本当に悪いのは誰だ?

夏も終わりの今日この頃。
今回は、気楽に怪談といこうと思います。

怪談

昔ある所に、裕福な男(男A)がおりました。
男Aは若くて美しい娘(妻1)を嫁にもらいました。
男Aは妻1を愛し、こんなことを囁きます。

「もしお前が先に死んでも、後妻は貰わぬ」

ところが、妻1はあっけなく早死にしてしまいます。

そこで男Aの友人Bは、後妻を貰うことを強く薦めました。
しかし、男Aは妻1との約束があり、うんと言いません。

月日は経ち、、、、
男Aは友人Bの薦めに従い、後妻を貰うことを決意しました。
ところが、後妻達は、次々に離縁を願って家を出てしまうのです。

ある夜、何人目かの後妻(妻2)の元でそれは起こりました。

妻1の亡霊が現れて、「家を出て行け」と言うのです。
「このことは夫に話すな」そうして、妻1の亡霊は消えました。

ところが怯えた妻2は、男Aに全て話してしまいます。
その日の翌日、、、、
妻2は、首を千切られた姿で見つかりました。

男Aは妻1の墓へ行きました。
その墓には、千切られた妻2の首がありました。

怒り狂った男Aは、妻1の墓を破壊してしまいます。
すると、怒った妻1の亡霊が現れて、
男Aの首に喰らいつき、噛み千切ってしまったということです。

問題・・・

さて、ここで問題です。
この物語で、一番悪いのは誰でしょうか?

①約束を破った男A
②男Aをそそのかした友人B
③妻2を殺した妻1
④しゃべってしまった妻2

この物語、誰もが悲劇を起こした原因であり、
誰もに悲劇を防ぐ力がありました。

私の個人的な意見としては、
一番悪いのは、①の男Aです。

なぜなら、

一度口にした約束を最後まで
まっとうしなかったからです。


現代日本において、口約束など、何ら効力を発揮しません。

契約とは紙面上にて行うものであり、
印鑑をもって証明となります。

しかし、口約束など簡単に破って良いかと言えば、
それは完全に間違いであると言えるでしょう。

人間社会において、人と人とのつながりは、
信頼関係が大部分を占めています。
信頼できる人の周りには人が集まり、
信頼できない人の周りからは人が去ります。

今さら何を当然なことを、と思うかもしれません。

しかし、口に出すは容易く、行うは難しいのが世の常です。
できると思って口にして、結局しなかった、できなかった。
こうしたことは、意外と多くあるのではないでしょうか。

やると言ったらやる。
やれないのなら、やると言わない。

こんな簡単なことですが、
我が国トップの議員さんは、時折これで失敗します。

「記憶にない」
「そんな意味じゃなかった」

こんなセリフは、誰も聞きたくないのです。
そして、誰も言うつもりはなかったはずです。

一度口にしたことは、全力で行動に移す。

今の日本に必要なことは、
そうしたバイタリティーかもしれません。

中藤 里美

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28 thoughts on “本当に悪いのは誰だ?

  1. 有言実行ですね。周りを巻き込んでいるということを意識して、もっているパワーを最大限に絞り、やることをきっちりやる。

  2. 『約束』
    は、守るか守らないかで、その人の人格をはかることができます。
    そして、レベルの高い人格者は、約束に期限を付けます。
    その期限は、有限であったり無期限であったりします。
    有限の場合は分かりやすいですが、無期限の場合は「守らないのでは?」と疑ってしまう人も出てくるでしょう。
    けれど、ここでも、疑わず信じ抜ける人は、約束をした人に匹敵するほどのレベルの高い人格者だと思います。
    もし、このような関係を築けたなら、きっと大きな結果を導きだすことになるでしょう。
    この関係の本人達も予想できないような素晴らしい結果を…。
    その結果を体験した人は、この時の感動を忘れることはありません。
    そして、ゴールにたどり着き別れた後も、その感動を追い求めてしまいます。
    それにより、新たな絆を見つけ、深め、また新たな感動に出会う!
    この繰り返しが、人生に組み込まれていくのだと思います。
    最初の『感動』を味わうためには、諦めず、しつこいくらい目標に執着することですね!
    さて、今日も頑張るぞ♪
    ちなみに、記事内の悪い人は、嘘をつくことになってしまった男性と、それを許せなかった最初の妻ですね。私の意見ですが。
    男性は、二度目の結婚の前に、最初の妻の墓の前で事情を話し了解してもらうべきでしたね。

