今すぐやめろ!エジプト問題の謎

今すぐやめろ!エジプト問題の謎

先日、ある建物の前にたくさんの外国人が
集まっている光景を目にしました。

その建物はエジプト大使館。

なんでもエジプトでデモが多発して
日本からの飛行機も止まっているほど
国家レベルで治安が悪化しているとのこと。

エジプトの大統領が亡命するかどうかの瀬戸際まで
政情が不安定になっているようです。

サッカーの勝利で盛り上がっていた日本とは対照的に
遠く離れたエジプトでは大変な騒ぎになっています。

事の発端

事の発端はエジプトと同じ北アフリカのイスラム国家、
チュニジアで起きた一人の貧しい若者の焼身自殺だそうで、

路上で果物を売っていたその若者は
不許可で販売行為をしているという理由で
警察に荷車を没収されてしまったのです。

大切な商売道具を奪われてしまった事に絶望したその若者は
抗議の意味を込め、非業の焼身自殺を遂げます。

これに市民が憤慨し、普段から積もり積もった不満が爆発。
各地で政府に抗議する大規模なデモが発生し、
ついにはチュニジアの大統領が国外に亡命するに至ります。

さらにこの事件がエジプトにも飛び火して
同じく国民が不満を抱えていたエジプトも
デモによる政情不安に陥ったというわけです。

エジプトのムバラク大統領は事態を収拾するために
政府閣僚を入れ替えたり、軍を出動させたりしていますが
未だに問題解決の糸口は見えていません。

希望と不満

この問題がどういう解決を見るかは全く予測不能ですが
ここまで事が進展してしまった現状、
元のさやに収めることは難しいでしょう。

エジプトやチュニジアのような国々は
同じ政治家が20年以上もの長い間
独裁的に政治を行っています。

そんな中、こういう国によくありがちな
汚職や失業、食糧難といった問題が解決されずに
国民の重荷となって放置されたまま。

もはや、未来に希望の持てなくなった国民は
デモなどの行動に訴えるしかなくなっているのです。

もし、たとえ貧しくても国民が希望を持っていれば
今回のような問題には至らなかったかもしれません。

リーダーとメンバー

リーダーは時にメンバーに無理を強いてでも
プロジェクトを推進しなければなりません。

時として長時間の残業を強いることもあれば
リスクのある困難な仕事をこなしてもらうことも
場合によっては必要になります。

しかし、無理をさせた後はメンバーをしっかりケアしたり
それができないのであれば希望を持たせてあげなければ
チュニジアの若者のような事件をきっかけに
チームは一気に崩壊してしまいます。

メンバーが不満を抱く事なくポジティブに仕事をしてもらうには
どうすればいいか?

メンバーに希望を持って仕事をしてもらうには
どうすればいいか?

メンバーの生産性を上げてもっと効果的に仕事をするには
どうすればいいか?

そんなことを考えさせられた
今回のエジプトデモでした。

あなたはどう思いますか?

—森兼

PS.
成功研究会でリーダーのスキルを学んでみてください。
http://www.jamesskinner.jp/JMS.php

9 thoughts on “今すぐやめろ!エジプト問題の謎

  1. 達成見込みのない目標に向かうことほど、やる気の起きないことはないと思います。
    なら、その反対も言えること。
    まず、リーダーは、メンバーに、「目標を達成する証(あかし)を見せる」。
    これに、協力してくれた者には、「謝礼が出る」ことを示さなくてはならないと思います。
    この積み重ねで信頼関係が強固になり、大きな目標を達成するための土台が作られるのではないでしょうか?

  2. イスラム圏は様々な問題があり一言では表現できないですね。私の友人の娘さんがエジプト人と結婚し、しかもあと数日で子供が生まれるという状態で、毎日気が休まらないようです。

    さてリーダーの問題ですが、メンバーにやる気を与え目標を達成させる方法というのは様々あるでしょうが、その前に見落としてはならないのがリーダーの意識だと思います。
    社長ならその経営に社員の生活がかかっているのであり、リーダーであればメンバーの将来を背負っているのであり、プロジェクト遂行にはある意味で社会的責任を背負っているのです。
    そのような意識が全くない場合には行動の『どこか』に無責任な・あるいはゆるんだ態度が出てしまい、最終的にはメンバーの信頼を失うケースを沢山見ています。
    リーダーは、メンバーをどうするかの取り組みの前に自分の内側をよくよく眺めることが重要だと思います。

  3. 一人よがりで行動を起こすから
    周囲の賛同も得れず、
    結果として不満を招くわけですね

    しっかりと自分の意思を伝え、
    共感してもらう

    もしダメならしっかり話し合って
    互いが納得する結果へと導く

    賛同が得られないまま
    行動したとしても
    その後のフォローをしっかり行う

    相手を想う気持ちを常に持って
    考え、行動することが大切ですね

    ありがとうございます

  4. 穀物が暴騰して、買えない人が多くなったのも一要因だと、去年頃、テレビで放映していました
    このことは、世界中に飛び火するのは時間の問題です
    何故なら、生活のための食糧を得ることが出来ない人が多数いるから
    しかも、一部の特権階級が支配しているという事態では、そちらを打倒しようというのはもっともな話です
    特権階級がなくなり、支配階級と被支配階級というものがなくなるまでは、こういう悲劇は繰り返されるでしょう
    人類滅亡が先か、打開できるが先か
    今後、目が離せませんね
    いずれにしても、貧困層は子供を持たないというように持っていけばいいと思うのです
    日本でもかくあるべきです
    私の考える理想社会は、資産家、何かしらの才能がある存在、研究開発に携わる存在、何かを生み出していける存在、自給自足できる存在のみが残って、被支配階級がなくなることで、そのとき、資本主義でありながら、自動的に社会主義になる
    昔は、使役を人がするしかありませんでしたが、今では、機械が行うので、労働者は要らない時代なのです

