性格とはかさぶたである

おはようございます。
麻生秀男です。

先日とあるセミナーに参加しました。

そのセミナーの中で非常に印象に残っている
表現が

「性格とはかさぶたのようなものである」

という表現。

つまり、

性格というのは、人間が生まれて成長する中で、
ついた心の傷から自分を守るためにできた“かさぶた”
である、というのです。

例えば、

子供の頃に、親から十分な愛を受ける事が出なかった。
(と少なくとも本人は思った)

それは、
両親が共働きで十分に構ってもらえなかったから
かもしれないし、

子供としては大変な状況で親の助けが欲しいのに、
親から見たら大したことが無いので、
ほっとかれたという経験かもしれない。

理由は何にしろ、心に「自分は愛されなかった」
という傷がついてしまった。

その結果、

“愛されなかった”という、
その傷にはあなた触れると痛いし、血が流れるから、
愛されるような性格という“かさぶた”を作る。

それは、やたらと相手の評価を気にするという性格に
出るかもしれないし、他人に尽くすという性格に
なるかもしれない。

また、同じような出来事に遭遇しても、
“愛されなかった”と解釈して傷を負う人もいれば、
“自分は無力だ”と解釈して傷を負う人もいるかもしれない。

「自分に力が無いから相手にされないし、
さびしいのだ。」

と解釈してしまうかもしれない。

すると、やたらと強くなろうとする。

弱音を見せず、強がるという性格になるかもしれないし、
ジャイアンのように、なんでも力や暴力、脅迫で
解決しようとするかもしれない。

いずれにしても、

実は、性格というものは、
触られると痛い傷から自分を守るために
できたものであるということ。

だから、やたらと怖そうにして、周りに対して
威圧的な人は、実はものすごい“ビビリ”であったり、

やさしくて人に尽くす人は、実は人一倍、自分が
“愛されたい”と思っていたりする。

つまり、性格というのは、
本質的な恐怖や、欲求という“傷”を覆い隠し、
自分を守るためにできた“かさぶた”だというのです。

この話を聞いて、私は
「なるほど、一理あるな」
と納得したわけです。

ただ、重要なのはここから。

性格がかさぶたであるなら、
それは“本来は必要が無い”ものだということ。

“必要が無い”は言いすぎかもしれないけど、
少なくとも、かさぶたや傷を気にしている限りは
自分の本来の力は発揮できないし、本当の意味で
“自由”を手に入れる事はできない。

うちの娘達も、よく転んでひざをすりむいては
かさぶたを作ってますが、かさぶたができて
治りかけているのに、

『傷が痛いから、お風呂に入りたくない』
『ばんそうこうを貼りたい』

と言ったりします。

傷は、最初は保護する事も大事ですが、
いつまでも気にしていると、逆に治りが遅くなったり
しますが、性格というかさぶたもこれに似ています。

傷やかさぶたを気にしている間は、
全ての意志決定や判断、行動は、この傷やかさぶたで
“制限”される事になります。

つまり、私達は、無意識的に自分の性格や
好みで物事を判断し選択しているわけです。

ですから、どうしても意志決定や判断、
行動には一つのパターンができてしまう。

パターンというのは枠を出ないという事だから、
自然と意志決定や行動もある特定の枠からは
出なくなってしまう。

何か問題や不満があれば、物理的な暴力や
威圧的な態度で解決しようとする人は、
本当の意味での信頼できる人間関係は得にくいだろうし

他人の顔色ばかり伺い、自分を犠牲にして
他人に尽くす人は、仕事や人生に方向性が出なかったり、
自分が何をしたいのかわからなくなったりする
かもしれない。

その結果、人生や仕事で得られる結果も、
ひいては成功も、傷やそのかさぶたである性格に
よって制限されてしまうことになる。

もちろん、全ての物事には裏と表があるように、
そして、本来、性格とは傷をいやすための物だから、
人生のある時期までは、その性格がプラスに働く
事もあるでしょう。

しかし、もし、あなたが、
今の人生に満足していないのであれば、
不要になった“かさぶた=性格”を少しはがすことは
さらなる飛躍のきっかけとなるでしょう。

では、どうすればいいのか?

