僕は、元高校球児。
それは、あるチームとの練習試合。
相手のピッチャーの投げるボールは、
ナチュラルに変化していた。
僕の前にバッターボックスに入っていた
選手達は、手元で変化する球に手こずり、
凡打の山を築いていた。
当時、僕は絶好調。
どんな球でも打つ自信があった。
そして、静かにバッターボックスに入る、、、
1球目。
ピッチャーが投げたボールを見送る。
「ストライク!」
確かに、手元で揺れていた。
しかし、僕の自信は揺るがなかった。
そして、2球目。
僕は、必ず打てるという確信のもと、
ボールを凝視した。
そして、手元に来た瞬間。
ボールが止まった。。。
僕は、フルスイングでバットを振ると、
ボールを芯で捉え、ピッチャーを横を抜ける、
センター前ヒットとなったのです。
これは、僕の思い出の1シーンです。
当然のことですが、物理的に考えると、
投げたボールが止まる事はありません。
しかし、間違いなく僕にとっては、
そのボールが「打ってくれ」とでも言うかのように、
止まって待ち構えてくれていたのです。
世の中には、「現実」と言われるものがあります。
あなたが夢を語った時に、
「現実」を説明してくれる親切な人もいるかと思います。
「そんな時間はないでしょう」
「どこにそんなお金があるの?」
「そんなに上手く行くわけがないやん」
と、”現実”を考慮して、それがいかに不可能であるかを、
教えてくれるのです。
2つの現実
しかし、僕は思うに「現実」には2つの種類があると思います。
一つは、物理的な「現実」
ピッチャーの投げる球が揺れて向かってくる、という現実。
そして、もう一つは、自分がみる「現実」
これは、動いているはずのボールが止まって見える、という現実。
確かに、あなたの夢は現実的ではないかもしれないし、
難しいことかもしれません。
しかし、あなた自身ができるという確信を持って、取り組んだ時、
もう一つの”現実”が現れる可能性が高いのではないかと思うのです。
事実、野球界では、調子のよいバッターは、
「ボールが止まって見える」
「ボールが大きく見える」
「ボールが打ってくれと言ってくる」
という言葉をよく口にします。
もし、物理的な現実の他にもう一つ、
自分の夢や目標を実現するための、
都合のよい”現実”が作れるのであれば、
作ったほうがよくないですか?
その方法は、自分がそれをできると思うまで、
何度もイメージで思い描き、確信を持って、
取り組むというとても簡単なもの。
あなたは、どんな現実を作りたいですか?
一度、考えてみてはいかがでしょうか?
ー飯村 匡博
PS.
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同じく元高校球児です。ボールが止まって見えることは多かったですが、早い球には強いんですが、スローボールは苦手でした。フォークなど縦の変化は1点でとらえるために
難しいのですが、振り出してから外に曲がるカーブは「しまった」と思いつつも流し打ちでライトまで飛ばせました。打席に立つ前のイメージが大切で打てる自信の有無やイメージが打率にも左右したと思います。「しまった。ダメだ。」と思ったらもう空振りです。打撃の格闘技でもカウンターをとれる選手は相手の動きのリズムや距離などイメージでとらえています。ビジネスでも成功するイメージを持って望みたいものですね。
「現実」とは「実現」と共通意識が「現に」隠れており、それが「実る、実らせる」一瞬という「時」が潜んでいるものでしょう。その時空を第六感で捉えるまさにその「時」に体験できるミラクルが存在する。そのように私は歴史の流れにも、同様の事象が在るものと思われるのです。