自信を手に入れる方法

『自分に自信が無いんです。』

あなたの夢を実現するために、
必要なものはなんですか？
と質問した時に返ってくる答えで最も多いもの。

それが

“自信”

自分に自信が無いから、
最初の一歩が踏み出せない。

夢に向かって行動できない。
ということだ。

じゃあ、なぜ自信が無いのだろうか？
逆に、どうしたら自信を持てるのだろう？

考えてみてほしい。

多くの人は、

『やった事が無いから自信が無い』
『できるかどうかわからなから自信が無い』
と言うかもしれない。

じゃあ、今、成功している人は、
初めから成功していたのか？

それとも、
自信家だけが成功できるのだろうか？

私の知る限り、そんな事は無い。
むしろ、自分大好きの自信家ほど、
うまくいっていない人が多いように見える。

なぜなら、自信たっぷりの人は、
他人の言う事に全く耳を貸さないからだ。

実際、ジェームスも最初から自信が
あったわけではありません。

ジェームスが、『７つの習慣』の
日本代理店の権利を獲得するために、
アメリカ本社の国際部長と面談した時の話。

ジェームスは、その国際部長にこう聞かれました。

『君は、お金も無い、経験も無い、
実績も無い、人脈も無い。
それでも、君にやらせろと言うのかね？』

ジェームスは、この言葉に
ぐうの音も出なかったそうです。
でも、引きさがるわけにはいかないので
『はい』
と答えました。

すると、その国際部長は、こう言いました。
『君達ならやるかもしれないね。』
こうして、ジェームスはチャンスを
つかみとったわけです。

ですが、なぜ？
アメリカ本社の国際部長は、ジェームスに
チャンスを与えたのでしょうか？

ジェームスが自信たっぷりだったからでしょうか？

普通に考えてみてください。

お金も、実績も、人脈も無い、
何のプランも根拠もない。
そんな人がやってきて、

『１００万円貸して下さい。
必ず、成功させて倍にします。』

そう言ったとして、あなたならお金を貸しますか？

国際部長としては、日本という大きな市場を
変なやつに任せて失敗すれば、
クビになってしまうかもしれません。

それなのに、ジェームスに任せたのはなぜでしょう？

それは、
それまでのジェームスの一連の行動にあったのです。

ジェームスは、日本からアメリカに電話をかけ、
断れ続けたけれどもあきらめませんでした。

そして、最後には、
『企画書でも出してみれば』
という言葉を引き出しました。

すると、その日のうちに企画書を仕上げ、
アメリカの本社に提出したのです。

インターネットが今のように普及していない時代
の話ですから、当然、先方はその行動の速さに驚きます。

それでも、アメリカ本社はジェームスに任せる
気は無いのでのらりくらりとかわし続けます。

『一度、セミナーでも見に来れば』

そう言われて、即、無いお金をはたいて
アメリカに飛び、セミナーを受けます。

そのセミナーというのが、
国際部長が講師のセミナーだったのです。

セミナーの期間中、ジェームスは、
何度も何度も、話し合いの場を持とうと
話しかけますが、そのたびに、かわされます。

そして、日本に帰国する直前にようやく
国際部長を捕まえ、無理やり話しあいに
持ち込んだのです。

その一連の行動力、決断しあきらめない姿勢。
それをみてチャンスを与えたのです。

とは言っても、
当時、日本では、『７つの習慣』も
コヴィー博士も全く知られていない。
そんな中からのスタート。

お金も経験も人脈も無いジェームスが
なぜ成功できたのか？

結論から言うと、うまくいかない事も
たくさんありました。

でも、あきらめなかった。
必ずやると決めていたから。

つまり、ジェームスにあったのは、
自信ではありませんでした。

あったのは、やる、やりきるという
“決意”でした。

そして、その決意を貫き、
結果を出すためならなんでもやるという
“柔軟性”

この決意と柔軟性の結果、
少しづつうまく行った。

その結果、だんだん自信もついて来た。
なぜなら“できた”から。

つまり、チャレンジし、
行動したから自信が手に入ったのです。

多くの人は、
『自信が無いから行動できない』と言います。

転職、起業、告白、結婚、などなど。
その気持ちはわかります。

うまく行くかどうかわからない。
だから怖い。
自信が無い。

だから、
いろいろとうまくいかない
理由を考えて行動しない。

すると当然、自信もつかない。
この悪循環の繰り返し。

そうして、多くのチャンスを逃してしまう。

でも、順番は逆なのです。
『チャレンジし、行動しない限り、
自信は手に入らない』のです。

チャレンジしない限り、自信は手に入らない。

そして、重要な事は、
チャレンジが必ずしも“思ったような成功”
でなくても自信は手に入るということです。

自信とは、“自分を信じる”と書きます。

あなたが誰かを信じる時、
きっとその人の言動が一致していて
ウソが無いから信用するのではないでしょうか。

それも、1回や2回ではなく、
その信用が積み重なるほどに信用は強くなるはずです。

実は、
他人を信じるのも、自分を信じるのも同じなのです。

行動を起こした時点で、
自分の心の声を信じ、
自分を信じているのです。

自分の心にウソをつかなかった。
自分の心を裏切らなかった。

その積み重ねがあなたの自信を育てます。

とは言っても、
最初から大きなチャレンジである必要はありません。

もし、怖ければ、
最初は小さなチャレンジから始めてください。

普段の自分だったらやらないような事、
これまで躊躇していたこと。

自分のやりたかった趣味かもしれないし。
電車の中で、誰かに席を譲ることかもしれません。

今まで、やりたかったのに、
苦手だとか、怖いと思ってあきらめていた事は
ないですか？
ぜひ、チャレンジしてください。

するとどんどん自信が積み上がっていく。
そのうち、チャレンジが楽しくなる。

すると、人生も楽しくなります。

なぜなら、
チャレンジを続けることで、
自分に自信が付き、自分を好きになるのはもちろん、
あなたの人生はどんどん広がって行き、
あなた本来の可能性を開いていく事になるからです。

気がつけば、自分らしい理想の人生を
生きている事でしょう。

自信が無いから行動しないのではなく、
自信が無いからこそ、行動し、チャレンジし、
自信を手に入れてください。

あなたの人生がさらに素晴らしいものに
なる事を願っています。

麻生秀男

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