

なんと1年後には、その間違ったクラス編成
どおりの成績になってしまったのだ。

つまり、それまで成績の悪かった子供達の成績の方が、
成績の良かった子供達を上回った。

++

これは、有名なピグマリオン効果のお話。

だけど、一体どうして
そんな事が起ったのだろう?

きっと僕が想像するに
こんな感じではないだろうか?

成績の悪い子供達を受け持った先生は、
「この子達は成績優秀な子ども達です」
と言われて受け持った。

実際に授業が始まると、
当然のことながら子供達の理解度は低い。

そこで、先生はあれ?と思いながらも
こう思ったはずだ。

「この子達は優秀なんだからできるはず」
「ひょっとしたら、自分の教え方が悪かったのかも?」
「今日は、ちょっとみんな調子が悪かったのかな?」

そこで、自分の指導方法の改善を試みたかもしれない。
何より、「この子たちはできるはず!」という確信を
もって接していただろう。

そして、その結果本当に子ども達の成績が伸びた。

子供の親として、あるいは、部下を持つ
一人のビジネスマンとして、最も大切なのは
イメージである。

自分の子どもや自分の部下を、どう思っているのか、
どういうイメージを持っているか?

それが、指導をするときに最も重要なポイントだ。

「あいつは仕事ができない」
「この子は勉強が苦手」
「どうして、いつも失敗ばかりするんだ」

そのようなイメージを抱きながら
何かを教えたり、指導したりしても
成果はかんばしくないだろう。

そんなとき、我々は、
どうしてコイツは、、、
どうしてこの子は、、、
と相手のせいにしてしまう傾向がある。

しかし、本当は、相手よりも
自分自身の方が、大きな責任を持っている
のかもしれない。

「ダメな生徒なんていない。
ダメな教師がいるだけだ。」

誰かがこんな事を言っていた。
あなたはこの話し、どう思うだろうか?

ー小川忠洋

PS:あなたが優れた上司になりたいなら
このDVDを通じて学ぶのが絶対にオススメだ。

http://www.nextleader.jp/the7habits/freebook/

7 thoughts on “上司の方は注意!

  1. 教育者として常にそれを意識しています。
    日本の教育者、東井義雄さんの「心のスイッチ」という
    すばらしい詩があります。
    それも、教育者として、親として、上司として
    心に持っていたい言葉なので、オススメですよ。
    興味のある方はこちらに紹介しているのでどうぞ
    →http://sya823.blog.fc2.com/blog-entry-46.html

  2. ジグ・ジグラーさんの成功法則にもある効果と思われますが、潜在意識に植え付けたことが、その人の行動と意識の指針となり、将来そうような人になる可能性が「大」ということですよね。大人から子供へ、上司から部下へ素直に褒めてあげることを実践したいと思います。また、自分たちも含め全ての人が良心に基づく将来への現実味のある良いイメージを常に心がけられたら、きっと世界も変わってゆくのでしょうね。

  3. そうですよね。「教える側の思い込み」には注意が必要ですね。私は「学生の側の自己イメージ」の問題もさることながら、「教える側の持つ学生のイメージ」の方がよっぽど怖いと思っています。証明は難しいと考えていたのですが、わかりやすいエピソードがあって、これで同僚とも話しやすくなります。ありがとうございます。

  4. ダメな子供→たまにいる。
    ダメな教師→たまにいる。
    ダメな親→掃いて捨てるほどいる。

    これが実感です。

  5. これ、もともとあまり差がない集団だったのでしょう。実際は遺伝などによる生まれつきと、大人になるまでの学習で、ほとんど能力は決まってしまっていますので、この調査はかなり特殊な条件でしか成り立たないでしょう。遺伝で勉強やスポーツの能力は決まるという研究結果もあるわけで、「やればできる」式の考えは危険です。できないのは努力が足りないから、だといって無理強いすることにつながると思います。

  6. 9月10日から近くのスーパーでアルバイトをし始めました。
    私の配属は、裏方。お肉を唐揚げなどの大きさに切ってトレーに並べて詰めたり、ミンチにしたりするのが主な作業です。
    様々なことで、とても勉強になります。
    記入すれば、原稿用紙五枚くらいすぐくるくらい(笑)
    ここでも、指導者により教えてもらう側の能力がいかに引き出されるかも学べます。
    もくもくと作業しながら、一緒に作業している人や私自身も、じっくり観察しています。
    そして、やはり、指導者の指導力により、作業者がイキテいくと思いました。
    そして、教えてもらう側も、指導者の気持ちがわかっている方が、何かと気分的に楽だったり、コミュニケーションがうまくできたり、作業がスピーディーに進んだりします。
    下の気持ちになるために、時々、自分をその位置に置いてみるのも大切ですね!

  7. ソースがあいまいだと感じました。
    いつもこの手の記事は、どこの論文・研究かを明示しないのですがどうしてでしょうか。
    読み手が確認できないソースを前提にして思考したことを発表されても私は腑に落ちないというか胡散臭さや違和感を感じてしまいます。

    この記事で言えば、手違いでクラスが逆になったとしても、教師や周りの者が1年間も気づかずにそのままの状態であることなどないでしょう。

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