from 杉本
「あんたは神経質なタイプやな〜」
これは、あるとき、以前勤めていた会社で、
上司が自分の部下に言った言葉です。
仕事で、相手に成長してもらいたいとか、
良い成果を得させてやりたいと
思うとき、
うまくできているのに、
それを自覚していないときや、
うまくできないけど、
その理由を理解できていないときなどに、
相手に対して、
フィードバックを、与えようとする時があります。
フィードバックとは、
理想の状況と、現状のギャップを、
正確に伝えてあげること
とも言えます。
「あんたは神経質なタイプやな〜」は、
相手に、どうしたら良いかを、
教えてはいませんし、
恐らく、相手は傷つくのではないでしょうか。
この言葉は、
「7つの習慣」的に言いますと、
人に「レッテルを貼る」行為です。
コミュニケーションに、何の役にも立ちません。
相手の信頼残高を、
ただ減らすだけです。
正しいフィードバックを与えるためには、
相手を、正しく理解しなければなりません。
相手を、正しく理解するためには、
相手の話に、耳を傾けねばなりません。
第五の習慣「理解してから理解される」で学ぶ
「感情移入の傾聴」という原則です。
「聴くことは私たちを強くする。
自分自身について、
私が学んだことの一つは、
私は問題解決の場面で、
性急になりがちだということだ。
人の意見を聴く代わりに、
私は直ちに問題の解決を図ろうとしていた。
他人は、価値ある意見を、
与えてくれるものだから、
よく人の意見を聴くことが、
私をよきリーダーにする、
ということを、学ばなければならなかった」
これは、最高経営責任者として、
化粧品のエイボン社を、見事に立ち直らせた
アンドレア・ユン女史の言葉です。
もう一つ、
コヴィー博士の言葉も、ご紹介します。
「あなたが他人に与えることができる
最も素晴らしい贈り物の一つは、
彼らが決して気づかない盲点に、
建設的なフィードバックを、与えることである。
言いにくいというだけで、
言うべきことを言わないのは、
ひどい仕打ちに値する。
正直で的確な、フィードバックを与えられるように、
十分な配慮をすべきである」
育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−
杉本恵洋(すぎもと しげひろ)
PS. 第五の習慣「理解してから理解される」は人間関係構築の極意です。
この原則を学ぶことが、社会での成功を確かなものにすると、私は確信しています。
http://www.nextleader.jp/the7habits/freevideo_15/
無神経な上司の言葉に傷ついた人は多くいることでしょう。「聴く」ことは大切なことですが、時には半面教師としてとらえ自分を追い込まない方がいい場合もあります。私も自分に甘くて部下に厳しい口先上司の希望的指示は実際にその方向性でまとめることができますが、
「お前できるのか?」と思うことが多々あります。ただ、そういう上司はその上からも部下からもけして信頼されません。そしてそのようなつまらない上司の影響でも悪くとらえて自分を落とすより、それでもポジティブにとらえて自分を成長させた方が得策だと思います。
「あなたは、~な人だ」というYOUメッセージ。YOUメッセージで指摘されると、傷つきます。ただ、そこから学んだことは、「あなたは、そう感じたのね」というワンクッション置いた受け止め方。あなたの感じ方=事実、とは限らない。
私たちは、ついつい「相手は、~な人」とレッテルをはって、勝手にイライラしがち。。。
私たちは、常に、どんな人からでも学ぶことができる。「この人から学べることは何だろう???」興味関心を持って、謙虚に聴きたいと思います。
確かに、尊敬もしていない・できない上司や他者から、その人自身に説得力がないのに「@@さんて、~~だよね」と、言われると、「おまえなんかに分かるかよ!」ってなりますね。その人自身の固有のせま~い枠に無理やりに押し込まれるようで、私は、そういう価値観自体に本当に腹が立ちます。発言者は、自分が理解できる範囲での限度枠に無理に押し込めて、発自分自身を納得・安心させようとしているような感じもし、こちらとしては、ありもしないリミッターを勝手にかぶせられて無意識に足を引っ張られているような感じもします。
実際、深層心理では、人の足を引っ張っているケースが多いのではないでしょうか。
そして、思いやりがある人、愛がある人、よく分かっている人、というのはそういうことを言わないし、そういう言い方をしない気がします。指摘するのでも、なんか違う気がします。
自分自身が、人に対してそういう言い方をしないように、よくよく気をつけたいと思います。
また、そういう言い方をする人ばかりがいる環境にいて、なんかいやだなあとずっと思っていたので、何がいやだったのか今よく分かり、自分は馬鹿にされていたんだな、いうことがよく分かりました。私は、今後、人を限定する人=人の可能性を勝手に限定する人、そういう表現を平気で使える人=他者への尊重がない人、とは一切付き合いたくない、です。この表現はそれをとてもよく教えてくれていると思います。今後はそれを一つの目安というか参考にしたいと思います。とても参考になりました。ありがとうございました。
杉本さん 誰かにも話したのですが どうしても超えれないものがあって相手にも悪い事してるんだろうなあと思っています。でも行動できないんです。私にとってはとても勇気がいるようです。コビイ博士の言葉のなかに言うべき事を言わない事はひどい仕打ちだとありましたが本当のことを言ったとして相手の反応が怖いですね。自分がかわいいからだと思いますががっかりされるのもいやだし。全然建設的ではないですよね。早くそういう関係を無くせるようにしたいです。やっぱり勇気かなあ。
「あなたが他人に与えることができる
最も素晴らしい贈り物の一つは、
彼らが決して気づかない盲点に、
建設的なフィードバックを、与えることである。
言いにくいというだけで、
言うべきことを言わないのは、
ひどい仕打ちに値する。
正直で的確な、フィードバックを与えられるように、
十分な配慮をすべきである」
ありがとうございます♪
私のブログでもご紹介させていただきます♪
いつも心に響く言葉をご紹介いただき、ありがとうございます。感謝しています。