1.自分を知る
2.制限となっているものを特定する
3.意識して選択する

すでにあなたが、自分の成功の制限と
なっている“かさぶた=性格”に心当たりがるかも
しれません。

ですが、もし、無い場合は、まずは自分を知る
ところから始める必要があります。

自分を知るという意味では、
西洋占星術や四柱推命といった占いや、
統計学的な自己分析、心理学的な自己診断という
ものは一つのツールになると思います。

ただ、その際に注意してい欲しいのは、
そうしたものでわかるのは、単に生まれ持った傾向に
すぎないという事。

絶対的なものではないし、運命だから変わらない
というものでは決してないという事。

こうした性格分析や占いを学んでいる人達の中には、
そうした分析や占いの結果を使って、自分や他人に
レッテルを貼り、思考や物の見方がその枠から出られ
なくなってしまう人もいます。

もともとある性格に対して
「自分はこういう性格だ」
と強い暗示を入れることになるのです。

そうなっては、さらに自分の成功を制約する
性格を強化して行くだけ。

これは、その占いや分析学というツールが良くできて
いればできているほど、はまりやすい罠です。

自分の“かさぶた”である性格という安心領域の中に
閉じこもっていれば、安心だし、心地いいでしょう。

今の人生に全て満足していて、成長する必要も、
何かを良くしていく必要もなければ、
それでかまいません。

ですが、
より金銭的に成功したい、より自分らしく生きたい、
よりよい人間関係を手に入れたい、健康になりたい
と思うなら、自分の殻に閉じこもっているだけでは
変化は起きません。

変化が起きないし、
成長も成功も大きく制限する事になります。

そこで、第2のステップとなります。

つまり、
その自己分析の中で、自分の一番の制限と
なっているであろうものを特定するのです。

人生の重要な場面や、普段の行動で、
あなたの意志決定や行動に最も強く影響を
与えている価値観は何でしょうか?

それは、

“安全でいたい”
“愛されたい、必要とされたい”
“有能でありたい”

といったものかもしれませんし

“自由でいたい”
“個性的でありたい”
“存在意義を見いだしたい”

というものかもしれません。

そして、何度も言うようですが、
その価値観が、全て悪いというわけではありません。

あなたの人生にとって有益な働きを
してきたし、今後も有用である事も多いかもしれません。

ですが、人生のある側面では、
その価値観があなたの成功や成長を制限して
いるかもしれなません。

その場面があるとしたらどんな場面でしょうか?

それは、あなたとしては、自然と、あるいは無意識で
とった行動や発言が、他人を傷つけたり、望まない
結果につながった場面かもしれません。

あるいは、

あなたが人生の中でより良くして行きたいと
思っている側面であるにも関わらず、なかなか思うような
結果が出ない。

そんな、側面があるとしたら、
あなたが無意識にとっている判断や行動が影響している
かもしれません。

いずれにしても、あなたが「こうあるべき」と感じていたり、
「自分が正しい」と思っている部分、つい感情的になって
しまったシーンにヒントがあるはずです。

そして、そのシーンが特定できたら、3番目のステップ。

“意識して選択”する。

性格や、自分の価値観で、無意識に“反応”するのではなく、
“意識して選択する”。

「この言動、意志決定は、自分の得たい結果につながるだろうか?」

と自分に問いかけてみる。

そして、明らからに、良い結果につながりそうでなかったり、
なんだか、「○○しなければいけない」という義務感や
強制感を感じるようであれば、違う判断、言動をする。

ジェームスも、

「今と同じことをやり続ければ、今と同じ結果しか得られない。
違う結果を得たければ、違う事をやれ。」

と言います。

そして、あなたの結果を最も制限する可能性があるもの。
それが、性格や価値観なのです。

あなたが、自分自身の性格や価値観から
ほんの少し自由になるだけでも、今と違う結果、
違う人生になっていきます。

もちろん、いきなり別人格になるのは難しいですし、
その必要もありません。

あなたが、良くしたいと思っている
人生の側面において、ほんの少しだけ、意識的に選択し、
自分の性格や価値観から自由になるだけで良いのです。

一緒に、より自分らしく、より自由な
真の成功を手に入れていきましょう。

 

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One thought on “性格とはかさぶたである

  1. かさぶたの例え、しっくりきました。
    大人になって子供~若い頃と真逆の価値観になりました。それは昔負った心の傷を守るかさぶたで覆い、かつての自分を全否定しているとも言えます。
    経験から学ぶのは大切ですか、傷付かないように虚勢を張るのではなく、弱さを認めた上で、傷付くことを怖れず素直な自分を貫けるようになりたいですね。

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