大腸がん検診

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from 杉本

ドクターが薄い手袋をはめ、
指を直腸に挿入し、
ぐるりと手をまわし、抜きました。

一瞬のことですが、
大腸がん検診については、
いやな記憶が残っています。

よく似たことで、
ダニエル・カールマンという
行動経済学者は
ある実験をしました。

内視鏡を肛門から挿入され、
痛い目をした後、
すぐにカメラを抜いてもらえるグループと

検査後、さらに5分間チューブを、
挿入したままにされるグループに分けて、
どちらが、よりいやな経験をしたかを
尋ねたのです。

すると検査後、
すぐに抜いてもらえるグループの方よりも、
さらに5分間、チューブを挿入されたままの
グループの方が、より「ましな経験」と
答えたのです。

ある出来事の、
「もっとも強烈な感情の瞬間」と
「結末の迎え方」は、
私たちの記憶に深い影響を与えます。

内視鏡をすぐに抜いてもらったグループは、
素早く簡単な処置を受けたにもかかわらず、
最後の痛みの瞬間の印象が、
いつまでも残ってしまうのです。

この研究から分かることは、
物事の結末が、
その思い出に、
大きく影響するということです。

結末が幸せであれば、
幸せの印象が残りやすく、

結末が不幸であれば、
不幸の印象が残りやすいのです。

つまり「終わりよければすべてよし」、
ということができます。

ですから目的があって、
辛いことをするとき、
気持ちのよいことを、
最後にすると良いのです。

そうすれば、長く続けることができます。

友人の経験をご紹介しましょう。

彼はダイエットのために、
いろいろなジムに通いますが、
いつも長続きしません。

でもあるジムは、
ずっと続いたのです。

「何故?」と聞くと、

それは、辛い運動のあとに、
「大きなお風呂で、ゆったりできるから」
だったのです。

辛い経験より、
お風呂のリラックスした気分が
印象に残るので、
「また行こう」という気分になるのだそうです。

あなたはどんなことを続けるために、
何を、自分にご褒美として、
与えようと思いますか?

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)

PS. 幸せの習慣を身につけることは、
最初は辛いことが多いものです。
続けるコツをここから学んで下さい。

http://www.0stresslife.com/zrl/

3 thoughts on “大腸がん検診

  1. よくわかります。また山に登ろうと思うのは下山後の温泉です。

  2. そうかも知れませんね!それもそうだけれど・・・・・孫さんが可愛い~!幸せそうです。

  3. なるほど!
    辛い体験の後に、楽しい体験を入れる事によって、人は継続出来るんですね!
    取り入れていきます!!

    貴重な学びをありがとうございます!

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