どちらを選ぶ?

aso_staff
以前アンケートで、

『大学や大学院で勉強をし直したい
という夢があります。ですが、近くに
大学が無く、夢を実現しようと思えば、
家族と離れなければならないので、
どうしたら良いか2年近く悩んでいます。』

という主婦の方がいらっしゃいました。

自分の夢と、大切なものがぶつかった時、
あなたならどうしますか?

実際、成功したいと思えば、
一時的に、仕事と家庭のバランスで
悩む事もあるかもしれません。

家庭と夢のバランス。
家庭と仕事のバランス。

家庭や家族のために夢をあきらめたり、
妥協するのが、正解なのでしょうか?
それとも、夢のために家族を
犠牲にするのが正解なのでしょうか?

ジェームスならこう言うかもしれません。

『正解は悩む事』

とは言っても、正解がわかるまで
悩み続けるという事ではありません。

走りながら、バランスを取る努力をする事。

例えば、ヨチヨチ歩きの小さな子供を
イメージしてみてください。

立つのがやっと、だけど、
歩くとバランスが危ない。

バランスが危ないからと言って、
歩くのを止めるでしょうか?
あなたならご存知のはずです。

最初はころぶかもしれない。
失敗するかもしれない。

でも、歩けるようになり、
走れるようになるには、
それが一番の近道だと言う事が。

危ないからといって、
立ち止まっていれば、
いつまでも進歩しないという事も。

そして、歩き続けるうちに、
バランスのとり方は自然と
わかるようになります。

新しい事を始めようとする時は、
今の安定が壊れるのが怖いものです。

ですが、
一歩踏み出す事でしか前に進めません。

いろんな事を言い訳にして、
留まるのは簡単です。

「家族を犠牲にしたくない。」
「もう若くない」
「周りに理解者がいない」
「地方に住んでいる」

そういう理由であきらめがつくのであれば、
あきらめるのも選択肢の一つだと思います。

ですが、決してやってほしくないのは、
「家族のせいで夢を
あきらめなければならなかった」

と言う事。

つまり、誰かのために自分を犠牲にして、
人生を後悔する事。

これは、自分が不幸になるばかりでなく、
家族を犠牲にする事よりも、
家族を不幸にすることになるからです。

『あなたのせいで私は不幸になった』
と言われて、幸せになれる人はいません。

そんな事は家族も望んでいないのでは
ないでしょうか。

だから、
夢を追うのも、あきらめるのも自由です。

自由ですが、
それは自分で選んだ事だというのは
受け入れる必要があります。

そして、そこから生じる事の全ては、
自分の責任だということも。

では、どうすればいいのか?

私も正解を持っているわけではありません。

ですが、
答えを出す前にいくつか
考えて頂きたい事があります。

ひとつは、夢について。

大学や大学院に戻って勉強する目的は何か?
その目的は、大学や大学院に
戻らなければ達成できないのか?
時期はどうでしょう?

何年後かで良いのであれば、
お子さんと一緒に大学に通うという
道もあるかもしれません。

もう一つ、
家族についても考えてください。

家族と離れられない本当の理由は何ですか?
家事ですか?
家族に相談した事はありますか?

家族が本当に望んでいるのは何でしょうか?
あなたは、家族に対してどうなって
欲しいと望んでいるのでしょうか?

もしかしたら、
あなたが家族を離れることで、
子供の成長は加速されるかもしれません。

あなたが、大変な中、家族と夢の両立に
努力し生きる姿は、子供たちの
インスピレーションになるかもしれません。

あなたがさらに学ぶことで、
子供に教えられる事も増え、
子供や家族と接する時間が短くなることで、
その時間をより密度濃く過ごそうと
するかもしれません。

答えが出せない時は、
手段にこだわりすぎて、
選択が“YES”か“NO”の二択に
なっている事が少なくありません。

しかし、現実は、他にたくさんの
オプションがあります。
それらのオプションを検討する事で
道が開ける事もあります。

その時に、最も重要なのは、
本当の目的を明確にすること。

夢において、家族において、
これだけは絶対に外せない物は何か?
それを明確にすることです。

そうすることで、どちらを優先すべきかが
判断できるようになるのです。

夢を実現する道は必ずあります。

ですが、その道は、
あなたが最初に思い描いた
方法とは違うかもしれません。

大事なのは夢を実現する事。
大事なものを大事にしながら。

あなたが後悔の無い人生を生きる上で、
少しでも参考になれば嬉しいです。

-麻生秀男

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2 thoughts on “どちらを選ぶ?

  1. 経済的な問題がなければ基本的に小学校4年生くらいにまでなれば家事を負担してもらって勉学へ行ってよいだろうと思います。ただ、この主婦の場合は近くに大学がないという
    ことから単に大卒という学歴がほしいのが主目的で大学で何を学びたいという明白な目標はない可能性が高い。明確な目標があるのならその目標をかなえるためにはどこの大学の
    何学部がいい、どの教授がいいなど大学も限定されるはず。学歴が高ければ経済的に恵まれるという安易な考えでは大学に行っても大して役に立たない。誰の何のために何を身に着けるかという目的の設定自体が安易だと感じます。経済的に裕福になりたいのであれば
    別の方法もあり必ずしも学歴と比例しない。実際に高学歴で貧乏な人も低学歴だけどリッチな人もいるから。

  2. やりたいことをやるのに理屈なんてないです。学歴がほしいだけであっても本人が幸せならそれでもいいと思います。

    自分も自分以外の人間のために人生を犠牲にさせられましたが、やはりそのしなくてはいけない時にできなかったので、結局悔いが残りました。人生は自由に選択肢があるということは正直無いこともあると断言します。

    ですから、やはり協力を家族に得て喜びの人生を歩むべきです。

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