ダメな部下?

ogawa02

From:小川忠洋
大阪のオフィスより、、、

もしあなたが、子供の親であったり、
部下を指導する立場だったり、
あるいは、何かを教える立場なら、、、
今日のメルマガは注意して読んでほしい。

これは実際にあった本当の話である・・・

++

ある学校で、生徒を実力別に分けるための
試験が行われた。しかし、この時手違いで、
テストの結果、

・成績の悪い生徒達
  →成績の良いクラス

・成績が良かった生徒達
  →成績の悪いクラス

という振り分けをしてしまった。

つまり、まったく逆のクラス編成に
なってしまったわけ。

その結果、、、

1年後には、その間違ったクラス編成どおりの
成績になってしまった
のだ。

つまり、それまで成績の悪かった子供達の成績の方が、
成績の良かった子供達を上回ったということ。

++

これは、有名なピグマリオン効果のお話。

だけど、一体どうして
そんな事が起ったのだろう?
多分、こんな感じだろう。

成績の悪い子供達を受け持った先生は、
「この子達は成績優秀な子ども達です」
と言われて受け持った。

実際に授業が始まると、
当然のことながら子供達の理解度は低い。

そこで、先生はあれ?と思いながらも、
こう思ったはずだ。

「この子達は優秀なんだからできるはず」
「ひょっとしたら、自分の教え方が悪かったのかも?」
「今日は、ちょっとみんな調子が悪かったのかな?」

そこで、自分の指導方法の改善を試みたかもしれない。
何より、「この子たちはできるはず!」という確信を
もって接していただろう。

そして、その結果本当に子ども達の成績が伸びた。

子供の親として、あるいは、部下を持つ
一人のビジネスマンとして、最も大切なのは、
イメージである。

自分の子どもや自分の部下を、どう思っているのか、
どういうイメージを持っているか?
それが、指導をするときに最も重要なポイントだ。

「あいつは仕事ができない」
「この子は勉強が苦手」
「どうして、いつも失敗ばかりするんだ」

というイメージを抱きながら、
何かを教えたり、指導したりしても
成果はかんばしくないだろう。

そんなとき、我々は、
どうしてコイツは、、、
どうしてこの子は、、、
と相手のせいにしてしまう傾向がある。

しかし、本当は、相手よりも
自分自身の方が、大きな責任を持っている
のかもしれない。

「ダメな生徒なんていない。
 ダメな教師がいるだけだ。」

誰かがこんな事を言っていた。

ー小川忠洋

PS:

僕にとって最高の教師の一人は、彼だ。
http://www.0stresslife.com/zrl/

9 thoughts on “ダメな部下?

  1. 「ダメな生徒なんていない。ダメな教師がいるだけだ。」
    その言葉、以前にもみかけたような。
    でもその言葉を自分の物にできていませんでした。
    改めて自分の目の前の出来事に自ら責任をおえるよう、在り方を見直さなければ。

    今回も良い気づきをありがとうございます。

  2. おっしゃる通りですね。気をつけます。
    相手にどのようになってほしいか、相手がどのようになれるのか、
    教える側が、相手のあるべき姿のイメージを持って、
    そのあるべき姿に対して接するようにすればいいのでしょうか。

    相手がすんなり受け入れてくれるようなあるべき姿であれば、早く効果が出るし、
    相手がなかなかその気にならないようなときには、時間がかかるんでしょうね。

    という事は、自分に対してもそう、という事かな…。
    まずは望ましい姿を明確化する事が大事、ですね。

  3. H.N
    それは理想でしょう。小学生では大差が無くても社会人にもなれば得意不得意はあります。
    不得意なものをいくらやれといっても、出来ないものは出来ない。
    本人の出来るものをさがしてやらせるべきでしょう。
    もし本人の能力を生かせる道がその会社になければ、他をさがしてもらうしかありません。

  4. 使えない部下など存在しない、あるのは部下を上手く使えていない状況だけ。

  5. 自分が窮地にいると、とかく、回りの人や家族のせいにしがちです。絶対にできるという確信は、他人を伸ばし、自分も伸ばすと、頭で理解していても、なかなか実行できないで、つい言い訳を考えてしまいます。今回の実話は、なんだか怖いような話です。自分の日常を考えさせられました。ありがとうございます。tacchi

  6. 今回の話は、大変貴重だと感じました。私は、社労士で月に1度お客様にニュースレターを発行しているのですが、この話を使わせていただきたいと思いました。ぜひ、よろしくお願いします。もちろん、出所元は明らかにさせていただきます。

    1. 玉田様いつもご購読ありがとうございます。
      ネクストリーダーサポートチームでございます。

      お話に共感して頂きありがとうございます。
      出典を記載して頂ければ、使って頂いて結構です。
      是非とも共有して頂ければ嬉しく思います。
      宜しくお願い致します。

  7. 本当にその通りで、子供が所属していたサッカークラブのコーチや前職の上司がその典型でした。「あいつはダメだな。」が口癖で、それを聞くたびに「ダメなのはあんたでしょ!」と反発を覚えました。当然、彼らは指導者としての結果も残せず。
    相手が子供であろうと部下であろうとチームメイトであろうと、結局は、相手にたいする尊重や、一人一人の尊厳をリスペクトする姿勢なしに、何かを為すことなんてできないんじゃないかと思っています。

  8. 大切な事は相手の可能性を信じる事!
    きちんと向き合う事ですね!

    指導する際に十分に注意します!

    貴重な体験をありがとうございました!

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