こんな本の読み方はダメだ・・・

ogawa02

From:小川忠洋
大阪のオフィスより、、

世間ではここ数年、勉強法
というモノがはやっている。
なので、そのブームに乗っかって、
今日は読書法の話をしたいと思う。

何故なら、最近、
僕は自分の読書のバカさ加減に
イヤになった経験があったからだ。

この経験はきっとあなたも
しょっちゅう経験しているはず。

だから、意識してそれを
修正するよう習慣づければ、
もっともっと効果の高い
読書ができるはず。

さて、「効果の高い読書」
なんて言うんだから、
そもそも、これは読書に対して
効果を求めている場合の話だ。

小説などを読むのは、
純粋に楽しむための読書なので
それにこういった話は
当てはまらない。

まあ、当然っちゃー当然だが。。。

1ヶ月くらい前から僕は
ある本を読み始めた。

その本はビジネス書
なんだけどとても親切で、
チャプターが終わるごとに、
エクササイズまでついている。

しかも、これがかなり
ビジネス(経営)に役立つ
エクササイズなわけ。

あるチャプター
(ミーティングのやり方
みたいなテーマ)
でエクササイズを見つけた時は、、、


「おお!コレは
 ナイスアイディアだな
 コレやったらかなり
 いい感じになるはず!」

と心の中で叫んだ。

そして、“後でやろう”と思って、
そのチャプターの続きを読んだ。

・・・

あれから1ヶ月。

いまだ、そのエクササイズは
実践されていない。

スグに実践すれば、
たったの5分10分で
完了するはずなのに、、、
いまだに、、未着手。

フとそれに気がついた僕は

25階のマンションの
窓ガラスを割って
自分を突き落としたい
気分になった

(もちろん自分に優しい僕は
そんな事はしないが・・・)

ま、冗談はさておき。

読書と言うのは、
何か本を読み切る事がゴール
のようなイメージがある。

だから、今回登場した
愚か者のように、

とてもいいエクササイズが
あるにもかかわらず、
(それを実践するために
読んでいるにもかかわらず、、、)

「読み終わる」事を優先事項
にしてしまい、エクササイズを
一時保留にしてしまう。

本末転倒。
とはこのためにあるような言葉だ。

ビジネス書など、

なんらかの効果を出す事を
目的として本を読む時は、何か効果の
得られそうな兆し(例えば今回の
エクササイズなど)が見えたら、
スグに読書を止めるべきだ。

読書を止めて、
それをやってみる。

やってから、続きを読む。

そうでもしない限り、
いつまでたってもそこから何らかの
結果を得ることはできないだろう。

「後でまとめてやろう」
という思考は、

「今日は忙しいから明日やろう」
といういつもの先送りと
同じ運命になる。

つまり、いつの間にか
忘れ去られている・・・

思ったのは、
「読書」という言葉は良くない
と言う事。

何故なら、本を読み切る事が
ゴールという暗示を自分に
与えてしまうからだ。

その代わりに、
「リサーチ」という言葉を
使ってみたらどうだろう?

