政治経済

吉永賢一

吉永賢一です。

ぼくは、

「今の時代、『ビジネスを構築する力』を
持つことが大切になる」

と良く言ってます。

これは、リーダーシップとつながることでもあるんですが、
「ビジネス」なんて言っても、
必ずしも、大規模でなくていいんです。

というか、規模は、あまり大きくなくてもいい。

そういう、「小さいけど深いニーズや欲求や興味」というものを拾い上げて、
自分自身の関心もあるところで、やるべきだと思うところで、
やりたいと思うところで、ビジネスを構築してゆく。

そういうことができる力が重要で、
そして、小さい規模で「作れる」「作り方がわかる」
ようになれば要領がわかってくる。

規模の大小よりも、「ビジネスを構築する」っていうことは
どういうことかの一連の流れを体得していることが重要。

こういうお話を無料面談でも何人かにしました。

(そして、具体的なお話を一緒に考えながら進めていったりも
しているわけです。)

それで、こういうことを思いました。

高校生用の科目に、政治経済っていうのがあるんです。

この間、真っ裸の吉田さんが家に来たときにも話したんですけれど、
高校で「政治」っていう科目を習って、
政治力がついた高校生って、見たことないよねって。

アイツ、会社の中でやたら政治力発揮しているんだけど、
聞いてみたら、高校で「政治」を選択したんだってさ
なんて話を、聞いたことがない。

アイツ、やたら経済力あると思ったら、
高校で「経済」取ってたんだって。俺も選択しておけばよかったよ
こんな話も、聞いたことがない。

アイツの倫理はすごい、人としての生き方が尊くて、
俺は感動したよ。聞いてみたら、高校で「倫理」取ってたんだって
なんて話も、聞いたことがない。

これって本当は、おかしいことです。

で、あまりみんな、はっきりと「おかしい」とは言わない。

たぶん、それは、優しいか、弱気だからか、あきらめているか。

「看板に偽りあり」

っていうのを、堂々と、偉そうに、
そこら中でやっているっていうことです。

あまりにも偉そうなので、弱気な人は呑み込まれて、
自分を見失っている。

「偉そうパワー」おそるべしって、思います。

それで。

政治を学ぶなら、政治力つけたいよね。

経済を学ぶなら、経済力つけたいよね。

これって、ぼくは当たり前だと思います。

だから、もし、その「当たり前」を実践できる先生がいれば、
人気が出るに決まっている。

ましてや、それを楽しく興味深くできれば、
すごく人気が出るに決まっている。

こういう感じに、世の中は道理で動いている面があり、
各種の「偉そう」の強さでねじまがっちゃった「自然」を
「自然」に直してゆくのが、ぼくの大切な仕事だと思っています。