  3. 公の立場の人の発言なら、約束を守れと言いたくなるのはごもっともだが、私人にまで厳格にそれは当てはまるのか?人の気持ちは成長すれば変わる訳だし。色恋沙汰に関して言えば、なおさらの事と思います。

  4. 男A、月日が経って後妻ですよね、10年とかなら許しちゃうけどな、自分が妻1なら。
    月日が数ヶ月!とかだと、#口からでまかせ#ですね、亡霊決定です。

    1、はなからやる気なし
    2、本気で取り組んだけど結果にならなかった
    3、結果を出した

    政治家先生は1の気がします。
    信頼と支持率を失って当然です。
    文面に年数記載がないので想像ですが、2のような気がします。
    男Aが2ならちょっとかわいそうかな(笑)

  5. 『一番悪い』の定義は人それぞれ。
    私は人としての精神性の発達という意味で
    一番悪い、というか一番未熟なのは妻1だと思います。

    約束はしたけど、それでも旦那の現世での幸せを願うことが必要ではないでしょうか。
    しかもその旦那の相手を殺めてしまい、挙げ句の果てに旦那すら…。

    一番未熟なのは妻1です。反省しない人は成長しないからです。大切な時間を使って成長しないのは罪です。

  6. そうなのでしょうか・・。
    一番悪いのは?という質問に対しても疑問に思いましたが
    有言実行という面において頷けますが
    本当に悪いのは誰かについては、大きく疑問が残りました。
    実際に私も母を亡くし、父を見ていて同じように独身でおりますが
    はたしてそれで良いのか。口約束という例えとして使われたのでしょうが
    少々無理を感じました。
    私もこの場合は妻1という思いがしております。
    悪いというのではなく、夫に大事にされていたことを
    逆に受けている。愛で返すのなら相手の幸せを祈ることではなかったでしょうか?
    そもそも、友人が再婚を勧めているということを考えても
    不憫であったということが考えられます。それをそのような仕打ちをするというのは
    如何なものかと。そういう相手にたいしての口約束ということ自体
    約束とはいえ、守れば良いというものでもないでしょう。
    むしろ相手によって内容によって勇気をもって破ることも必要だと感じました。

  7. 昨日、英語でしゃべらないとを見ていたのですが、アメリカの企業では口約束は重要らしいですよ
    公言すれば、映像が残るから、言い逃れはできませんね
    これがわからないのだろうから、この国の政治屋は犬や猫以下なんでしょうね
    でも、居座り続けることができるのですから、始末に負えませんね
    居座る時点で、独裁であることはいうまでもありませんが…

  8. 例えが私にはしっくり来ないのですが、
    たしかに口約束を守るということは必要ですね。
    現代のようにソーシャルメディアが発達した時代には特にそれを感じます。

  9. 答えになってないですが・・・
    ただ単純に、誰も悪い人はいないと思います。
    一つの約束を守る為に、もう一つの約束を破らなければならなかったりするものだと思います。

  10. 悪いのは前妻。夫の幸福を望むのなら第二の結婚も受け入れる度量の大きさを示せ。人生なんてこんなものだし、男もこんなもの。それにきれいな女性は本当に自分を愛する男性ではなく、自分が魅力を
    感じる男に引かれ人生を踏み外すケースが多いから、この男性はあたりの方だ。選択の答えは全部
    間違っている。

  11. 誰も悪くないし、
    誰にも責任がある。
    でも、当人達は自分以外の
    「誰か」を悪者にしたがると思う。

  12. 口約束の怖さは、時間とともに、人によって、内容の解釈が変わってしまうことです。
    特に、相手との親密関係が壊れたときは、泥沼の争いになります。
    そうなると、売られた喧嘩は買わねばならぬ、となるでしょう。
    この場合、妻1の若さと美しさだけに惑わされて、
    それだけの約束をする価値のある人間かを見極めなかったのが、最大の失敗でしょうね。

  13. 一番悪いのはだれかって前妻です。嫉妬に怒り狂う女性ってみっともないよ。許せないって殺すことないでしょ。男なんてそんなものってわからないのかな??

