ダイビング講習に行ってきました。

吉永賢一

吉永賢一です。

先日、ダイビング講習に行ってきました。

都内のジムのプール講習です。

行く前は、ちょっと義務感があって、

「だって、これ行かないと、
資格取れないし・・・」

みたいな感じだったのですが、
行ってみたら、メチャ楽しかった!!!

ということで、
相当いろいろな気づきを得ました。

記憶がフレッシュな内に
お伝えしたかったので、
さっそく、こうして書いてます。

「経験が広がる」っていうことは
本当に本当に大切なことだなー

と、またまた、痛感しました。

1日で一気にやるタイプの講習だったので、
午後2時半くらいから、
午後8時くらいまで習いました。

身体は疲れたけど、
楽しかったし、緊張していたので、
時間があっという間に経った!

ぼくにプール講習を強く勧めてくれた人は
過去にいなかったのですが、

「いや、これは、みんなに勧められるな」

と、ぼくは感じました。

低リスクで、それほど高価格でもなく、
新しい経験ができるので。

行く前は、そんなに気乗りがしていなかったのに、
単純に、すぐに気持ちが切り替わりました。
(ぼくの場合)

もちろん、行ってみて、

「つまんねーなー」

って思う人もいると思いますよ。

でも、ぼくには、相当楽しかったわけです。

では、ぼくがどんな「体験」をしたのか、
書いてゆきますね。

まず、はじめ、水深4mのプールを見て
ビビった。

ふつうに怖いんですね。

で、ぼくは、水に対する恐怖があるんです。
(以前ぼくは、鼻に水が入ると、軽いパニックが出たからです。)

4mのプールって、

「これ、落ちたら、どうするの?」

みたいな感じです。

それで、バルブ? タンク? の中身の空気の
香りチェックみたいな実習をして・・・

ここでの学びは、

「言語の無意識的習得」

です。

ぼくが教わったのは、

Y.S.S.マリンクラブの
金島先生という方なんですが、

金島先生の教え方は、

1:注意のコントロールを伴う実演&説明
3:生徒がやる&レビュー(稽古)

この繰り返しっていうスタイルで、
少し複雑な場合は、この前にメンタルリハーサルが入ります。

ということで、「教え方」のスタイル自体は、
とてもオーソドックスです。

(最近ぼくのコンテンツに触れ始めた人は、
これだけの説明だけだと、良くわからないかもしれないですが、
これらは、ぼくが「教え方」の基本として出しているスタイルのひとつです。)

それで、スタイルは基本的ですが、
ぼくが、いわゆる「勉強」を教えるときとの大きな「違い」は、

「用語暗記を伴わない」

ということです。

これは、直後にペーパーテストがないことも
関係していると思いますが、
用語暗記を意図していない教え方なので、
ぼくは今でも、用語がよくわからない。

器具の名称とか、よくわかりません(笑)

ただ大切なことは、それでも、

「言われていることの意味がわかる」

っていうことです。

なぜなら、目の前で実際にやっているのを見ているから。

これが、言語習得上のこととして、
すごく印象に残ったわけです。

なぜなら、ぼくは英語のセミナーをやっていて、

「言葉の習得」

に特に関心があるからです。

・単語がわからなくても、意味は分かる
・でも、無意識は聞いている

っていう体験ですよね。

日本の英語学習者は、こういう体験が、
驚く程少ないですよね!

英語の教授法でも、
色や長さが違うバーを組み立てるのを
英語で指示する方法とかあるのですが、
そんなことを連想したことでした。

「こんな単語も知らないのか!」

じゃなくて、

「単語なんか知らなくてもOK。
どれだかわかればOK」

っていう態度ですね。

ここから入って、後で本とか見て
単語覚えればいいわけだし。

ダイビングを教わりながら、
「教え方」のステップとか詳しく見ている人って、
あまりいないと思うんですが、
まあ、そこは、ね。ぼくの職業柄。

そこに強い興味が向くわけで。

ぼくにとっては、ここもすごく面白いところでした。

そして、金島先生がおっしゃるには、
ダイバーは、

恐怖 と 興味

の葛藤を体験するのだと。

確かに。

ぼくは、4mのプールに恐怖したけど、
「もぐってみたいな・・・」っていう興味もあった。

これは正に、人生と同じ。

未知の世界への恐怖。将来への恐怖。

でも、興味もある。だから行くんだ。

それで、少し叙述をすっとばすのですが、
ボンベを背負って、プールに潜りました。

まずは、浅い方のプールです。
水深1mくらい?

