○○が無いマニュアルは意味無し。

こんにちは、清水です。

前回(チームを作る)、前々回(成功と成長の定義)と
オンビジネス化するためのヒントをご紹介しましたが、
今日も同じテーマでいきます。

今日は「マニュアル」について考えて見ます。

「はじめの一歩を踏み出そう」などを読んで、
ビジネスのマニュアルを作ろうと思った方も多いでしょう。

マニュアルとは、その名のとおり、作業のステップを記述したもの。


「手続き」

たとえば、このブログであれば、

Step1. 付与されたアカウントでログインする。
Step2. 「新規投稿」をクリックする。
Step3. 「件名」と「本文」を記入する。
・・・・

などというものです。

こういうのは、いわゆる「手続き」と言います。

そして、「手続き」が出来れば、マニュアル化できたと同じ。
そして、マニュアル化が出来れば、オンビジネスになったと同じ。

・・・というわけではありません。

実は「手続き」はマニュアルの半分でしかありません。

もう一つ、マニュアルに含めないといけない重要な項目があります。

「基準」

それが、

「基準」

です。

辞書によれば、「基準」とは、

「満たさねばならない一定の要件」

とあります。

マニュアルに記載する基準もそのとおり。

たとえば、先のブログの例で考えてみます。

Step3.に「件名」という言葉があります。

では、この「件名」の「基準」は何でしょう?
「件名」が「満たさねばならない一定の要件」はなんでしょう?

色々とあると思いますが、たとえば、

・本文と関連のある件名にする。
・放送禁止用語を入れない。
・20文字以内にする。

などが考えられます。

では、さらに突っ込んで、「本文と関連のある」とは
具体的には何を意味するのか?

・本文中の文字を抜粋している。
・10人が見て、8人が「関連がある」と判断する。

などなど。これも色々考えられます。

これがマニュアルに記載すべき「基準」の一例です。

「基準」を「方針」と同義語と考える人も
多いですが、まったく別物です。

たとえば、一般的な「方針」は、
「○○をスピーディーに行う」
などの項目があります。

一方の「基準」とは、
「スピーディーとは1時間以内を意味する」
といったようなものです。

実はこの基準こそが、ビジネスに秩序をもたらし、
そして、秩序こそが、混乱する作業でいっぱいの
毎日から抜け出す鍵をもたらしてくれます。

さて、あなたのビジネスの「基準」は何でしょう?

– 清水直樹

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7 thoughts on “○○が無いマニュアルは意味無し。

  1. 「基準」を設定するのはまさに重要なポイントですね。ビジネスでも大きい、小さい、長いスパンとかでは
    曖昧だし、人によっての判断がまちまちで全く分からない。数字を出すことです。自分は行動派なので
    最初は基準がないところからスタートするものの、行動することで基準ができるだけでも失敗しても
    経験として次につながります。例えば最初に戦って競った相手に負ける。その負けた相手が基準になり、その人と戦った時の相手の基準で同レベルに持っていく。そこで相手が違う人になり、戦ってみると
    もの凄い弱さで驚く。実は最初に戦った相手がもの凄く高いレベルの人だったことに後で気づく。ということがありました。つまり自分の設定した基準が通常よりかなり高いところだったのに気づかずにそのレベルくらいにもっていくと知らないうちに高いレベルに来ていたってこともあります。これは目標とする基準が自分の求めるものより高かったので勘違いであったものの基準をもったからこそ結果を出すことに
    つながった例です。たとえ「基準」自体のグレードを見間違えたとしても「基準」を設定することは結果を出すために必要なことです。でも低い「基準」に合わせるのはつまらないから気をつけましょう。

  2. 基準を決めておかないと
    いざ決断するときに
    判断に迷いますよね

    ですから、よりよい判断が出来るためにも
    基準を設けることは大切だと実感しています

    今一度自分の基準とは何か
    見直そうと思います

    ありがとうございます

  3. 清水さんは最後に大きく
    【あなたのビジネスの「基準」は何でしょう?】と
    聞かれました

    私はビジネスの基準とは【経営理念】だと考えます

    経営理念とは

    何の為に生きているのか(生かされているのか)を深く考え
    何の為に経営をしているのか
    そして
    会社にとって社員・得意先・顧客とは、どのような存在なのか
    社会や地球・自然にとって自社はどのような存在意義があるのか

    などを定義付けし
    明確にしたものと考えます

    したがって
    ビジネスの基準になります

    しかし
    それがお金の為、自分の為だと
    その基準はいつかぶれる時が来るでしょう
    そして、また振り出しに戻ります

    経営理念を基準に
    自分や会社はどのような方向性に向かっていくのか
    それが、方針となり

    方針を基準に
    事細かくどのような行動をしていくのか
    それが計画となるでしょう

    ビジネスの基準とは
    生きる上での基準とは

    自分がこの世に誕生する意味や
    生かされてきた人生を振り返ることにより

    ぶれない基準が明確になると思います

  4. マニュアル=手続き+基準。
    現在、私もマニュアルを制作中なので
    参考にさせていただきます。

  5. これがマニュアルに記載すべき「基準」の一例です。
    「基準」を「方針」と同義語と考える人も多いですが、まったく別物です…。

    実はこの基準こそが、ビジネスに秩序をもたらし、そして、秩序こそが、
    混乱する作業でいっぱいの毎日から抜け出す鍵を、もたらしてくれます…。

    全て『判断』は…『基準』がベースになります…。納得!!
    唯…此の『基準』人それぞれ…異なるものかと…ケース バイ ケース?
    それは、どうしてかしら~~ン><
    -->その人の持つ…『知識・智慧…』の差から?生じるのでしょうか?
    -->但し…一般的解釈の『基準ベース』…適用できますもの…
    これはありますよ~~ネ!! ^^

    ビジネス上の…『基準…』 ウフフ
    少ない投資(具体的には…シークレット)ある程度の利益…(私たちの想定)
    ビジネス上…”リスク性”は、なるべく回避して(多少は…いるかも??)
    此の事を…”基準”そして”判断”に!!但し…その事は…
    -->”システム化”の必要性が…><あると思います。
    -->今は…此の為の”ノウハウ”勉強中…^^

    ありがとうございます…。      (SAKURA…)

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