  14. 人は想念によってモノを創り出しているそうです。想いの伴わない真逆の言葉は歪みを生み出すそうです。
    最新の量子力学では全てモノは波動(振動する波)で出来ていると言われています。

    もし想念も波動とするなら、この世は全て各々の周波数による波動で構成されている結論に達します。電波機器などの受信機、送信機のように周波数で周りの人、モノ、動植物…などと同調するとするならば、良い周波数を出し続けていれば悪い周波数とは同調しないといえるのではないでしょうか。

    これらを当てはめてこの物語を考えると、誰が良い悪いという観点からでなく、全ての人が「恐れ」「エゴ」「欲望」などを捨て、捉え方(考え方)をプラスに変えるだけで運命が変えられた(過去形になってしまいますが…)と考えます。言ってみれば、マイナス思考を持った者が生み出した現象が目の前に現れただけでしょう。

    そしてこれこそが今、必要な考え方だと思いますね。
    これから起こるであろう様々な事象も、人の考え方をエゴからエヴァに変えるだけで改善され、人に役立つ事象に姿を変え現れると考えます。

    賛否両論でしょうが、頭の片隅に置いておくだけでも後で役に立つかもしれませんね。

  15. 問題の設定方法や選択肢の設定方法・選び方など,“人によって違う”のは,“当たり前”でしょう。

    大事なのは,“自分がどう考えるか”,

    そして,

    それを“他人に認めてもらえるか”or “認めてくれるパートナーがいるか”

    というところでしょうね。

    …でも,

    「これだけ“反応”が出た」

    という時点で,“一種の成功”ではないでしょうか。

    …私も,チャッカリ“釣られてしまっている”わけですが(笑)。

  16. 個人的な考えですが。

    男Aを一国のトップに例えるなら、
    裏で糸を引く暴力団関係者等が男B
    テロリストが妻1
    密告者が妻2
    だと思います。

  17. 本当に悪いのは、そんな政治家を選んでいる国民であり私です。
    政治家が悪いと言っていても、何も変わりません。
    政治家は、政治を僕よりもがんばっています。
    国債1000兆円だって、アメリカの国債全部売ったらチャラです。
    いうなればアメリカの肩代わりしてるだけで、日本だけならとんとんでやっているという素晴らしい実績です。
    国の借金は、戦争で負けたのだから全部アメリカにいって当然です。それが戦争というものです。

    えっと言いたい事は、だれが悪いと言ってないで、全て自分の責任だと思ったほうが、コントロールしやすいです。
    日本の破綻もありえますので、自分の責任でリスクコントロールしていきましょう。

  18. 言ったことを守れないことはだれにでもあります。
    でも「そんなこと言ったっけ」「時間がたってるし…」
    とごまかすのは一番いけません。
    それは、自分自身をごまかすことになるから。
    守れなくなったら、そのことを素直に認めることです。
    だから、男Aは、再婚する前に妻1のお墓の前で
    「約束が守れなくなりました。ごめんなさい。許してください」
    と謝るべきでした。
    それがなかったから、妻1は復讐に出たのではないでしょうか。
    まちがっていた、できなかった、ということがわかったら
    その時点でリセットして方向や方法を変えることが
    何事においても不可欠なはずです。
    きちんとリセットすることなく、男Aが
    自分のことだけを考えていこうとしていたから
    この悲劇は起きたのだと思います。

  19. 答え手が何を優先しているかがわかる問いですね。
    私は自己責任の原則を重んじていますので、あえて答えるとすると、解なしですね。

  20. ほんとにその通りだと思います。
    やるといったら些細なことでもやる。
    口約束といっておろそかにしていると習慣化され
    周りの信用もなくなりますし、そんな状況では大きなことなどできません。

  21. どう考えても一番悪いのは
    妻1だと思いますが・・

    夫が一生自分の事だけを思って
    一人寂しく生きてたら気が済んだかな?

