景気を動かす人の心理って?

バブル期の80年代。

その時期に活躍していた方々の話を聞くと、
世界の違いに唖然となります。

就職説明会では、足を運ぶだけでお金がもらえ、
給料は毎年ウナギ登りに上がり続けて、
一人身の男性は、使いきれないお金を仕方なく(?)
夜の街で湯水のごとく盛大にばら撒いていたと言います。

夜中徹夜で遊び歩いて、そのまま翌日出勤すると、
そんな無茶な生活さえ、誰もが日常的に行っていた。

なんと華麗な世界でしょうか。
そんな世で、誰もが信じていたことは、

給料はまた来月に沢山入る

です。

だからこそ、皆が安心して、
華やかにお金を街に落として行ったのでしょう。

一方、景気低迷にあえぐ現代。

小学生の子供ですら、こんなことを言っていました。

「お年だまは貯金だよ。将来の学費にするんだって」

高校生たちも、素直で良い子が増えて来ています。

「親に悪いから、専門学校に行くことにした」
「親に悪いから、バイトで学費を稼いでるんだ」
「どうなるかわからないから、ちゃんと貯金しておかなくちゃ」

こんな健気なことを言う子供達に、
私は涙がこぼれそうになりました。

しかし、私は思うのです。
高校生ならば自分で見聞きし、考えることができるでしょう。

ですが、小学生はそうはいきません。

景気が悪い。給料が低い。

ローンが大変。大学なんて行かせてあげられないかもしれない。
これらは全て、大人が口にしていることです。

将来はどんどん悪くなる一方だと、
大人が子供に教え込んでいるのです。

子は親の鏡だとはよく言ったもので、
親の考えをあたかも自分で考えたことのように信じ込んでしまいます。

そうして子供達は堅実に、
護り手、受け身の地味な子になっていきます。

最近の学生は覇気がない。
自分で何かしようというフロンティア精神が足らない、と
大人たちは口ぐちに言いますが、
そうした子供達を育てているのが、
今の中高年代の、あなただったりするのではないでしょうか。

しかし、どうか勘違いしないでください。
これは、決して悪いことではありません。

堅実で真面目な子供の育成は、封建制度で生きた
日本人に近い、古き良き精神を育んでいるように思えます。

ところが、お金は使わなければ停滞します。
出て行くお金がないのなら、入って来るお金もない。
経済はそうして動いているのです。

景気をよくするには、皆が安心してお金をじゃんじゃん使える
そんな環境と心理が必要なのだと思います。

そこで、子供達の話に戻ります。

景気低迷で、堅実に育てられた良い子たちは、
大人になっても、きっと堅実に、
貯金を続けるのではないでしょうか。

これは、日本の将来にとって、大変由々しき問題です。
子供の精神や基本的思考を育むのは、我々大人の仕事です。
ならばせめて、、、

子供達には、将来の明るさについて語ってやろうじゃありませんか。

中藤 里美

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12 thoughts on “景気を動かす人の心理って?

  1. 無駄を省いたらこうなった
    ただそれだけです
    これまでは、大量生産、大量消費、大量廃棄によって経済が回っていました
    2007年頃から痛感しており、これを述べた記憶もあります
    無駄を省けば、単に、人がものを買わなくなった
    ただそれだけなんです
    そして、子育ては無限リスクマイナスリタンであるということ
    メリットはありません
    そもそも、資産家、何かしらの才能がある存在、研究開発に携わる存在、何かを生み出していける存在以外は不要だということなのです
    社会はその方向へ向かって動いています
    徹底排除されている私が1994年に述べ始めた理論の方向へ…
    これが、社会的自然淘汰ということになります
    必要な遺伝子なら、ゲノム解読でその情報を保存すればいいだけです
    あとで合成すればいい
    ただそれだけです
    無駄を省けばこうなった
    生活のために仕事をする存在が居なくなれば、自ずと明るくなりますよ

