from 杉本
ある外資系企業で、
トレーニングの統括をしている頃、
最も大事な職務は、
マネージャー層を、
育てることでした。
ほとんどのマネージャーは、
優れた部下だったので、
マネージャーに抜擢されています。
しかし、優れた部下が、
いつも優れたマネージャーになれるとは、
限りません。
マネージャーには、
いつも悩みがあります。
マネージャーは部下に関して、
どんな悩みに直面しているのか。
ある調査機関が調査したところ、
ほとんどの悩みが、
コミュニケーションの問題だった、
ということです。
「部下が目標に対して主体的に関わらない」
「指示したことが2~3日しか続かない」
「部下が自分の関心のある仕事しかしない」
などなど。
そこで、
「部下をマネジメントする秘訣は?」
と聞かれて、
ある人は、
こう言いました。
「『こうしろ、ああしろ』と言う代わりに
『どうしたらいいと思う?』という質問をする」
「返ってきた答えには『だめ』と言う代わりに
『素晴らしい』と称賛してあげる」
「この二つだけを意識し、
部下の話を「聴く」ことから始めるのです」
「どうしたらいいと思う?」と、
質問をする目的は、
「部下を正しく理解すること」にあります。
部下が持っている、
考えや思いを理解する、
ということに加えて、
部下がうまく表現できない考えなども、
上司が部下に対して、
効果的に質問することで、
部下の思考を整理してあげられます。
部下は思考の整理だけではなく、
自分で考えることで、
自発的に、
問題を解決しようとする習慣も、
身につきます。
また「素晴らしい」と、
称賛する目的は、
「良い行動を習慣化すること」にあります。
人間は誰でも、
「 認められたい」という、
強い欲求を持っています。
良い行動を称賛されると、
それを繰り返そうとするものです。
愛情をもって称賛することで、
部下の行動の変化を、
促すことができます。
そうすると、
職場の雰囲気が変わってきます。
徐々に、
職場のお互いを、
認め合うようになります。
今までは許せないと思っていたことが、
「違い」として、
受け入れられるようになっていきます。
また「マネジメントする」ということは、
とりもなおさず、
「一人一人を見て、
それぞれに違った動機付けをする」
ということです。
マネージャーは支配者ではなく、
教育者であるという考え方を、
持つ必要があります。
「マネジメントの仕事ぶりとは、
主として明日に備えて、
優れた仕事をすることを意味する」
部下を次のマネージャーとして、
育て上げることは、
マネージャーの最も大切な仕事です。
育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−
杉本恵洋(すぎもと しげひろ)
PS.
まずは自分を受け入れることで、
他人を認められるようになります。
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凄く納得のいく、しかも直ぐ実行できる内容がわかりやすく書かれていました。私の新年度にむけての目標がはっきり見えてきてとても良かったです。
どうやって人と関わればその人が生き生きしてくるのか、ワクワクしてきました。