そして、スーハーするマスクみたいのを
口にあてて潜る。

このとき、どうやって呼吸するのか、
説明がなかったんですよね。

だから、ぼくは水に潜って息を止めてた。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^

当然、苦しくなるわけですよ。
だって、息を止めてるわけだから。

「でも、さすがにこれはおかしい・・・よな?」

と思い、息を吸ってみると、
地上よりも強い圧力で口に入ってくる!

という感じで、どうやって吸って、
どうやって吐くのかわからなかった。

で、少し軽いパニックが出たのがわかりました。

そんなことをやっているうちに、
浮上のジェスチャーが出たので、
浮上。

と言っても、50cmくらいだと思うけど。
浮上。

そして、先生に聞きました。

「呼吸って、どうするんですか?」

そうしたら、先生の答えがふるってた。

「今の、それですよ」

要は、地上でふつうに呼吸するように、
自然に呼吸するのが一番とのことです。

なるほど。

まあ、こう聞いて納得したんですけれど、
はじめ水中では
できなくて、パニックが出るんですね。

ぼくにとっては、ここが最大の学びだった。

ぼくは、「心の使い方」に相当な関心を持っているわけです。

ですから、自分で自分の心をウォッチしています。
情報を取るために。

ところが、水中だと、
パニックがすぐにわかる。

呼吸のみだれ、焦りが、すごくよくわかります!!!!!

これは、ぼくみたいに、

「心をウォッチしている」

種族にとっては、顕微鏡のようなものですよ。

何このフィードバック!! わかりやすい!!

そんなわけで、心の平静を練習するのに、
やばいくらいにわかりやすい環境じゃないの。
と感動したわけです。

で、4mのプールに潜ってゆくわけですが、
このときも、もちろんパニックが出ました。

だって、怖いし、はじめてだし。

そうしたら、

「リラーックス」

って思って(心の中で言葉に出して)、

呼吸して、ボンベから空気が吸えることを確認する。

「ほら、別に大丈夫。本能的に恐怖するかもだけど、
大丈夫な道具と一緒にいるから」

と自分に言い聞かせる。

これは、反応的な感情が出た後に、
理性の言語で介入するっていうやつです。

それで。

またもや来た学び!

ちょうど前日の家庭教師で、

「人が息苦しさを感じるのは、
血中二酸化炭素濃度の上昇による」

っていう過去問を解いていたんですよ。

横市医だったかな?

それで、プールに潜ってしばらくすると、
息苦しくなってくるわけです。

すると、何をすると思いますか?

ぼくは、空気を「吸う」んです。
^^^^^^^^^^^^^

なぜ? 苦しいから!!

