先日、本を読んでいたら、次のような言葉を発見しました。
「善を為すことよりも、自己の実在を善にすることが根本である。」
これは言わずと知れた、大思想家、安岡正篤氏が残した言葉だそうです。
どういう意味なのでしょうか？
まず善を為す、というのはすぐにわかります。
良い行いをする、という意味です。
次の、自己の実在を善にする、というのがポイントです。
その人の存在自体が世の中にとって善になる、
ということになります。
つまり、この言葉が意味するところは、
「何か良いことをしたとしても、それは一時的なことに過ぎない。
それよりも、その人がいるだけで世の中に良いことがもたらされる
ことこそが重要であり、そのような人物になるよう精進するべきである。」
という解釈になります。
すごいしっくり来たのですが、
これは人物だけではなく、事業についても
当てはまると思いました。
利益を上げて、どこかに寄付をしたりすることも
もちろん良い行いです。
しかし、さらに良いのは、
「その事業が存在すること自体が
世の中にとって非常に良いことになるような事業。」
というわけです。
これは結構難しい話だと思います。
誰もが知っているほど有名で、利益を上げていて、
色々なメディアに取り上げられている会社であっても、
果たして、その会社の存在自体が世の中的に善になっているのか？
と考えると実はそうともいえない会社もあったりします。
人間の健康を害する、または弱体化させるものを売っている、
品質は高いが、廃棄物が大量に出る商品を売っている、
などなど一見しただけではわからないこともあります。
マイケルE.ガーバーはいつも、
「ビジネスは意味（mean）を持たなければならない。」
と言っています。
これも同じようなこと。
いくら売上があったとしても、世の中にとって意味がなければ、
大して重要性の無いビジネスである、ということです。
こういった考え方は、これからますます
必要になってくるのではないでしょうか。
- 清水直樹
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本当に世の中にないと困る職業、野菜を作ったり、魚を取ったり、食肉などの一次産業やその
市場、運ぶ人、スーパーなどで加工して売る人、道路、水道、電気、ガス、建設などのインフラは必要ですね。国際化により輸入した方が安い場合や、国の発展のレベルによってインフラなどもニーズも品質のレベルも違ってくるので国によって必要とする事業や仕事も違いはあるように思います。クレジットカードも最初に作った人は一般人ではすぐに購入できないけど
生活上便利になる洗濯機や冷蔵庫などを購入する助けになったころは人助けにもなったけれど
ノウハウがしっかりできてないとリスク管理など大変だったことだろうと感じます。
自分が就職して一番感じたことは「企業とは営利団体で本当に金さえもうければいいのだな」というものでした。自分の作った商品を使う人に喜んでもらおうなんて気持ちは微塵もなく、
取り説の不備やユーザーにはもっとこうした方がわかりやすいんではないかという意見も
「ふん！それで売上が上がるのかあ！」という上司のコメントだった。「あー上がると思いますよ。買って使った人が使いやすい、買ってよかったという満足があればまた買うだろうし、人にも進めてくれるだろうし、そういうことが売上にもつながっていく基本だと思います。」
と生意気なことを言ったが今でも自分が正しく上司が間違っていると思っています。
自分の仕事が世の中の役に立つのであれば本当にいいなと思いますが、残念ながら今の仕事は
会社の役には立ってるが社会全体の役にはそれほどの貢献度はない。
善なるビジネスってなかなかないと感じています。表面では、世のため、人のため、といいますが、実際は他の人からお金を上手に奪い取ることだと、今の私の仕事では強く感じています。
だから、会社も人も育たず短命に終わると考えます。つまり、社会から本当に必要とされていないのでしょう。
誰にも内在する良心に従って生き、良心のアンテナで判断する。謙虚に、直観的に、そして自分の中の個性が発揮されてくる。個性は良心によって輝く。良心は良心に呼応し、和と協調、向上と善なる変化・・・。承認と許しで自分も周囲の人も、いつの間にか自由な心にエネルギーを感じている。いつも感じていることを文章にすると、こんな感じ。今日の言葉いいですね。善なる存在の会社も、人もいっぱい知ってます。いつも感謝で生きておられます。エネルギーにあふれています。
世の中を幸せにする前段階として、私の周りの人を幸せにする人になりたいですね。
こんなにすばらしい言葉を今まで知らなくて、残念でした。
ありがとうございます。
本日の【言葉】ピックアップ…！
「善を為すことよりも、自己の実在を善にすることが根本である…。」
「その事業が存在すること自体が…世の中にとって
非常に良いことになるような事業。」
大思想家、安岡正篤氏
、
「ビジネスは意味（mean）を持たなければならない。」
マイケルE.ガーバー
私の「潜在意識」に、しっかりと…刻み込み
「目標設定…修正時」に、此の原則をしっかり踏まえて行動します…。
ありがとうございます…。 （SAKURA…）