オープン・ブック・マネジメント

from 杉本

「みんなのやる気を引き出すにはどうしたら良いのだろうか?」

経営者、マネージャー、チームのリーダー、
いろいろな人が、上記のような悩みを、
持っているのではないでしょうか。

このような悩みを持つ方々に、
「オープン・ブック・マネジメント」という言葉を
ご紹介します。

1990年代後半から、
米国で注目され始めた考え方です。

オープン・ブックとは、
ブックつまり簿記・会計を開示して、
全員参加型で経営をしていく、
マネジメント手法のことをいいます。

つまり情報を共有することで、
組織の全員が、問題や課題を正しく把握し、
一人一人の参加意識を高めていこうとするものです。

リーダーは、自分の持っている情報を、
日頃から、仲間にも共有することで、
みんなが、自ら問題を発見して解決策を考え、
それを実践する環境を作り出すのです。

また、仲間たちから「自分たちは信頼されている」
という印象を、
持ってもらうことが、可能になります。

例として、
米航空業界の勝ち組として知られる、
サウス・ウエスト航空は、
経営指標に対する従業員の関心を高めようと、
クイズを使っています。

例えば、
「当社が昨年度に支出した事務用品の総額は?」など、
コストに関するクイズに対して、
従業員に答えてもらうのです。

回答を書いて提出したカードが、
そのまま抽選チケットになり、
正解者には、旅行券が当たる仕組みです。

単純ですが、
コストに対する、注意を喚起したという点で、
非常に効果的だったといいます。

ある歯科医は、
患者数が一定水準を超えると、
当日にボーナスをあげる仕組みにしてから、
スタッフが予約の組み入れに、
工夫をするようになった、
ということもあるそうです。

企業だけでなく、
グループで、
何かに取り組んでいる人たちのリーダーは、
オープン・ブック・マネジメントの手法を見習って、
自分だけ悩まずに、
問題や課題を、仲間に共有して、
また権限を委任して、
みんなで一緒に、
問題や課題を解決していくというのは
いかがですか?

私は、この方法で、
いつもたくさんの人から助けられます。

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)


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きっとあなたのお役にたつと思います。
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6 thoughts on “オープン・ブック・マネジメント

  1. 早速、やってみます。
    悩みの開示がなければ、助けようがないですものね!
    私の場合は、子供達が手が離れるまでは、地域の人から仲間を探さなければなりません。
    とはいえ、狭い範囲からではなかなか見つかりません。
    3Mも利用します。
    行動することで、新たな道も開けるでしょう。

  2. おはようございま~す!!
    杉本さん。

    またもや、即実践できる有益な知恵のシェアに感謝します。

    さっそく、スタッフにパートナーに、お客さんに、子供たちにオープンマインドで、オープンブックマネージメントを実施します!

    このコメントにて

    実行宣言を誓います!!

    よっしゃー、今日も一日おもろいことやるでーーーーー!

  3. 引き寄せられる人は何かとオープンですよね。
    相談しやすいですし、思ったことを言いやすい。
    そこでまた新しい化学反応が生まれるのですね。
    そんな風になりたい今日この頃。

  4. 杉本恵洋 様

    今朝何下なく、仕事(現在の仕事以外の事)の仕方についてぼんやりと考えを廻らしていた矢先に、本日この
    “オープン・ブック・マネージメント”のお話をお話頂きまして流石と、嬉しく拝見致しました。

    *問題をシェアすること
    *解決する為に役割ごとに工夫して成果を出すこと
    *成果がでるとさらに信頼関係や帰属する組織へのLOYALTYが高くなること

    この事は簡単に実行できそうに見えて中々そう言う面ばかりではないところもいいですね。
    即実行できる処は一見、多様な業種で短期に成果を。
    多様な業種で効果の継続性をさらに得るためには、運用上定期的に何をすれば結果のup&downを減ずることが出来、効果の持続性をもたらすのかも興味深いです。

    ふと思い出しました、2年以上前に日本経済新聞社の出版しています、あの、GALLUP社のマーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリフトンの、”さあ、自分の才能に目覚めよう-貴方の5つの強みを見出し、活かす-”という本で、webで自分のテストをしたことを何故か想い出してしまいました。

    効果 成果を大きく求める為には、一つは必要で、地味な準備は人材を得る時に始まっているのではないかと思います。

  5. 問題や課題を、仲間に共有して、また権限を委任して、みんなで一緒に、問題や課題を解決していくというのはいいことですね
    今、まさにそのときだと思いますが、国も味界もそのようにはなっていません
    発生している問題を解決できるとは思えませんが…
    人類は滅亡していくしかないようで…
    私としては、その方がいいですね
    徹底排除されているのだから、排除しているところがなくなればこれ幸い

  6. 確かに他のスタッフの意識を
    自分と同等にするには、

    情報・問題の開示
    問題に対する解決案を要求
    解決策に対する報酬

    を行うことで、
    スタッフの意識を高めれると
    私も同意します

    仕事だからやっているんだという
    認識ではなく、
    自分から改善していこうという
    自発的認識に切り返れるように
    改善案を出し実行していきます

    ありがとうございます

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