まあ、他に何か言葉があれば、
それでもいいんだが、
リサーチという言葉は
その本の中から何らかの「ヒント」を
探すような意味合いに取れる。

そして、リサーチした結果は
実践に繋がる可能性が
高い暗示効果

があるんじゃないかと
思っている。

「今、この本を読んでいる」
よりも

「今、この本をリサーチしている」
(調べているでもいいかな?)
だったら、途中で読むのをやめても、
調べている対象が分かれば
それで完了だ。

あらためて、
言葉というのは
強烈なパワーを持っている。

「本を読む」はその本の
最後までいかないと、
「読み終わった」にはならないが、
「本を調べる」は、目的が
分かればそれで完了。

言い方の違いだけなのに、
僕らがその言葉に持っているイメージは
全く違って、影響してくるのだ。

とにかく、、、

ちょっと小川に騙されたと思って
今週1週間だけは、結果を出すために
「本を読む」のは止めてみよう。

そして、そのかわりに
今読んでいる「本をリサーチ」
してみよう。

きっと大きな変化があるはずだ。

-小川忠洋

PS:
もし、あなたが効果的な
読書法とかを持ってるなら
ブログにコメントくれたら
これを読んでるみんなが
助かると思うが・・・

PPS:
このプログラムもあなたの人生を
より良くするためのツールだ。

完了する事に意味があるのではなく、
ここから一つでも二つでも何かを
現実の生活に活かす事が大切だ。

ちょっとしたエクササイズで
自分に自信を持ったり、
人に嫉妬するのを止めたり、
そういった実生活に
活かす事が全てで、

全部完了する事は
必ずしも必要なわけではない・・・
http://www.0stresslife.com/zrl/

6 thoughts on “こんな本の読み方はダメだ・・・

  1. 自分は、本を『汚く読む』ことを意識的に行っています。

    重要だと思う部分に線を引いたり、カドを折ったり、
    自分の考えを箇条書いたり。
    そして1週間後、1ヶ月後にまた見直します。

    新しい本はついついキレイなまま読みたくなりますが、
    汚く読んだ方が、確実に身になると実感しています。

  2. いつもためになるお話を有難うございます。
    毎日メルマガを書くだけでも大変な作業なのに、
    それに加えて重要な内容を考えることがすばらしい
    と思います。

    いつもメルマガに励まされたり、叱咤(私が勝手に感じること)されたり
    とありがたい刺激に感謝しています。

    小川さんの努力のおかげで私の生活に
    メリハリ(気持ちの)が生まれます。

    新しい発見や見直しなどを続けて
    成長できるのもこのメルマガの
    おかげだと思っています。

    今回の「本を読む」という
    ことについても、思い当たるところ
    ばかりで「そうそう あるある」
    と薄ら笑いで反省しました。

    読むことに集中して、実践が
    できていない・・・
    読み終わったら、実践したつもり
    こんなことの繰り返しでした。

    これからは「読む」ことではなく
    「リサーチ」で本に向かいたいと
    思います。

    貴重なメルマガをありがとうございました。
    お体に気をつけてください。

    楽しみにしています。

  3. 主催するメルマガで紹介するため本を読むケースが多いので、本を読むのはリサーチ作業となってます(苦笑)
    その本のどこにどんな美味しいところがあるか探る。それをもとに紹介記事を書く。そのため本に目を通しているという感じです。ですから、読書という感覚はありません。

    心がけてるのは、
    1.ピンと来たところを忘れないためにページ角を折る
    2.感じたことがあれば、どんなことでもとにかくペンで書きだす。
    3.紹介記事を完成させたら、すぐに次の本に取り掛かる

    といったところです。

    こういう日々を送っていると、
    じっくり味わえる本をのんびり読みたくなります。

  4. まったく同感。そのとおりです。
    小川さんのブログで、
    経営者目線のお言葉はあまり共感できないことが多いのですが、
    個人レベルの気付きはいつもハッとさせられます。
    正直にストレートに書いてくださってありがとうございます。
    社長さんなのに、一個人として(自信はあるけれど)驕りがない
    せきららな言葉が心に響きます。

  5. 私は、もう、ビジネスとは縁のない、遊びモードの生活を愉しんでいます。その愉しみの中に読書は大きな部分を占めています。最近の読書の仕方は、同じ本を2~3回読んでいます。途中で考えたくなったら、暫く中断して自分なりに解釈したり、愉しんでいます。最近は一年程前に読んだ「孫子の兵法」をまたまた読んでは一人で関心しきりです。合間合間に山崎豊子氏の「約束の海」や「知の巨人ドラッカー」を読んでみたり、「超免疫力」で自分の食生活を考えたり、まさに77歳の人生を充実させて毎日毎日わくわくしています。若い青年とメル友したり、現役の後輩たちと今後の子育てについて学び合ったり、お蔭様で充実しています。

  6. 読み終えることが目的・・・気付くとそうなってますね(苦笑)

    僕が理想とする読書法は
    ①速読(プレビュー法やらスキャニング法など)を駆使し、
    ②UBI(役立つビッグアイデア)を見つけ出し(マイケルマスターソン大富豪の仕事術に紹介されてました)
    ③ピックアップされた内容を読書ノートにつけ
    ④48時間以内に3回アウトプットする
    というものです。

    でもこれ、読書ノートがめんどうで、なかなか実行するのが難しい。

    そこで!
    こんまりさんの著書で提唱されていた
    衝撃の読書術を紹介しましょう・・・

    重要ポイントが書かれたページを破ってファイルし、残りは捨てる!

    勇気が要りますが、有効な手段にもなりえるケースがあると思います。

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