  2. 支配階級と被支配階級という階層がなくなれば、不景気なんてなくなる
    生産活動は必要なときに必要なだけ行う
    社会主義の計画経済に近づきますね
    先述の世の中になれば、資本主義のまま社会主義に移行します
    基本が自給自足になれば、不足分だけ購入するということになるので、これがいいですね
    もっと個人が自由になる
    人との関わりが少なくなればなるほど、それが実現していきます
    ネットがあれば、人々の英知は蓄積されていくわけですし…

  3. 貯金は大事です。収入の1割は貯金しましょう。
    しかし、浪費家の貧乏人がたくさんいないと経済が停滞するとは、世の中は矛盾に満ちてますね。
    なんか、経済の発展は必要ないんじゃないのだろうかと考えさせられました。
    ごみも減るし、賢くなる人は増えるし、いいことばかりじゃないですか。
    経済が発展しなくても金持ちにはなれるし、困ることはないでしょう。

  4. 『リーダー』とは、どのような資質を持つことが重要になるでしょうか?
    そして、それぞれのリーダーにもさまざまな指針があるでしょう。
    ただ、自分以外の思考を認める器は必須です。
    この基礎があり、その上で己の道を突き進むことができる人物。
    そして、このような人物は、いったいどのようにして出現するのでしょう?
    赤ちゃんがそのまま大きくなると、このような人物になるのでしょうか?
    人間の赤ちゃんは、大人の助けがなければ大きくなりません。
    ということは、関わった大人からなんらかの影響を受けます。
    となれば、『今』の大人は何をすべきなのでしょう?
    『今』を投げ出し、未来の滅亡を待つだけでよいのでしょうか?
    人は、そのような下等動物になってしまったのでしょうか?
    そのような存在で満足できるのでしょうか?
    私は嫌です。
    そして、私の子供達も、その部類に入れたくはありません。
    私は、自分の信じる道しか進むことはできない。
    誰にも染まらない。
    滅亡なんて、してたまるか!…と思ってしまう。
    まあ、あがいてもどうにもならないこともあるけど(笑)
    だけど、バカな私は、あがくことを諦めない。
    それが、『私』だからだ。
    そして、この精神が我が子達に受け継がれていく。
    そう、信じたい。
    こんな私の影響を受けた次世代が、経済を動かすようになる。
    湖に落ちる一滴の雫になろう!
    その波紋は、いつか岸に届くかもしれない…。

  5. 親の子供に与える影響は確かに大きくアラブ系の国へ行くとよく子供がイスラエルやアメリカの悪口を言うのも日頃親が言ってるのだなと感じたことを思い出す。「お前は○○がダメ」だと親や周囲が子供に言うと子供は素直だから「自分は○○がダメなんだ」という潜在観念をもってしまい、常に○○をするとうまくいかなくなってしまう。「aaaちゃん、やればできるんだよ。でもきちんと準備しなかったからね。今度は準備しようね。準備したら絶対しない時より
    うまくできるようになるんだよ。うまくいかなかったら次には何が悪かったか反省してその次にはもっとうまくできるようにやると必ず進歩してくもんなんだよ。」そしてうまくできたら
    「おおーaaaちゃん凄いな!最初はうまくできなかったけど、ちゃんと準備したらできるじゃん!結構センスあるんじゃないの!」というとうまくいくようになるものです。人に対しては
    すぐに批判してその人の持ち味を殺してしまう悪いリーダーが多い。そういうつまらんダメリーダーのために自分の長所をなくすのはバカバカしいことだ。自信をなくさずにできる方法を探すように生きて欲しい。

  6. 子は親の鏡、親の背中を見て育つ、と昔から言われているように、子供を良くも悪くもする
    のは親(大人)しだい。
    しかし、最近の大人(親)には、その自覚がない。
    自分が押し付けてきたことの責任を子供にかぶせることを平気でやる。
    これは、すべて自分さえよければという発想から来ていると思う。
    養育する能力がありながら、子供を養護施設に入れる親の何と多いことか。
    日本人の精神異常を何とかしなければ、日本は滅んでしまう。