今のふつうの学校のカリキュラムだと、
小中高って学んで来ても、「ビジネスを構築する力」なんて
伸びません。

自分の頭と身体を良くしてゆく栄養の摂り方もわからない。

健康になったり、強くなったりするための身体の造り方もわかりません。

もちろん、経済って科目もあるし、
家庭もあるし、体育もあります。

だけど、それが、あんまりみんなの人生の基盤になっていない。

当然、中には良い先生がいるはずで、

「○○先生のおかげで、私の人生の重要な基盤となる知識を得ています」

っていう場合もあると思いますが、
大多数は違います。

それで、人は本当は「学びたい」んだと
ぼくは思います。

そして力を伸ばして、
せっかく生まれてきたんだから、
この世界で役立ち、喜ばれる自分になりたいんだと思います。

何が言いたいかというと、

学んだら、何かの「力」が伸びるんだということ。

これは、分類するなら、「勉強法」に関することです。

「力」が伸びていないなら、
何かがおかしいって、気づきましょうよっていうことです。

学んだら、「力」が伸びて、
可能性が広がったことを実感できなければ、
おかしいんです。

あなたは、どんな力をつけたいですか。

その力は、伸びてますか。

どうすれば、その力を伸ばすことができますか。

そして、どうすれば、その力を、世の中に活かすことができるでしょうか。

よく、「自分本来の生き方が重要だ」とか、
「私たちの人生は、真っ白なキャンバスに、
自分で絵を描いてゆくようなもの」
とか言います。

ぼくも、そう思います。

でも、大多数の人は、何かで傷ついていたり、
エネルギーが落ちていたりして、
こういう話を真に受けることができないわけです。

「あー、きっとひょっとしたらそうかもね」
とは思っても、本当に自分の人生に「参加」して、
それを創り出そうとまではしない。

「創り出す」のも小さなことから練習すれば
いいんです。

明日の予定が実行できない人は、
次の5分の予定を立ててみる。

で、その5分にチャレンジしてみる。

何事も、一歩一歩です。

そして、「新しい現実を創り出す」力を自分が持っていることを
確認して、その力を育てる。

「ある」って確認してから、「育てて伸ばす」のが順序です。

はじめに「ない」って認識しちゃうと、
育てられることを否定することになるから、
伸びにくくなる。

0とちょっとの差は、本当に大きいです。

「ない」と「ある」では、別世界です。

住んでいる世界が変わります。

白いキャンバスに描くって、
ぼくは背景が本当に「白」かに疑問はあるけれど、
でも、「描ける」とは思っています。

背景があったって、そこにさらに描いていって、
美しい作品にすればいいじゃないか。

どんな色の背景ができていたって、
そこから美しい芸術作品にできるはず。

だから、これまでの人生でいろいろあったっていいんです。

いろいろあるのが自然です。

そこに、「描く」っていう主体的なことをしないで、
絵の具がこぼれるままみたいにしている。

それは、ぼくが言う「自然」と違います。

それって、たぶん、「生きている」っていうことにならないから、

なんか生きている感じがしない。

実際「生きている」んだから、
生きているように生きることが
自然なんだと思います。

自分の絵筆を入れるんです。

生きているように生きて、
意識の力で美しくしてゆく。

美しいって何かっていうと、
自分の中にある「本当の自分」っていうものを活発化させて、
それが自分の古い殻を脱皮して、
新しく生まれ変わってゆくのが美しい。

こういう感覚があるから、
蛹から脱皮して蝶が出てくる写真に、
人は感動したりするのではないでしょうか。

器用な人は、その器用さを活かして
すごいことをすれば美しいし、
不器用な人も、それを乗り越えてゆく姿っていうのは
美しいんです。

そして、乗り越えてきた歴史っていうのを、
きちんと人は感じ取れるから。

さっき、ビジネス構築について書いたけど、
今ヘタでも、そこを乗り越えるためにがんばって、
そして乗り越えて、「自分のなりたい姿」を
実現しようとしている姿は美しいんです。

もちろん、「自分のなりたい姿」の掘り下げが浅すぎて、
自己中心的な欲ばかりが前面に出ていると、
さほど美しくはありません。

絶対値で美しいかどうかが決まるんじゃなくて、
どっちに進んでいるか、実際に動いているか(前進しているか)が
重要だということです。

そして、「前」っていうのは、
みんなの幸せが増える方向であり、
この地上の世界が、より良い世界になるっていう方向です。

100でも100で止まっている人と、
1だけど2になろうとして進んでいる人とでは、
後者の方が美しい。

これは綺麗ごとじゃなくて、
多くの人が実際に持っている感性で、
現実の話です。

前に進もうとしてる姿が美しい。

だから、才能や遺産に溺れているっていうのには、
人はあまり美しさを感じない。

はじめできなくても、それをみんなのために
がんばって乗り越えてきたならば、
はじめからできて、そこで止まっている人よりも美しいんです。

この意味で、美と挑戦には
とても関連がある。

美に向かう努力は、
それ自体が美しく、
「美」というのは、ナルシシズムとは異なります。

生きている感じがするかしないか、
それを感じる力が残っている人は、
ぜひ、「生きる」ようにしましょう。

それを感じることもできないくらい落ち込んじゃった人は、
まず、エネルギーを回復させることから。

もう、生き生きしている人は、
さらに勉強して、経験して、もっと輝きましょう。

ぼくも、さらに前進してゆきます。

吉永賢一

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6 thoughts on “政治経済

  1. エラそうパワー恐るべし。本当ですね。誤魔化されてる。
    自分の人生に対し、自分に力があることが分からず、ピンボールのようにはじかれて動いていた時期が長かったです。実は、エンジンもハンドルもあって、自走できるんですよね。
    目的地も自分で選ぶことができる。ようやく、わかりかけてきたこの頃です。

  2. 偉そうパワー恐るべしですが、恐ろしくても一人では非力だと思います。恐るべしは、偉そうパワーが大群になった時。世の中間違っていても数が多いと通ってしまう。でも間違っているのはどうしても肯定出来ない。吉永先生、間違いを正して人間が自然にあるべき姿に戻して下さい。賢い人の使命だと思って期待しています。

  3. ちょっとびっくりしました。なんとも深くて。。。美しく生きるってそういうことかって。
    勉強になりました。

  4. ゲシュタルトの祈り

    私は私のために生きる。あなたはあなたのために生きる。

    私は何もあなたの期待に応えるために、この世に生きているわけじゃない。

    そして、あなたも私の期待に応えるために、この世にいるわけじゃない。

    私は私。あなたはあなた

    でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なこと。

    たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいこと。

    おもいっきり、生きたらいい!

  5. 小さな事でいいから、前進していく事の大切さを学びました!

    貴重な学びをありがとうございました!

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