from 杉本
客: 「お前とこ、どないなってんねん!」
営業マン: 「まあまあ、落ち着いて話しましょう、落ち着いて」
客: 「あほか! これが落ち着いていられるか!」
先日、相手に「合わせる」ということについて、
書きました。
今日はその反対、
「合わせない」です。
上の客に対して、
営業マンは、必死になって、
なだめようとしています。
これが、相手に「合わせない」最たるものです。
怒りは感情です。
まずこの感情に、
「合わせる」ことを考えなければなりません。
まず、客が怒っていることや、困っていることに対して、
同じ立場に立ちます。
「そんなに、ご迷惑をおかけしているとは、
知りませんでした。申し訳ありません」
それから、すぐに、聴く側に立ちます。
「早速、対処致しますので、
事情を詳しく、教えていただけませんでしょうか?」
途中で口を挟まず、
相手が言いたいだけ、
話してもらいましょう。
ちゃんと、真摯に、話に耳を傾けているなら、
相手は、話せば話すほど、
落ち着きを取り戻してきます。
自分のことを、分かってくれたと、
思うからです。
「合わせない」というのは、
他にもいっぱいあります。
相手が話している時に、
相手の顔を見ないで、
パソコンを見ながら、
話を聞く。
相手の話を、無表情で聞く。
腕組み・足組をして、
ふんぞり返って聞く。
この「合わせない」態度を取ると、
相手はどんな反応を取るのでしょうか?
相手が話している時に、
こちらが相手に、「合わせない」態度を取ると、
相手は嫌な思いをして、
決して、好きになっては、
くれませんよね。
良い人間関係を結べませんよね。
「合わせない」態度を、
知らず知らずにでも、
取りがちな相手とは、
例えば、会社の部下です。
自分の子供に対しても、
そんな行動をとる親もいます。
そんな行動をとり続けていると、
決して、尊敬されません。
部下や、自分の子供とは、
良い人間関係を、
結ばなくても良いのでしょうか?
自分の目下の人や、
自分より弱い人にこそ、
こちらから「合わせる」行動をとりましょう。
育自コンサルタント
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杉本恵洋(すぎもと しげひろ)
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部下からの相談、なやみなど、つい
「なーんや、そんなこと。問題でもない。」
と思ってしまったりもするのですが、本人は真剣なのですね。
聴いているうちについつい意識はほかに行ってしまいがちなのですが、
真面目に聞くようにしています。
逆にあまりに重い内容の時は逃げたくなりますが、
こちらは否応なく相手に合わせて受け止めることにします。
うちは取引先が消費者に販売するため営業もある程度はクレームやトラブルからは逃げれますが、実は逃げないで対応してあげることで相手の信頼を得てその後のビジネスが伸びることが
多いです。後輩が「変な営業にひっかかって会社に乗り込んで来る」って言うんです。というので「それなら乗り込んできてもらえ!俺が会ってやるよ!」と言いますね。後輩に仕事を
頼むんだりしかったりするなら、後輩がとらぶったりピンチになった時には助けてやって当たり前だって思います。後輩は相手に「上司が来るなら来てもらえって言ってますからなんなら
来てもらってもいいですよ。でもサラリーマン金太郎みたいな人ですよ。」と言っていた。
「おい、俺が何時 金太郎になったんだ!」
おはようございます。
初めてコメントさせていただきました。
合わせない態度を取る裏側には、その人に、どんなセルフイメージが隠れているのでしょう・?
自分に置き換えてみると、他人の言動行動に左右されてしまう弱い自分がいるように感じました。落ち着いて、対処が出来る自分があれば、合わせることは自然にできるでしょうし、そんなところに人は集まってくるのでしょうね。
〜自然に良い人間関係ができて、知らない間に人から尊敬されている〜
そんな状態に、セルフイメージを変えてみます。
杉本さんの記事を読むと、
ドキッとする事が多いです。
自分の事を言われているようで、
恥ずかしくなります。
「気を付けなければ」と反省します。
いつもありがとうございます。
「部下や後輩が働かない!」って言う奴も「合わせない奴です。」スポーツでも初心者だったらうまくないのは当たり前だろう。例えば右利きなら左手で箸を使って食べたら食べにくいだろう。
学生の頃、転校生が来たときなどは自分も転校の経験があるから心細いだろうと声をかける。
後輩や部下が不安を持っているなら不安をその立場に合わせて考えて解決するか、全部解決したら
学習しないというなら解決するヒントを上げる。そうやって相手に合わせれば相手も自分に合わせ立場を超えて理解してくれるようになる。下の者がダメだという奴こそ、無能な奴「合わせない奴」イコール
「人の痛みが分からない奴」でそういう奴だから下が動くようにならない。今時、最初からやる気のない
社員なんてめったにいない。やる気をなくさせるのは自分がその人の立場だったことを忘れた無神経な
人間だからだ。人はまずきちんと育てれば絶対に育つ!
素晴らしい内容ですが
“客” という表現は個人的に好きではないですね。
経営コンサルタントの
小宮一慶さんの本にもそう書かれていました。