イギリスで一番のボス(上司)

from 杉本

エマ・ブランドンが、
イギリスのノーウィッチ市にある、
ヘレスドン病院で、
精神病患者の、
長期入院病棟の看護主任として、赴任したとき、

16人の看護スタッフは、
疲労困憊といった状態でした。

また20人の患者の多くも、
口汚く、暴力的で、
スタッフに対して、常に叫んでいました。

ストレスから逃れる唯一の方法として、
スタッフは、病気欠勤を繰り返していました。

どうすれば良いのか、分からないまま、
エマは、ただ聴くことにしました。

彼女は、スタッフの一人一人と会い、
彼らの不安を聴いたのです。

彼女が、そこで発見したことは、
以前からの勤務スケジュールが、
スタッフの家族生活を、バラバラにし、
勤労意欲を、失わせているということでした。

そこで、彼女はスタッフたちに、
自分たちの、勤務スケジュールを決めることを提案し、
実行させました。

自分たちで、みんなに公平な、
勤務スケジュールを作ったスタッフたちは、
見違えるように、欠勤が少なくなり、
更に注目すべきは、
エマがスタッフに、心からの傾聴をしたように、
スタッフも、患者の話を聴くようになったのです。

それに伴い、患者の叫び声も、
目立って少なくなってきました。

エマはこう言います。

「自分が扱われたいように、相手に接すれば、
それは、相手にも通じるものです」

彼女を尊敬するようになったスタッフたちは、
イギリスの「最高のボス(上司)賞」という賞に
エマを推薦しました。

驚いたことに、イギリスの一流企業のマネージャーたちを
軒並み抑えて、彼女が2003年度の、
その賞を受賞したのでした。

エマは、7つの習慣の第五の習慣
「理解してから理解される」の
実践者です。

自分に関心を持ってもらいたいとか、
自分のことを分かって欲しいと願う人は、
まず相手を理解しようとすることが、
その早道であることを知るでしょう。

共に働く同僚や部下、顧客の、
ニーズや懸念、優先事項を理解することで、
相手は、次に、自分に対する協力を、
惜しまなくなることでしょう。

そして、エマのように、
自分が達成したいことを
多くの人の協力を得て、
達成することでしょう。

育自コンサルタント
-自分を育てるお手伝い-

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)

PS:
こちらの「7つの習慣DVD 講座」の割引は本日終了です。
もしまだ持っていないなら、いずれ必要となるものなので
こちらから手に入れてください
http://www.nextleader.jp/the7habits/freevideo/vol_01.html

8 thoughts on “イギリスで一番のボス(上司)

  1. よい内容でした。ありがとうございます。ふっと気づくところがありました。
    頑張ってください。

  2. おはようございます。
    昨日、9月に移転リニューアルされるオーナー様より
    同様のお話がありました。

    店長を自律へ向け育成してますが、
    その店長様が「家庭不安になっている」と・・・

    3年後、5年後に向けたビジョンであれば
    その過程での「時間」は、
    きっと近い未来に繋がることです。

    店長様が「気付き」が理解できた時
    家庭も過程も感謝に繋がると思います。

    いつもありがとうございます。感謝!

  3. 傾聴はよいと思っても、なかなか実践するのが億劫になりがちですね。
    エネルギーをかなり使うので、ついついめんどくさくなって逃げてしまいがちです。
    今日のメルマガを見て、めんどくさがらずに、できるだけやっていこうと思いました。
    ありがとうございます。

  4. 私は何としても、時空を超えた世界に向かわない限り、この3次元空間では駄目であることが確定しました
    でも、時空を超えた世界にいくなんて、出来るのかな?

  5. でも、たまにいますよね、
    ただグチを言いたいだけの人が・・・

    この場合は、どう対処するのでしょうか?

  6. 自分に関心を持ってもらいたいとか、
    自分のことを分かって欲しいと願う人は、
    まず相手を理解しようとすることが、
    その早道であることを知るでしょう。

    ・・・相手は、写し鏡なのかもしれないですね。。。

  7. 相手を理解すること

    それが相手とよりよい関係を
    築くということ

    頭では分かっていても
    実際はなかなか難しいですね

    時間をかけてしっかりと
    相手と良好な関係を
    築こうと思います

    ありがとうございます

  8. 7つの習慣の第五の習慣…
    「理解してから理解される」の実践者です…。

    自分が扱われたい様に、相手に接すれば、相手にも通じるものです…。
    そうなのです~~~ョネ!! ^^
    -->【 コミュニケ-ション 】

    コミュニケ-ションに於きましては…『言葉…』ふと…!!><
    先日アメリカにて活躍中の『松坂投手…』の事が…?
    やはり…世界的視野 にての思考・行動…etc
    必要でしょう~~か? ウフフ!!

    どうしても…『島国根性???』脱皮出来な~~いの? ><
    -->改めまして【理解し…理解される…!!】

    最終的には…非難する行為よりも…
    どうしてそのようになったのでしょうか…?よ~~く考えて??

    『ハートとハート…』でしょうか??そして…『感謝!!』
    ありがとうございます…。  (SAKURA…)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>