69歳からのゼロスタート


先日、マイケルガーバーがオーストラリアの
TV番組に出演し、震災後のスモールビジネスを
どのようにして立て直すか、という質問に
答えていたシーンがありました。

その番組は、2月だったので、
日本の震災ではなく、
ニュージーランドの震災についての
話だと思います。

もちろん、この震災でも多くの方々、
そしてスモールビジネスが大変な被害に遭いました。

キャスターは、次のように質問をしました。

”店が崩壊し、在庫も失ったビジネスは
どのようにして再建すれば良いでしょうか?”

ガーバーは次のように答えました。

”私たちは過去40年間にわたって、世界100カ国以上の
スモールビジネスを支援してきました。

彼らの多くは、最初会った時には、ひどい状況にあります。

いつの時代でも、世界のどこでも、多くのスモールビジネスが
大きな災害に遭ったのと同じような状況にあります。

彼らがやらないといけないのは、まず、

こんなことは起きるべきじゃなかった・・・
こんなことさえおきなければ・・・

と考えるのではなく、現在に集中することです。

その上でしないといけないことは、
「再建」ではありません。

「再建」ではないのです。

彼らがすることは、かつて持っていたものを
もう一度取り戻す、昔に戻ることではありません。

彼らに必要なのは、起業家のように考えることです。

起業家には夢があり、ビジョンがあり、
目的があり、ミッションがあります。

創造力を働かせ、新しい方法で、新しいことを考えるのです。

新しいコミュニティを作り、新しいビジネスを作り、
新しい可能性を作るのです。”

マイケルガーバーがE-Myth World Wide社を
作ったのは、1977年のことです。

それから40年くらいたった、2005年。

69歳になった彼は、まったく新しいチャレンジを始めました

まさに、インタビューで語ったように、
これまでのものにこだわるのではなく、
新しいコミュニティを作り、新しいビジネスを作り、
新しい可能性を追求し出したのです。

普通はリタイアしている年齢、
69歳からのゼロスタートです。

あなたも今持っているもの、かつて持っていたものに
こだわり過ぎて無いでしょうか。

ゼロスタートで考えれば、これまで想像もできなかった
可能性が見えてくるかも知れません。

– 清水直樹

追伸:
起業の神、マイケルガーバーのレポート、
「起業家の神話」はこちらから入手できます。
https://www.nextleader.jp/gerber/

9 thoughts on “69歳からのゼロスタート

  1. これはまさに今、日本に必要な考え方ですね
    復興はしないで、現存する施設を巧く活用する、現存するシステムを活用することで、何とか受け入れることです
    復興には無駄金が費やされるだけ
    それで増税になった暁には、日本人は死を選ぶ以外に道がなくなります
    これには、現政権、省庁、天下り機関、財界を駆逐し、東電とJALを国営化、相撲協会を廃止、パチンコを国営化してジャパニーズカジノとして活用する必要があります
    これで、財政再建できるでしょう
    IMFの管理下に置き、国連の監視下の下に再建する

  2. 考えさせられるコメントでした。あまりにもOO屋さんになりきっていました。

  3. ■69歳からのゼロスタート

    『こんなことさえおきなければ・・・
    と考えるのではなく、現在に集中することです…。
    その上でしないといけないことは、「再建」ではありません…。』

    『もう一度取り戻す、昔に戻ることではありません…。
    起業家には”夢”があり、”ビジョン”があり、”目的”があり、
    ”ミッション”があります…。』

    『創造力を働かせ、新しい方法で、新しいことを考えるのです…。』
    『新しいコミュニティを作り、
     新しいビジネスを作り、新しい可能性を作るのです…。』

     今回…戦後生まれの~”地震国である我が日本…!”
    私も含め…多少の認識が脳裏より…薄れていたと… ><
    今や…我が国『日本』そして私もパートナーも…当にゼロスタート…!!

    しかし、それは…新しい『未知への世界』可能性です~ネ!
    素晴らしい…”言葉”  ありがとうございます…。  (SAKURA…)

  4. 震災でゼロスタートができると考えるのは良いことです。
    日本には何があり、何ができるのか? から始まるとおもいますが・・・。
    冷静に考えても夢も、ビジョンも身の丈から考えるしかありません。
    海外から見ればもう少し見えてくるのですが日本が生き残って行くには今が反省のときで
    新しく出発して行くチャンスかもしれません。  頑張りましょう!!

  5. なるほど、つねに現在に集中する事が、どんなビジネスでも時間を有効に使えるという事ですね。特に自然災害にあった場合人の心も新規にスタートするという気持ちでいければ、あまり憂鬱にならないですむかもしれませんね。

  6. ゼロベースで考える習慣は、確かに起業家には必要です。

    次に大事なことの一つは、コミュニティ作りなんですよね。

  7. >彼らの多くは、最初会った時には、ひどい状況にあります。
    >いつの時代でも、世界のどこでも、多くのスモールビジネスが
    >大きな災害に遭ったのと同じような状況にあります。

    確かにそうですよね。
    常に、起業家精神を基本とするなら、
    すべてが新鮮で新しく希望のある状態で捉えるのですね。
    レポートや著書も読みたいと思いました。
    どうもありがとうございました。

  8. 本当に、発想の転換が求められる時です。 前例がないからやらないではなく、どんどん、良い前例を作っていく。 それが大事なことですね。
    今から30年前を思いだしました。 新婚旅行休暇を3週間 会社に申請したこと。

    11月に結婚して、忙しい時期なので、2月に新婚旅行を申請。 支店長からは、最初 前例がないから、拒否されました。 それでも、申請。 その時は、退職願も一緒に持参して、本社に行ってくれと。 結局、認められました。(18日間)  前例を作りました。

    後輩からは、やんやの拍手をもらいました。 その会社も 11年で、依願退職。 家族(当時4人)を連れて、未知の海外に、移住。(バブル絶好調期に辞めて? 夢を求めて、、)

    あれから23年。 You Can Do it. ですね。
    私達 夫婦は日本の実家に帰り、老親の世話&リタイア。 子供達は、豪州で、就職・生活。

    幸せです。 でも、また、これからまた、挑戦します。
    全くのゼロからのスタートではないですが、新たなスタートです。

  9. 過去に固執してしまうから、
    次が踏み出せないということも
    ありますね

    人の性によるところが大きいので、
    簡単には変わることが
    出来ないのだと思います

    気持ちを切り替えるためにも
    過去ではなく、将来のビジョンを
    しっかりもって「今」を
    活動していこうと思います

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