目標を達成する2つの要素

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From:麻生秀男

 

先日、小4の長女と道を歩いていた時のこと

「今年の夏の目標を教えてあげようか?」

と言いだしました。

“目標なんて考えてるんだ。”
と内心感心しながら

「どんな目標なの?」

と聞くと

「一個は去年も同じで、達成できなかったんだけど
蚊に刺されない事。

もう一個は、嫌いなセミを1回も見ない事。」

 

「・・・」

まあ、どこまで本気で言っているのかは
わかりませんんが、達成はちょっと難しい
かもしれません。

なぜなら、この目標には重要な要素が
欠けているからです。

 

目標を達成するには2つの要素を考える
必要があるのですが、娘はそのうちの一つを
完全に考えていなかったのです。

そして、実は、
多くの大人も同じ間違いを犯したりします。

実際、
達成されない売り上げ目標など、
多くの達成されない目標も同じような間違いを
しているのです。

 

つまり、
2つの要素のうち一つの事しか考えていないのです。

では、
目標を達成するために必要な
2つの要素とは何だと思いますか?

実は、この2つの要素こそが、
戦後の日本を大きく発展させた理由であり
ジェームスが次々と夢や目標を達成している理由
でもあるのです。

 

ですので、
もしあなたが、今、目標はあるのに
なかなか達成できていないのであれば、
この目標を達成する2つの要素のうち一つが
抜けているかもしれません。

逆に、2つの要素を意識し始めると、
これまでうまく行かなかったことがウソのように
次々と夢や目標を実現する事になるのです。

では、その目標を達成する2つの要素とは
何でしょうか?

 

一つは、

“結果”

つまり、どのような結果が欲しいのかという事。

これは多くの人は出来ていると思いますし、
娘もできていました。

 

問題はもう一つの要素。

それは、

“どうやって?”

という要素。

 

多くの人は、目標で欲しい“結果”は考えます。

ですが、ほとんどの人は“どのように”
という部分を考える事がありません。

つまり、欲しい結果は考えるけれども、
その結果を生みだす“原因”となる方法や行動に
ついては十分に考える事はほとんどありません。

 

ですが、
“原因と結果の法則”
が示す通り、原因となる行動を変えなければ、
その結果は変わるはずも無いのです。

その結果、
たまたま今の行動で達成できるような目標だったり
ミラクルが起きれば目標が達成されます。

ですが、
今の行動で達成できる目標では、
現状維持が精いっぱいである事がほとんど。

 

ですので、

「今よりも売上を上げたい。」
「人生を良くしたい。」
「今までに出来なかった事を成し遂げたい。」

という目標は達成されません。

 

例えば、
営業の現場で、売上目標、前年比150%
という目標を掲げたとします。

「売上150%だ。」
「コミットしろ。」
「あと○○円で達成だ!」
「最後までやりきれ!」
「エイエイオー!」

と営業マネージャーから根性論のみの
プレッシャーがかかります。

最初は部下もがんばります。

目標とする結果は示されているけれど、その結果が
“どのようにしたら”手に入るのかはしめされない。

だから、今までの事を何とか一生懸命頑張るしかない。
その行動で期限までに目標とする結果が手に入るかは
誰も見当もつかない。

 

とにかく一生懸命やるしかない。

でも、今までだって手を抜いていたわけではありません。

だから、今までと同じ事を一生懸命やっても
限界がある。

なかなか100%を超えない。
時間が経つにつれ目標と実績の差がどんどん大きくなる。

一生懸命やっているのに、目標が達成されない。
それを繰り返すうちに自信を失い、あきらめてしまう。

そして、達成されなかった気持ちだけが残る。

 

すると、次から“目標”と聞いた途端
“そんなものはムリ”
と無意識に拒否反応が起こる。

なぜなら過去の嫌な気持ちを覚えているし
思い出すから。

人は嫌な気持ちは避けたい。

すると自己正当化が始まる。

「あんなムリな目標を掲げる上司がバカなんだ。」

と。

 

するとパフォーマンスは下がる一方。

そんな状況になる人も少なくありませんが、
あなたもそうなっていませんか?

ですが、
それはあなたに才能が無いという事では無く、
力が無いという事でもなく、
夢や目標が実現できないという事でもありません。

 

単に、必要な要素の一つが抜けていただけ。

それが、
“どうやって?”
という要素。

つまり、
目標を達成するために十分な現実的な方法。

どんなに夢や目標が大きかったとしても
その目標で欲しい結果を得るに十分な行動をすれば
結果は手に入って当たり前。

 

この考え方を日本に紹介したのが
W・エドワーズ・デミング博士。

実は、デミング博士は、
第二次大戦後の日本の奇跡的な発展に大きく貢献した
人物なのです。

1950年から日本の企業経営者に、
統計学を応用した設計、製品品質、製品検査、販売などを
強化する方法を伝えて行ったのです。

戦後日本の急速な発展を支えた“モノ作り”は
デミング博士抜きにしては無かったと言われる人物。

今や世界企業となったトヨタの代名詞である
トヨタ生産方式にも大きな影響を与えたと言われます。

 

そのデミング博士が、
経営者や現場のマネージャーから目標を聞いた時に
必ず言ったと言われるのが

“By What Method?”

つまり「どのような方法で?」という事。

戦後の日本は、デミング博士の教えに基づき、
過去の実績やデータを元に、欲しい“結果”に
高い確率で辿りつく“原因”となる方法、行動を
行って行ったからなのです。

 

そして、ジェームスも、
手に入れたい夢、目標という“結果”を決めたら
その結果を生みだす“原因”となるやり方、行動を
見つけ出し、行動するから次々と夢や目標を実現
しているのです。

あなたの夢や目標はどうですか?

その夢や目標が高い確率で実現されるに十分な
“原因”を計画し、行動していますか?

欲しい“結果”を手に入れるに十分な“原因”を作り出し、
あなたの夢や目標も次々と実現して行って下さい。

 

PS
そうは言っても、

「どのように自分の目標や夢を実現するのに
十分な“原因”を探し出せるの?」

「どのように行動して行ったら良いの?」

と疑問に思う場合もあると思います。

そういう場合は、
ジェームスが夢や目標を実現し続けているプロセスを、
直接本人から受け取れる「成功の9ステップ」ライブセミナー
に参加する事をおススメします。
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One thought on “目標を達成する2つの要素

  1. いつも楽しみに読ませていただいてます。
    1年くらい前のメールなのですが
    「目標を達成する2つの要素」
    最近、読み返したらやけに気になり何度も読み返しました。
    文中の「十分な“原因”を作り出し、」の部分が
    理解ができません。出来ましたら具体的に説明をして頂くとありがたいです。
    宜しくお願い致します。

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