名作「トムソーヤの冒険」に
こんなエビソードがあります。
ある日、トムは、
ポリーおばさんに
塀のペンキ塗りを
言いつけられます。
当然、おもしろくない
仕事です。
しかし、トムは、
機転を利かし、
この状況を劇的に
変えてしまうのです。
トムは一体何をしたのかというと、、、
楽しくてたまらない
フリをしたのです。
そう、実際に楽しかったわけではなく、
いかにも楽しそうにペンキを塗って、
このペンキ塗りという単調で
つまらない仕事が、
“楽しくてたまらない”というフリをしたのです。
そして、
友達にこうやって話します、、
「これが雑用だって?
塀を塗る仕事なんて、オレたちみたいな子どもが
そうそう毎日やらせてもらえるもんじゃないだろ」
と。
この話を聞いた子どもたちは
どう思ったでしょうか?
そう、塀のペンキ塗りという仕事を
やってみたくなったのです。
そして、、、、
トムの友達は、
ペンキ塗りをさせてもらうために、
トムにお金を払い始めたのです。
さらに、その友達は、
最初から「ペンキ塗りがしたい!」
という気持ちで取り組んでいるので、
実際に、楽しみながら、
子どもにとってはなかなか体験できない
その”貴重な”仕事に取り組んでいたのです。
逆転
トムの機転によって、
1つの出来事に対して、
2つのまるっきり反対の
解釈が発生したのです。
・つまらない仕事→楽しくてしかたない仕事
・お金をもらってやる仕事→お金を払ってでもしたくなる仕事
恐ろしいほどの
逆転現象が起こっていますよね。
トムは、たった1つのアイデアを
思いつき、それを伝えたことで、
自分自身の状況を一瞬にして
劇的に変化させたのです。
その解釈は正しい?
最初に持っていた思い込みによって、
いつまでもそれに縛られ続けてしまうことがあります。
・勉強は難しい
・仕事はきつい
・恋愛はツラい
・お金持ちはずるい
・年を取ると疲れやすい
などなど。
しかし、その思い込みによって、
別の可能性が見えなくなってしまっている
ことがあるかもしれません。
物事には、いろんな見方や
解釈を持つことができます。
これまで、ネガティブな捉え方を
していたモノがあるなら、、、
いちど、違う角度から、
見なおしてみてはいかがでしょうか?
ー飯村匡博
P.S.
英語は難しい
という思い込みを持っている人は、
ぜひ、このDVDをみてみてください。
きっと、新しい発見がありますよ。
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思い込みが自分を制限し、思い込みが自分を解き放つ。面白いですね。リアルな生活で実験を続けます。
物事は考え方一つで変化させる事が出来る!!
貴重な学びをありがとうございます。
今日は、なぜかトムソーヤのこの行為が胸に喰いこんできました。ググッと。自分は第一印象が悪かったモノ、出会いのタイミングの悪かった(としか言いようがない)人との関係やそのモノに対する自分の意識を変えることが、どうやら とても苦手なようなのです。・・・苦手意識を持ってしまった事を克服することはもっと苦手です。ヤル気はあるし、努力はしているつもりなのですけれど。。。トムソーヤのように無邪気に(実は、インテリジェントに)楽しく自分の立ち向かう世界を変えてみたいと思います。ありがとうございました。