でも、「知っている」んですよ、
知識としては。

「息苦しいのは、血中の二酸化濃度の上昇による」んだって。

なのに。それなのに。

ぼくの身体の自然な反応は、
酸素を求めて「吸う」んです。

そうすると、どうなるか。

もっと苦しくなる。

ぼくは、「ダイビングに向かない身体」なんじゃないかって
思うくらいです。

富士山に行ったときに、
酸素不足でガンガンの頭痛になった経験も
影響していると思う。

ですが、こんな理不尽な思い
(「自分はダイビングに向かない身体なのでは?」)も出ましたが、
またもや理性の介入。

「吐くんだよ」

血中二酸化濃度を下げたいんだから、吐くんだよ。

ぶくぶくぶく。

これは、身体の自然な反応と逆です。

正直、吐くのは怖い。

もっと苦しくなる気がする。

でも、医学知識を信じるんだ。吐こう。
どうしてもダメなら、先生が救出してくれるさ。
だってここプールだし。生徒3名に先生1名だし。

で、吐いていると・・・

苦しさがなくなってきました。

これが、またもや、相当大きな「学び」でした。

「知って」ても、身体はそういう風に動かない。

頭の知識と、身体の知識は、
直接はつながっていない。

でも、頭の知識をリーダーにして、
身体の知識をリフレッシュするっていうことが
できました。

うーん、ダイビング、おもしろすぎるぞ。

それで、こんなことをやって
プールから出ると、

「地上には空気がある」

ことが、実体として体験できた。

実は、これまでは、ちょっと「(頭の)知識」寄りでした。

地上に空気があるっていうことは。

富士山頂付近で、「空気が薄い」ことは体験したけど、
水の中だと、本当に呼吸できないので。

「ない」を体験したから、「ある」が体験になった。

すると、地上にいる時、いつも世界が違う。

前とは違う。空気の存在を感じることができる。

新しい視点で体験しているからです。

だから、ぼくの世界は変わった。これもすごい。

という感じで、すごく楽しかったし、
学びも多かったです。

もちろん、単純に、
水の中で運動するっていう、
そういう肉体的な喜びもありました。

運動すると、すっきりするよね。

そういう喜び。

プールに5時間くらい? 途中休み時間はあったけど、
それくらい潜っていたのも、たぶん初めてです。

というわけで、ダイビング講習初体験でした。

今度は、三宅島に海洋講習行ってきます!

ー吉永賢一

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2 thoughts on “ダイビング講習に行ってきました。

  1. これを読みながら、よくわからない事がありました。
    右脳とか左脳とか、直感とか理性とか言いますが、
    吉永先生はめちゃ左脳をつかっているってことなのか??
    めちゃ右脳もつかって左脳もつかってるってことなのかな??
    『知らなくても勝手に体が動く!』体験の場合は、どんな風に記述されるのかな?
    それとも、先に色々考えたり、聞きかじった事を思い出したり、予習したりしてしまうので、
    『全く何も知らないままとにかく度胸だけでやる』みたいな事があまりないのかな?
    とか色々と考えてしまいました。
    何にせよ、心の動きを、ここまで文字にしてゆこうとする事が、すごいです。
    今後も楽しみにして読ませていただきます。

  2. 先生の肉体的な面を少し気にかけていたところ、いい体験をされたと知って、安心しました。

    食も細そうに感じましたし、欲が皆頭の方へいってるみたいに見えたので、ダイビングの講習は、本当に良かったと思います。

    元々母親の胎内で羊水に浮かんでいたのですから、気持ちはいい筈です。

    世間の出来事を記憶する前に水に飛び込んでいたら恐怖が生まれる前に、抵抗なく魚の如く楽しく水に親しんでたのにと思います。

    私も歯医者が怖くて身体がどれだけ固くなることか・・・でも最近は、恐怖を意識しないで、未来を考えていく治療をして貰うんです。治ったら美味しいものが何でも食べられるようになる。治ったら何を食べようかな?と好きな食べ物を色々考えていくんです。

    前にそれを食べた時は誰と一緒だったなぁとか、前に前に考えるんです。

    前は、あの痛かった時の痛みを思い出し、想像して恐怖が段々膨れ上がっていっていました。

    考え方を変えるだけでこんなにも効き目があるというのを発見しました。

    いつもの親しんだ、何気に見ている風景が違った角度から見えてくるのも新発見ですよネ。

    海洋講習も楽しみですネ。健全な精神は健全な肉体から・・・脳を休めて肉体にも栄養を補給

    すれば、休んでた脳にとってもよりベストな状態で活動再開になると思います。

    私はこれでいきます。眠い時は寝ます。食べたい時は食べます。世間ではこれを不規則と言いま
    すが、自分の好きな事を好きなようにやるのは最高に幸せです。

    三宅島、気をつけて行ってきて下さいネ。

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