お金と幸せを生み出す力

aso_staff

 

FROM: 麻生秀男

『こうすべきだ!』

『こうあるべきだ!』

先日、そんな事を
立て続けに言われる体験をしました。

もちろん、直接、そんな厳しい事を
言われたわけではないのですが、

『そういう事を言いたいんだろうな~』

と感じるコミュニケーションが
あったのです。

数年前までの自分だったら、
そんな事を言われれば、

『お前にそんなこと
 言われる筋合いは無い!』
と、感情的になって反論したり、

『そういう自分は、できてるのか?
自分だって、こんなことやあんなことが
できてないだろ!』

と、相手のあらを探して
反撃していたかもしれないし、

言われる相手によっては、
苦しいけど我慢したり、
納得したフリをして
従っていたかもしれません。

いずれにしても、
そこには、喜びも幸せも無い。

そして、最悪なのは、

そんな感情でやれば、
良い結果やパフォーマンスは
出るはずもない

ということです。

『○○すべき』

『こうあるべき』

という言葉は、

その思いが、本当に
自分の心から出てきたもので
自分に対して使っている分には、
OKだと思います。

自分が

『こうすべき!』

と思った事をやる人は決断力があり、
行動力があり、
責任感とリーダーシップがある
素晴らしい人だと思います。
ですが、

『○○すべき』

『こうあるべき』

という言葉を
他人とのコミュニケーションで使うと
どうなるか?

先ほども言ったように、

相手には反発心を生み、

例え、その場では
納得してくれたように見えても、
だんだん苦しくなって続かなくなったり、
パフォーマンスが
落ちる可能性が大きいのです。

なぜなら、

『○○すべき』

『こうあるべき』

というコミュニケーションは、

相手に責任感を押し付ける
コミュニケーションであり、

相手に自分の価値観を押し付ける
コミュニケーションだからです。
言われた相手は、

責任を果たしていない、
できていない、

という前提がある上に、

自分の価値観とは違う事を
責任感でやらなければ
ならなくなるわけです。

 

そこに、自分の『やりたい!』
『楽しい』というモチベーションは
働かないわけです。

あなたもそんな経験は無いでしょうか?

もしくは、逆に、誰かに対して
そんなコミュニケーションを
していないでしょうか?

この責任感を使った
コミュニケーションを
ジェームスは

『悪魔の数学』

と呼びます。

なぜ数学なのか?

それは、この他人の価値観や責任感を
押し付けられた事をやっても
何も増えないからです。

普通は、何か頼まれたり、言われてやれば
やったの人の評価や印象、仕事であれば、
査定や報酬はプラスになります。

ですが、
この責任感トークで言われた事を

『やるべきこと』

『あるべき姿』

には、

『やってあたりまえ』

という前提が含まれています。

つまり、

やらなければマイナス

やっても、当然=ゼロ

ということです。

どこまでいってもプラスにならない。
悪魔の数学であり、

悪魔のコミュニケーションなのです。
そんなコミュニケーションを続けて、
誰が幸せになるのでしょうか?

誰が豊かになるのでしょうか?

想像してみてください。

『こうすべき』

『こうあるべき』

とお互いに主張し合っている

夫婦

会社

社会、

世界

私には、

怒り、疲弊、対立、戦争

しか見えてきません。

発展するエネルギーも
幸せも感じられません。

ですが、
現実世界を見た時、

この責任感と自分の価値観を押し付ける
コミュニケーションがなんと多いことか。

では、どうしたらいいのか?

実は、
お金を生み、豊かさを生み、幸せを生みだす
コミュニケーションの仕方があります。

それは、

『どうしたい?』

です。

つまり、相手がどうしたいのかを知ること。

相手の価値観、相手の夢や目標を知り、
理解する事

です。

勘違いしないでほしいのは、

自分が

『こうしたい』

とか

『こうあるべき』

と考えるのががいけない
と言っているわけではありません。

あなたが、

『こうしたい』

『こうあるべき』

と思うように、相手の人にも

『こうしたい』

『こうあるべき』

と思っている事があるという事です。

そして、その思いは、100人いれば、
100通りある可能性があるという事です。

その中で、自分と同じような人を見つけて
集まるだけではいけません。

それは、対立の構造を
個人レベルから、グループ、社会、国
と規模を大きくしているだけにすぎません。

対立と争いのエネルギーを
大きくするだけです。

重要なのは、

自分の思いと、相手の思い
自分の価値観と、相手の価値観

一見、全く違うように見えるその二つに
共通のゴール見つけることです。

例えば、

夫が妻に、

『こうすべき』

と言い、妻が夫に

『こうあるべき』

と思っていたとします。

一見、対立してるだけのように
見えるかもしれません。

でも、その根っこにあるのは

『幸せな家庭、
幸せな夫婦関係を築きたい』

という共通の思いではないでしょうか?

