「小さなステップ」

from 杉本

英国ハートフォードシャー大学の、
リチャード・ワイズマン教授(心理学)の、
研究報告をご紹介します。

これまで、何らかの新年の目標を、
立てたことがある人、700人を対象に、
聞き取り調査を実施したそうです。

そして、目標を達成することができたか、
たずねてみると、

「成功した」と答えたのは、
わずかに22%のみで、
8割弱の人は、新年の目標を、
途中で、諦めてしまっていた事が、
わかったそうです。

「成功した」人たちに、共通して見られたのは、
目標まで、「小さなステップ」を、
取り入れる傾向だそうで、

ポイントを、ひとつひとつクリアするたびに、
自分自身を褒め、目標達成への道を、
継続させやすくするという、
特徴がみられたそうです。

目標を決めると、それに向かってスタートするのですが、
目標に到達するためには、
「小さなステップ」を、設定することが重要です。

例えば、「『7つの習慣』の書籍を、
毎日10ページずつ読み、
2011年6月31日までに読み終える」
というのが、目標だとしますと、

目標達成の確率を高めるために、
以下のような方法をお勧めします。

まず、「7つの習慣」の内容を、
以下の項目に分けます。

・ パラダイムと原則(p3〜74)
・ 第一の習慣(p78〜123)
・ 第一の習慣-応用の提案の研究
・ 第二の習慣(p125〜205)
・ 第二の習慣-応用の提案の研究
・ 第三の習慣(p207〜259)
・ 第三の習慣-応用の提案の研究
・ 相互依存のパラダイム(p265〜296)
・ 第四の習慣(p298〜347)
・ 第四の習慣-応用の提案の研究
・ 第五の習慣(p349〜389)
・ 第五の習慣-応用の提案の研究
・ 第六の習慣(p391〜427)
・ 第六の習慣-応用の提案の研究
・ 第七の習慣、再びインサイド・アウト(p432〜481)
・ 第七の習慣-応用の提案の研究

そして、10ページずつに区切った、
読書進行表を作ります。

その読書進行表を利用して、
その日、10ページを読んだら、
その部分に、印を付けていきます。

そうすると、印を付けるたびに、
小さな達成感を感じるはずです。

別の表現方法を使うと、
脳の中に、ドーパミンが分泌され、
「よし、できた」という気持ちになるのです。

この小さな達成感を、毎日感じることが
最後まで続ける、
モチベーションになります。

また各習慣の最後にある「応用の提案」には、
いくつかの質問がありますが、
それについて考え、
答えていくことで、理解度が深まります。

各習慣を読み終えるごとに、
一旦止まって、
この質問に答えます。

でも、1つの質問に答えると、
理解度が深まり、
モチベーションが、また上がります。

7つの習慣は、内容の深い書物ですが、
分厚くて、少し難しい表現で書かれている、
という方もいます。

その理由で、すべて読み切れずに、
書棚に置いてあるという方も、多くいらっしゃいます。

完読するために、
必ず1日で読める程度のページを設定して読み、
毎日達成感を感じて下さい。

何とぞ、よろしくお願い致します。

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)

PS. 7つの習慣を読み通すのが難しい場合、
7つの習慣DVDから学習し始めるのも、手かも知れません。
7つの習慣の公開コースで使用されていたDVDや、質問、
ディスカッションの手法が用いられていますので、わかりやすいのだと思います。

http://www.nextleader.jp/the7habits/freevideo/thanks.html

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http://www.nextleader.jp/the7habits/freevideo/vol_06.html

5 thoughts on “「小さなステップ」

  1. 7月6日に始めたとして、8月31日までには終わる計算ですね
    学生なら丁度、休み中に読んでしまえる
    私は、そうやって、2009年8月に買った本を6冊読んでしまいました
    丁度、毎日ケアをする時間が1時間あるので、それを元に行っています
    2011年1月から3月には終えていますね

  2. とっても久しぶりに娘が朝の教育テレビを見ていました。
    私は今日の記事を読ませてもらいながらふとテレビから『一歩』という言葉が聞えてきました。
    それは、「千里の道も一歩から」の一歩でした。
    本当にそうですね!
    「7つの習慣も一歩から」なんちゃって!(笑)

  3. 七つの習慣にはいいことがたくさん書かれてますが、その中で家庭での家事の役割を決めて誰が何をやるかと権限委譲が心に残っています。自分が家庭をもったら嫁さんだけでなく子供も
    交えて夏休みには何処へ行って何をして楽しむか皆で話し合って決めたいと思います。
    子供が何かで頑張って結果を出したか、すごい結果ではなくてもすごい頑張りだったら「○ちゃんは頑張ったから今回は○ちゃんのやりたいことをやろう」などと決めてある程度子供の意思で決めて何処で何をするかは大人が手助けして決め、行く場所は地図を見せて今いるのはここで行く場所はここ、電車ならいくらかかって皆で景色を楽しめるけど、車ならいくらでどうなるとかわいわい言って楽しみながら会話や企画の能力を高めるようにしたいなどと思って読みました。また、家事の役割分担でも○ちゃんが中間テストだからその間はお父さんがやってあげるから頑張れよと家族メンバーも職場や学校の予定によって臨機応変にする必要もあると思うけど会社でもきまりでこうだと何でも法律のように硬くしてしまうと同業他社との競合には勝てないのでやはり臨機応変に対応することは必要になり家庭でも多くの学びができると思います。アメリカと日本の違いがありますがアメリカの中級以上から支配階級の階層は家庭でもよくこどもをしつけていて家事の手伝いの応じてバイト代を出して労働と報酬を学ばせたりします。人前で話すのは苦手という日本人が多い半面、アメリカ人のプレゼンは見事なもので
    彼らのすぐれたものは日本にももっと広がって欲しいものです。また、日本の会社はよきリーダーが少なく精神的に病んでる人や鬱になっている人も多いけれど欧米の会社の方が首になるリスクは日本より高いけれどももっと楽しく働いています。もっと日本もリーダーシップを取れてコミュニケーション能力のある人が増えて欲しい。そのために役立つ本だと思います。

  4. 私も毎日小さな目標を立てて、
    それをコツコツこなしていって
    大きな目標を達成するようにしています

    大きな目標を立てて実現しようとすると
    すごく力がいるので、
    小さな目標に区切って実行することで、
    継続させて達成する方法が
    自分にとっては最良です

    これからもこのスタンスで行動していきます

    ありがとうございます

  5. 『目標を決めると、それに向かってスタートするのですが、
    目標に到達するためには、「小さなステップ」を、設定することが重要です。』

    そうです~~ネ!!
    日々の…小さな目標をクリア- ^^
    その積み重ねが…”週間”・”月間”…へ!!
    -->”年間”
    -->”3か年計画”… etc

    そして『本来の目標設定=夢というステイタスにつながり…』
    本日は『アドバイス』により…前進!前進!ポジティブな気分に^^

    更に…本日は『七つの習慣』読書進行表…参考になりました…。^^
    仮に…”毎日10ページ”ずつ読んでも~~○○日までには…
    そうなのですよね!!
    他の書物も…この様に日々少しづつでも…読書 !!

    本日の『アドバイス』 ありがとうございます…。   (SAKURA…)

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