  5. 選挙なのに、なぜ独裁になるのでしょう?
    国民が選んでいるのではないのでしょうか。
    ということは、リーダーがどうということじゃなくて、そのようなリーダーを選んでいる国民一人ひとりの意識の問題ではないのでしょうか。
    日本の最近の政治を見てても、国民がだらしないんだなと、つまり僕がだらしないんだと思います。
    日本もエジプトと同じようなことにならないように、今度の衆院選も大事に投票したいと思います。

  6. リーダーとメンバーの関係!

    会社のトップと従業員の関係と置き換えることが出来る!

    起業家を目指す人にとってのスタッフのケアの仕方

    言われてみて、思い出すのは、グーグルの創業者達の話だ!

    創業者達は、頭も良かったが会社を辞めてグーグルの創設したのだが・・・

    彼らは、グーグルで働く人達に彼らと同じように会社を辞めるという行為をして欲しくなかった!

    その為には、どうしたら良いかをグーグルの創設者は考えた!

    テレビで紹介されたが、グーグル社内を覗いてみると、

    社員は、一体いつ働いているのかは、良く解らない(笑)

    日中、社内のプールで泳いでいたり、一体どうなっているのだろう!

    社員は、自己申告で自分の成果目標を掲げて、それを達成する限りOKなのだ!

    時間に拘束されるわけでもなく、自分のやりたいスタイルで働けば良いというポリシーのようだ!

    お互いに責任をもって事にあたるというシステムを構築出来たということか・・・
    目標を達成できない場合でも、それは、その人の責任なのだから本人も納得いくだろう!

    トップの人間も、責任を持てない人を雇わないだろうし、中々良いシステムをグーグルは、創ったな!

    と思った!

    というわけで、リーダーとメンバーの間でお互いの責任分担を明確にすれば

    良好に仕事(ビジネス)が出来るのだと思う!

    責任を果たした報酬については、

    プロジェクト開始時に予算配分を明確に出来れば尚更良いのだと思う!

  7. 独裁から民主主義に生まれ変わるのは、それ自体方向性は正しくとも、
    その後、どのような民主主義国になるのかが大問題だと思う。
    エルバラダイ氏がどんな青写真をもっているのか、いないのか、とにかく第3の道を模索してほしいと願う。
    なぜなら、アラブ諸国の民主主義化=オール・イスラム原理主義になってしまっては困るからだ。(切実にそう思っているのはアメリカ)
    隣国へ民主化の火が広がって、アラブ世界が「イスラム原理主義」(=反キリスト、反米)に塗りつぶされ、親米国が不在となった時点で「イスラエル」が完全孤立。
    そのイスラエルはアメリカの強大バックアップの下、アラブ諸国では唯一核武装しており、軍事力も強大だ。
    かたや、イラクのフセイン亡き後、アラブ諸国側で核開発をしているのがご存知、北朝鮮と地下で通じているイラン。
    イランの核開発が一体どこまで進んでいるのかが不明だが、この核をブッシュがイラクをたたいたように、オバマはイランをたたくのだろうか? 
    答えはNO。オバマがブッシュのように戦うとは到底思えない。
    そうなると、イランの核開発はトントン進んでしまい、核兵器が実用段階に入った時点で、アラブ諸国の代表=イスラム教のイラン VS イスラエルという核保有国同士の一騎打ち、世に言う「ハルマゲドン」が始まる可能性は高い。(ハルマゲドンの予言は、人類に浸透しているため、その観点から言っても現実化する可能性が高い)
    こうなってくると、現在の「独裁から民主化」という大義は多いに変質し、イスラム教とキリスト教の一騎打ちとなった最終戦争は、相手が滅ぶまで戦い続けるという熾烈なものになるかもしれない。オバマのアメリカは非常に難しい局面にある。
    エジプトのデモは、ほんの序章だ。

  8. エジプト問題、このような背景があったのですね。
    早く、解決に向かう日が来ることを祈ります。

    希望のない政治を続けてきた結果なのだと思います。
    時として、人は無理強いを迫る仕事を要求するかもしれません。
    それが良き結果に残れば、喜んで仲間(メンバー)は引き受けてくれるでしょう。
    それがチームワークというものですからね。

    しかし、後先の希望がないとなると問題に発展しますよね。
    それを知っていながら見過ごしていた管理者も、その分大きな負債をおうのでしょう。

    私も今回の事件、深く考えさせられました。
    日本国民、仕事をするものとして。

  9. 支配する者、される者、いつの時代でも必ずある

    自然界に住む(生息)動物を見てもそれは言える

    違いは何もない

    「諸行無常」である事に気がつけば人類の英知で対処できるのだが

    人間は欲張りにできていると思う

    リーダーたる者の資質として必要な事は

    人、物、金、情報、をどう活かして使うかだろうと思います

    特に近代戦を戦うには「情報」の生かし方に

    全力を投入して決断を早める事に有ると考えます

    ニュースは既に起きてしまった事で

    今起きようとしている事をいち早くキャチする事

    それにどのような対策を指示できるかが

    リーダーの見識であると思います

    情報とは、情けに報いると書きます

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>