数をもって実証する

こんにちは、清水です。

先日、カリフォルニアで行われたマイケルE.ガーバーの認定ファシリテータートレーニングの話。

その場所にNYからの参加者(サイモンとしておきます)が来ていました。

サイモンはトレーニングから自宅に戻ると、
どのようにして、ドリーミングルームへの参加者を集めるべきか、
色々と考え始めました。

そして15日後、彼は結論に至り、
次のようなメールをガーバーの本社に送りました。

”こんにちは、サイモンです。

先日はエキサイティングなトレーニングをありがとうございました。

NYに帰ってきて、15日経ちました。
そして、ぜひ伝えておきたいアイデアが浮かんできました。

それは、見込み客発掘についてです。

私が思うに、ビジネスをシステム化するにあたって、
ドリーミングルームの見込み客発掘もシステム化されるべきだと思います。

いまのプロセスだと、私自身のパーソナリティや能力に
結果が依存するものと考えています。

ターンキー型のシステムが必須であり、作られるべきだと思います。

私には他にもアイデアがありますので、ぜひお電話ください。”

正直、良くもこんなメールを書けたものだと思いましたが、
本社からの返信は次のようなものでした。

”サイモン、ご提案をありがとう。

誰かが私たちに、○○が上手く行かない、という時には、
次の質問をするようにしています。

ドリーミングルームについて何人に伝えましたか?
その中で、何人がガーバーの動画を見ましたか?
その中で、何人がさらにあなたと話しましたか?
その中で、何人が人生やビジネスに問題を抱えていましたか?
その中で、何人が参加しましたか?

まずそれを教えてください。
その上でディスカッションしましょう。”

実際のところ、サイモンが伝えたのは3人だけでした。
そのうち参加した人がゼロだったので、
彼はもっと効率の良い方法が無いものかと考え始めたのです。

それを聞いた本社からの返信は次のとおりでした。

”サイモン、あなたは始めたばかりですね。
スタートはしていますが、練習をしていません。

まず練習をして、あなたの中でこのビジネスに対する
コミットメントを高めると良いでしょう。”

このやり取りは、実話であり、我々にもCCで
入ってきたので、一部始終を見ることが出来ました。

サイモン、忍耐力の無さ過ぎだろう・・・

と思いました。

営業マンと上司の会話を見ているようです。

何かが上手く行くかどうかを確かめるには、
なんだかんだで数による実験が必要になってきます。

ゴミのような実験しかしてなければ、
ゴミのような結果しか出てこないものです。

システムが悪い、制度が悪い、商品が悪い、
と言う前に、まず自分がそれを実証出来るだけの
実験をしているかどうか、考えるべきでしょう。

- 清水直樹

PR.ザ・シークレットにも出演した
全米屈指のお金のエキスパートのDVD2枚セットを
無料でゲットしたい人は他にいませんか?
http://www.nextleader.jp/loral/ws/

5 thoughts on “数をもって実証する

  1. 学校の勉強と同じくまさに「予習」「復習」に加えて「分析」と「対策」をすることですね。
    失敗してもデータ的にとらえていれば同じ失敗はしないし、少しずつよくなっていくはず。
    それに「何が悪かったのか?」「それじゃ次はやり方を変えてみよう。」と工夫するとうだうだ失敗した結果に意識をして気持ちからしても落ち込んで負のジレンマに陥ることなく「考えて実験する」ような感覚の方が気分もいいです。5W1Hと物事を数字でみるようにすると
    うまくか少なくても進歩はするはずです。「練習する」のも大きいです。大手の会社だと自分が見たことも触ったこともない商品を売ってる人って多いんです。でも自分は必ず実際に使ってみて慣れてから営業するので得意先も「あれっ?それってそんなに簡単にできるの?」と
    聞いてくる。あまり嘘は言えないけど「使い慣れればまあこんな感じです。」とか「これは
    ここをこう使うのがポイントです。」とか商品によるけどある程度のアドバイスはできるので
    全く商品をいじらない人よりは相手にとってもプラスの助言はできるようになります。
    セールストークがビジネススクールの教師じゃないかと思うくらい客に絶妙のタイミングで抑揚もつけて鍛えた声で完璧と思えるようにできる営業マンをみたことがあるけれどもあまり信用されていなかった。たとえズーズー弁の東北訛りだろうが本当に商品を使い慣れた人の方が
    相手からは信頼されるだろうし、相手もその先の客に説明できるようになるから役立つはず。

  2. 以前上司に実例を10例作れば、模倣するところが出てくると言われました。
    まず第1例を成功させること。
    そして、それを普及させること。

    第一例目の成功事例を作るのが難しくて
    私の提案したプロジェクトは進んでいません。

    似たようなプロジェクトはうまく進んでいます。
    巻き込む人、組織、そして目的が経営側の利益にフィットしたことが
    勝因です。

    私のプロジェクトは
    利用者の利益が強調されすぎ
    長期的には
    経営者側の利益になるはずでしたが
    短期的にメリットが少なく理解してもらえなかったことが
    受け入れの悪かった原因でした。

    少し角度を変えた介入が必要でした。

    これも一つのデータとしてまた努力します。
    失敗なのかもしれませんが
    また新たな形で検討中です。

  3. 余程、実践することに抵抗がない人しか駄目なようですね
    まあ、確かにそうですが…
    継続は力なりとはよくいいますが、簡単には手に入らないということですね

    このサイモンという人の発想
    中々いいと思いますよ
    この人の出したアイディアを他の人が実践するでもいいと思うのです

  4. 質と量

    それぞれを十分に高めてこそ
    求めている結果を手に入れることが
    出来るのだと思います

    それなりにしかやらなければ、
    当然それなりにしか答えは、
    出てきませんよね

    今一度自分に言い聞かせます

    ありがとうございます

  5. スモールビジネス…NO.1--> [ マイケルE.ガ-バ-]
    此の方の…”動画”拝見いたしました…。
    ありがとうございます…。画像から…躍動するエネルギ-…頂き^^

    さて…【スモール・ビジネス】タイプ…私ども!!
    目標に向かっては…幾つかのプロセス…及び…実行した時のデーターetc
    これを…細かく分析しながら…
    当然!!何度も~~何度も~~繰り返す事に
    初めて…納得する”デ-タ-”が…把握できました時…

    此の事が…システム化する上での…重要素…^^
    【目標設定…】の為…如何に?プロセス効率化…
    つまり”システム化”…そこまで持っていくまで~~

    私自身!!○○が悪~~い…と?第三者のせいにする前に…【実行!】
    本日の…『アドバイス』ありがとうございます…。  
                              (SAKURA…)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>