理念の共有

from 杉本

アメリカの心理学者、ドナルド・E・スーパーは、
「仕事とは、自分の能力や興味、価値観を表現するもの」で、
そうでなければ、
「仕事は退屈で無意味になってしまう」と言っています。

私は、いくつかの企業と、
「企業理念浸透」というテーマで、
コンサルティング契約を結んでいるのですが、
いつも、お客様には、
「社員が仕事を無意味に思わず、退屈せず、
生き生きと働くようになる秘訣のひとつは、
『企業理念を共有』することです」
と言っています。

企業理念は、時にミッションと呼んだり、
アンビション(野心、大望、大志)など、
いろいろな呼び方があります。

言葉はともかく、
企業と社員の目指す方向が一致すれば、
若しくは、企業の理念と、社員の仕事感が一致すれば、
働くことが、単なる「お金を稼ぐための『労働』」ではなく、
「生きがいを見つける『仕事』」に変わります。

社員が、「やらされている」と思っている限り、
彼らが、生き生きと働くことはありません。

働くことを通して、自己実現が可能になったり、
自分の価値観を、表現できるようになれば、
社員は生き生きと、仕事をし始めます。

自分がなぜこの仕事をするのかを理解し、
働くことに注ぐ思いが、
会社の理念と一致すれば、
仕事を通して、自分らしさを追求できます。

仕事を通して、自分らしさを追求していると、
自然に、その人自身が、生き生きし始め、
成果を残すようになるのです。

人は、自分の「理念」を追求している人を見ると、
その人に、共鳴しやすくなります。

人が、生き生きと働けるのは、
そこに共通の「理念」があるからです。

会社の「理念」を、社員が共有し、
働くことに満足できていれば、
その満足はお客様にも伝わり、
会社として、持続的な成長を促すことができます。

育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)

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まだ参加していないなら、あなたもココから参加してみてください。
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6 thoughts on “理念の共有

  1. 少なくとも会社にいるのでは不可能ですね
    自分らしく生きるのは重要ですね
    そうでなければ、何のために生まれてくるのかということになりますね
    その点で、子孫は作らないのがリスクはない
    子供を作ることはリスクでしかありません
    殆どは残すまじき遺伝子だからです
    尤も、人類滅亡したときには、多様性が重要となってきますが…
    いずれ、機械が仕事をする時代がやってきます
    既に、情報保存の概念では実施されていますね
    事務作業に人が介在する必要はありません
    役所も企業もそういうところをリストラすべきです
    職を失うのはやむを得ません
    効率化して、無駄な作業をさせてまで養う必要はないのです
    私は、会社時代、ずっとそう感じていました
    バイトでできることはバイトにする
    もっと人が少なく
    これが趨勢です
    なので、2006年に大量採用したとき、日本の企業に未来はないなと感じました
    そもそも、その未来がない日本に就職しようとしているようでは人間おしまいです
    日本企業に入りますか、それとも人間辞めますか?
    このフレーズ、いろんな場面で使えるので面白いですね

  2. すごくレベルが高くていい話です。でも実際に素晴らしい企業理念を社員が共有してる会社はかなり少ない。このメルマガ読者の中でたとえ小さな会社でもこの思想をもった会社にすれば
    本当に素晴らしい会社になると思う。東証一部上場企業でも鬱になる人が問題になっている会社もあるし、非上場企業では労働基準法に明らかに抵触する過酷でひどい労働環境の会社もある。自分の体験ではよく欧米の会社は過酷ですぐに首にするが日本の企業はいいという人が多いけど逆に欧米の方がキリスト教の影響か優しさを感じる点の方が印象的だ。社員には何故その人の仕事がまずいのか何故他のやり方をするのか理解できるように指摘する人が多いのが
    欧米で日本は自分がかーと頭に来て自分の怒りやストレスを社員に返すようなクズ管理職が日本の中小企業には多い。大きな企業ではそこまでひどいのはすくないけど。だからきっとこのメルマガ読者でもそれほど恵まれた環境で仕事をしている人は少数だと思う。
    でも、例えばバカでダメな上司がいても如何にそのダメな上司をのせて仕事を取り業績を伸ばしていくかやって行くのがプロだと思う。自分はやはり個人の資産を築きたいし、その方向で
    やっていくけれどもしそれでは常人では作りえない資産を築いてしまったら震災で被害にあった町など自分がここをフォローしようと決めて実行する。実際に何にいくら援助しても最後には町の人自体がしっかりと運営しないと復興はできないだろうけど、自分自身もそれに関わることで単に援助するだけでなく新しい知識や考え方も得られるメリットも
    人間的な喜びも得られると思う。自分が会社を作った時には企業理念をしっかり持った会社を作りたいし、そういう会社が多く出てくれることを望みます。理想的な職場環境でない人も
    自分が会社のオーナーならどんな企業理念を打ち出すかという視点が考えてみたら新しく見えてくるものがあるかもしれない。

  3.  以前、副社長をやっていた会社では、社長とその取巻が「理念理念」とうるさかったですが、ずいぶん以前からの社長らの使い込みが発覚して、結局口だけの輩ということがわかりました。
     で、彼ら以外の者といっしょに独立して別の組織を立てました。

     今度はトップの私が「理念理念」とは言っておりませんが、みな精力的に働いてくれます。

     いずれにしろ理念は大事ですが、口にする人としない人がいるわけですね。
     やたら口にする人にはご注意を。

     いちいち言わなくてもコミュニケーションが十分とれていればあまり心配はないのではないでしょうか。

  4. 理念の実践を身体で見せるしかないのでしょうね。
    言葉で言っても伝わらないばかりか、うるさがられるだけ。

  5. 企業は社会の公器であると思います。

    従って、其々の企業は会社運営の旗印として、多様な従業員に根幹たる方針(進むべき道程)を明示して行かねばなりません。

    それが「理念」と企業運営の御旗であると思います。
    進むべき道を明確にする事で日々の運営の中で迷った時(多くは無いでしょうが)、従業員が自戒の念で振り返る時の指針と心得ます。

    日々は「理念」に反していないかと考えながらの行動はそんなに有るものではないでしょう。
    従って、時として迷った時に重要な「バイブル」見たいに考えては如何でしょう。

  6. 私自身も新卒後に入社した会社は、
    自分の興味関心ごとではなかったので、
    日々が退屈でしかありませんでした

    しかし、今では、自分の興味関心ごとを
    仕事としているので、
    毎日がめっちゃ楽しく充実しています

    ライスワークではなく、
    ライフワークをしていきたいですね

    「仕事とは自分の能力や興味、
    価値観を表現するもの」

    納得ですね

    ありがとうございます

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