  7. 極力お金に依存しない生活を送りたいと思いるし、
    子供にもお金お金と言わせるような生活を
    送りたくないと考えています

    お金から得る幸せもありますが、
    お金がなくても笑っていられる愛情ある
    生活を送っていれば、と考えています

    ありがとうございます

  8. 80年代・・・・
    確かにそうとも言えますが、
    オイルショック後の立ち直り時期でした。

    その時代を作ってきた気がする自分ですが、それほど派手な生活や、
    お金がどんどん増えるようなことはなかったです。
    給料も増えてると言ってもたいした額でもなく、
    売上げ利益が増えるだけで、経営者が派手になっていくだけであほらしかったですね^^@

    結局、時代が良かっただけでラッキーだった・・・
    そういう時代だったんでしょう。
    その時に新しいビジネス作って、地元では有名になったりしましたが、
    自身体壊すまで働き、入院--->解雇された。

    その後をウオッチしてると、経営者が有頂天になり、
    売上げ下がり、新製品も開発出来ず終わる(倒産)。
    おごり高ぶるも終わると言う感じでしょうか・・・

    このことから、いつの時代でも次のことを考えて、
    真摯に新しいことにトライしながら、
    地道に頑張り・継続をする事が王道かとおもいます。

    PS:80年代の会社から、次の会社でまたまたHit商品出しましたが、
    経営者のゴーマンさに呆れ(80年代と同じ)、上場する事を諦めるべく退社。

    ただいま、別のことを展開始動中・・・
    でも、年齢が^^;(30余年が~)
    これが最後だな(笑)

  9. 追記:アッ!

    学歴は関係ないですから・・・・

    自分自身がが納得いく勉強をすればよいです。
    大学出たから、成功する物ではないですから・・・・・

  10. 私は「バブル」の時代だから転職もできました。でも
    「就職説明会では、足を運ぶだけでお金がもらえ、
    給料は毎年ウナギ登りに上がり続けて、
    一人身の男性は、使いきれないお金を仕方なく(?)
    夜の街で湯水のごとく盛大にばら撒いていた」

    これは誇張しすぎ。こんな天国のような時代が日本に現実にあったことはありません。
    「失われた20年」と言われ、バブル時代を美化する傾向が見られます。
    「あの頃は良かった」と言っても何も始まらない、これは最近、自分に言い聞かせている言葉です。

  11. 昨日、お盆のため旧友と会い遊んでいました。
    当然1軒目では終わらず、2軒目、3軒目と足を運ぶわけです。
    となると1日で平気で2~3万円は飛んでいく。
    このような現象は大体GW、お盆、年末年始はよくあることで、しかも友人は1人ではないですし、高校や大学、会社の同期など多くの人が少なくとも2、3のグループには属していると思います。
    個人差があるので、あまりグループに属していない人もいれば、更に多くのグループに属している人もいるでしょう。

    私が言いたいのは別に「皆意外と金を使っている」と言いたい訳ではなく、以前と現在とのそういう消費はどうのように推移していっているのかが気になるのです。
    もっというと、食費等、必要な消費も以前と現在と比較してみたい。
    衣食住や娯楽等、ジャンル別にその消費を比較できないものか。
    更には年代でも比較できたら・・・正確には難しいかもしれませんね。
    ただ、それが出来れば、もっと的を射ている対策が打てるのではないでしょうか?

    昨今、「景気が悪い」とよく言われていますが、もっと細分化してみる必要があると思います。
    まあ、私が勉強不足なだけかもしれませんが。。。。。

  12. 確かに親の背中を見て子供は育つものです。
    世の中は厳しいからね…という実家の両親に対して、
    いつも、きっとよくなる!と強く対応してます。
    景気が悪いって判断するのは、ひとつの客観的指標。
    行動だけが現実を変えられる。若いもんが変えていく。

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