未来の自分が、今の自分を見る

孫と水辺で2

from 杉本

「ビジョン」を持つとは、
ある意味、
近い将来の自分の姿を見るということです。

しかし、
未来に向けて、
明確なビジョンを持っている人は、
多くありません。

また、一度ビジョンを、
描いてみることを、
したとしても、
それだけでは、
十分ではありません。

あるプロゴルファーが、
とても興味深いことを、
言っています。

「ゴルフで大事なのは、
イメージなんです。」

「スイングのイメージ、
ボールを目的に向けて運ぶイメージが、
毎回必要なんです」

それと同じように、
たとえビジョンを創っても、
一回限りでは、それがどんなに鮮明で、
すばらしいものであったとしても、
次の日には、その大半を、
忘れてしまいます。

次の日にまたビジョンを再現させ、
より細部にわたって、ビジョンを構築する。

そのまた次の日も、ビジョンを描き、
より鮮明にする。

やがて、象徴的な言葉やヒントで、
そのビジョンを
すぐに呼び出せるようになるまで、
ビジョンを創り続ける必要が、
あるのです。

それはちょうど、
コンピューターのデスクトップに、
「アイコン」を置き、
それをクリックすれば、
いつでもほしい情報を、
引き出せるようにするのと同じです。

ビジョンには力があります。

ビジョンを効果的に用いるためには、
一回限りではなく、
ビジョンの創造を、
継続する必要があります。

また、自分が本当に実現したいと欲すること、
可能性が広がるもの、
そのビジョンを思い浮かべるときには、
わくわくするようなものが、
好ましいのです。

自分で何度も、
「ビジョン」について、
質問してみましょう。

「3年後、今と一番大きく違うところは、
何だと思いますか」

「自分との関係はどうなっていますか?」

「今やっていることへの興味の度合いは、
それぞれどのくらいですか?」

「そのときには、
健康のためにどんなことをしていますか?」

このように、さまざまな角度から、
質問をします。

ちょうどキャンパスに絵を描くように、
ビジョンを、どんどんハッキリさせていきます。

ときどきは、
その中の一つに焦点を絞って、
より具体的にします。

3年後、5年後のビジョンがハッキリしてくると、
今の行動に変化が起こります。

3年後、5年後の自分から、
今を見るという「視点」が生じるのですから、
今取っている行動は、
そのビジョンにつながるかどうか、
という判断が働きます。

今を生きるために、
自分の将来を、見る必要があるのです。

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)

PS.
ビジョンを具体的な作り方は
「7つの習慣」から学ぶ事ができます。
http://www.nextleader.jp/the7habits/movie/

One thought on “未来の自分が、今の自分を見る

  1. 4年前、未来のビジョンを描くということを知り、半信半疑で描いたビジョンが、少しずつ実現しています。意識するとしないに関わらず、心に強く思い描いたビジョンを、人は実現している。。。
    この数年の変化は、自分一人では起こせなかったと思います。ビジョンを描き続けるサポートにコーチをつけ(あいまいな部分を質問されることで、細部が明確になります)、歩いてきたこの数年。行動を起こしつつ、変化を創り続けてきた。自分を信じて、行動を続けます。

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