    結局夫の事を愛してなかったんじゃないですか?

  22. ブラジル人には信じられない話ですね。(笑)
    口約束はあてにならない。は周知の事実。
    「言ったことは必ずやらなければ」などと固執してると臨機応変に立ち回ることはできないと思います。約束した相手にも「良い言い訳」があれば説得できるし、その時に一番いい対処法を柔軟に選択するのが良いと思う。
    もし、絶対に守るべき約束があるのなら書類をつくるべき。そのために法律があるのですから。

  23. 誰が一番悪いのかって突き詰めることも時には必要ですが、この場合(というかたいていにおいてそう思うのですが)、各々が自分の行動に果たして問題はなかったかという認識をもつことが重要だと思います。
    約束を破ってしまった男性はもちろんですが、不可抗力とはいえ先に愛する人を残してしまった女性の方も、果たしてこのような形で恨みをぶつけるような行動が相手のため、ひいては自分のためになるのかどうか考えるべきだと思います。

    この世界では様々な問題が無限に起こるといっても過言ではありません。ただ、ほとんどの場合、起きてしまった悲劇の原因が1人の人間に帰結することは非常に稀だと思います。
    私も含め人間は、何かの問題に安易な原因をつくって、悪者探しや責任を押し付けるべき人を探してしまいがちですが、それで問題が解決することはないと思います。もちろん表面的な問題は解決されるかもしれませんが、後に怨恨やしこりを残してしまい、それが後の悲劇の原因の一端になることもあるでしょう。
    奇麗事にきこえるかもしれませんが、あらゆる行動にたいして自分がベストな行動をとったのか自問する努力が必要に思います。まあ政治家の嘘云々に関してはこの限りではないかもしれませんが・・・

    ただ、何でも政治家のせい、総理のせいにするのではなく、少なくとも自分という人間がどう関わることができるのかを考えることも重要だと思います。

    あえてこの問題に解答をつけるとすれば、「誰が一番悪いのか?」という問い自体が問題で、「どうすべればこの問題をそれぞれが分かり合えるように解決できるか」という問いに変えるのがよいのではないでしょうか。難しいところですが、それが第一歩だと思います。

  24. 他の方もコメントされていますが、何故妻1が選択肢にないのでしょう?
    まあ、このような妻を選んだ夫の見る眼のないことが一番の原因とはいえるかも。

  25. 契約は紙面で行うものが全てではないのでは?
    口約束も立派な契約と思われます。

    ですから、前妻の怒りに触れたと感じました。

  26. 考えたのですが、題名をだれが善人か?にしたほうがおもしろそうです。
    男A
    なかなか再婚しなかったが、周りの人のことを考えて、生きてる人を幸せにしようと考え、結婚を決断する。善人ですね。
    男B
    男Aに幸せになってもらいたくて再婚を勧める。善人ですね。
    妻1
    周りの人の成長のために、早死にという選択をして生まれてくる。善人ですね。
    妻2
    バツ1の男と結婚してあげる。善人ですね。

    4人合わせて、自分たちを犠牲にし、ネガティブスパイラルのくだらなさを教えてあげている。
    善人しかいないという結果になりました。

  27. 各々が自分中心に考えている結果の
    表れですね

    相手のことを本当に理解した上で、
    行動をとる

    そうすれば結果はまた変わったのだと
    思います

    相手のことを思った考え、行動を
    意識していこうという教訓になりました

    ありがとうございます

  28. 口約束の効力?を、どのように定義なさっているか分からないのですが、
    法律上は効力を持ちますよね。(証明できるかは別ですが)
    また、指摘にもあるかもしれませんが、
    物事は流動性が必ずあり、その流れを捉えない事は有限実行には当てはまらないと私は考えます。

    信念や主義と言うものは、あくまで自分の考えの変化から起こるものであって、
    それを永劫しない、といった事はその時々は有効でも、
    本当に未来永劫意思を曲げないということは違うといえましょう。

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