その形がお互いに少しずれているだけ。

そして、
この幸せな夫婦関係を築くという
より本質的な共通の目標
やゴールを見つけた時、

お互いに自分の要求を相手に押しつける
だけなのは、目標の達成から
遠ざかるだけだと
言う事に気付くはずです。

だとしたら、

『お互いに幸せな夫婦関係を
築くにはどうしたらいいだろうか?』

というより大きな共通のゴールに向けて
コミュニケーションをとれば良いのです。

これは、国通しの争いでも同じです。

根っこにあるのは、
自分の国民の安全と豊かさ。

だったらお互いに
国民が幸せで豊かであるために
何ができるかを対話すればいいのです。

その第一歩が、

相手が望んでいるものを知る

ということです。

そして、これは、ビジネスも同じです。

お客さんが望んでいる事や悩みを理解し、
自分のやりたいことや得意な事で
そのお手伝いをする。

すると、自分の望んでいる
金銭的な豊かさも手に入る。

相手のやりたいことと、
自分のやりたい事の共通点を見いだし、
そこに集中する

ということです。
長くなったのでまとめると

『こうすべき』

『こうあるべき』

というコミュニケーションを
他人に対して行うと、そこからはゼロ以下、
多くの場合はマイナスの
結果しか生まれません。

だから、自分の

『こうすべき』

『こうあるべき』

という思いを持ちつつも、それを相手に
押し付けたり、強要するのではなく、

相手が

どうしたいのか?

どうありたいのか?

を理解してください。

そして、
自分のやりたい事、ありたい姿と、
相手の望んでいる事、なりたい姿に対して
共通のゴールや目標、
目的を見いだしてみてください。

そのお互いの目標と価値観が達成される
共通のゴールを設定し、

その共通のゴールを達成するのです。

それが、

家庭や人間関係であれば、
幸せを生み出し、

職場やビジネスであれば、
お金と豊かさ、そして同時に幸せも
生み出すことになります。

あなたと、あなたの周りの世界、
ひいては、私達の世界を
一緒に幸せで豊かにして行きましょう!

ー麻生秀男

———————–
PS.
【無料プレゼント】ジェームスの成功研究会
ダイジェストを今なら無料でお試しできます。
http://www.jamesskinner.jp/JCD/

「成功の9ステップ」無料体験セミナー開催中
開催場所は更新していますのでコチラでチェック!
http://www.jamesskinner.com/taiken_dp/

ジェームスの成功の原点をまとめた教材ならこちら:
ジェームス・スキナー「成功の9ステップオーディオコース」
http://www.jamesskinner.com/9acdp/

 

〈PR〉
ネクストリーダーからのご案内
ジェームスの上司であり7つの習慣プログラムを
世界中に広げたロイス・クルーガーによる
「8つの鍵パーフェクトマスタープログラムプログラム」
初月無料でお試しできます!
http://www.nextleader.jp/8keys/REY/

7 thoughts on “お金と幸せを生み出す力

  1. 相手の望むことと自分の望むことの共通の目標を目指すことによっていい結果が出るということですね。
    自分に厳しい考えが、決断力があるとは思ってもみませんでした。

  2. 『こうすべき』
    『こうあるべき』
    から
    『どうしたい?』

    に言葉を変化させて、相手との共通目標を、達成させます!

    貴重な学びをありがとうございます!

  3. 私は、何が正しいのか?と考え、行動できるように心がけています。
    そして、「幸せと」いうゴールも理解して、経営をしています。だけど、今の私は、だめだとこの話で気づかされました。
    私は、話の中でよく「こうあるべきだ!」と「こうすべき!」という言葉をよく使っているのです。これでは、ゴールにたどりつかないとうことですね。
    幸せのゴールがわかっているのに・・・です。
    これからは、「どうしたい?」と言えるように成長したいです。
    ありがとうございました。

  4. 有難うございます。
    大きな気付きを得ました。
    争いを起こしている政治家、職場の人、家族に
    しっかり読んでもらいたいです。

  5. 全くおっしゃる通りです。でもわかっているつもりでも自然と自己都合で考えてしまいがちに人間はできていると思います。本能でどうしても自分の身を守ることや利益を優先させてしまいがちだし、会社も同様に自社都合でばかり考えているから他人からも他社からも説得力のないプレゼンになってしまいがちです。こういう話を聞くことによってまた
    基本に立ち返っていきたいですね。スポーツでも対戦相手なら「こうしたい」という
    作戦の逆手を取るとうまくいくし、いろんなことにも応用できる素晴らしい考え方です。

  6. ありがとうございます。今回のこの長いメッセージ。一見、仰りたいことを重複して書いておられるだけとしかない思えないようなのですが、ここで仰りたい事というのは、これだけの説明あってこそ正しく理解できるものといえます。大変親切で丁寧な文面に、お人柄も評価し、今回のこのメッセージ、「納得!」のレッテルを貼らせていただきました。

  7. 以前、まだ若いのに「~すべき」「~でなくちゃだめでしょ(だから俺の言うことに従え)」を連発するリーダーの下で仕事をしていましたが、仕事とリーダーという立場にかこつけた本人の価値観や思い込みの押し付けを暗に感じて、息苦しく、「封建時代かよ!」「それはアナタだけの考えでしょ!」と内心反発を感じていました。
    幸い、自分は我流を貫きつつも、クライアントから信頼を得る形で実績を出せ、そのグループから離れることができましたが、そのリーダーのグループは最後まで結果を出せず、最終的にはその部署の最大顧客を失いました。
    「すべき」「でなくちゃ」を連発しさらに押し付けてくる人は、自分の考えに固執しているあまり、他の人の視点や気持ちに鈍感・無神経になっていて、結局信頼関係も築けない(どころか関係性自体を失ってしまう)タイプ・パターンが多いように思います。
    自分も気を付けようっと。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>