価値ある人生を

以前、ある芸能人のブログに
事実無根の誹謗中傷を書きこんだ人が
逮捕されたという事件があった。

特に執拗にひどい書き込みをしていた
18人が対象になったという。

当の本人もまさかこんなことになるとは
思ってもみなかったのだろうが、
自宅のパソコンや携帯電話まで証拠物として押収されて、
書類送検されるということだ。

逮捕された犯人の事や
これを立件にした警察について
どうこう言うつもりは全くないが
このことから学べることはあるだろうか?

社会心理学者のロバート・チャルディーニは
名著「影響力の武器」の社会的証明の原理の中で

私たちはある行動を遂行する人が多いほど、
それが正しい行動だとみなす。

と言っている。

彼らを擁護するわけではないが
これはまさにこのケースに当てはまっている。

ブログ上で他の人が誹謗中傷を書き込んでいるので
彼らも知らず知らずのうちに
その人たちに影響されてしまったと考えられる。
(もちろん確信犯もいるだろうが。)

さらにインターネットの場合、
自分の知っている人が見ている可能性が低いので
面と向かっては言えないような事でも
気軽に書きこんでしまうのだろう。

ブログに炎上という現象が起きてしまったのも
そのためだろう。

これは人間という生き物は
とても他人の行動や意見に影響されやすい。
ということを意味している。

僕たちが買い物をするとき
アマゾンのレビューをくまなくチェックしたり、
どこのブランドが良いのか友達に確認したりするので
説明するまでもないと思う。

ということは僕たちの行動や考え方を決めているのは
良くも悪くも自分の周りにいる人と言える。

普段多くの時間を共有している人によって
行動や考えが決まり、その結果
自分の将来も決まってくるわけだ。

だから普段からマイナス思考な人とばかり接していると
たとえ自分にそのつもりがなくても
マイナス思考の渦に飲み込まれてしまう。

批判的になり、全ての行動が受け身で
妬みや嫉妬に感情が支配される。

逆に仕事がデキてポジティブで常に行動的な人と一緒にいると
どんなに行動力のない人でも
自然と彼らを真似るように行動するようになる。

だから、ポジティブで行動的な人と付き合うことは
生産的で豊かで価値のある人生を送るために
かなり大きな部分を占めていると言える。

もし今、何をしていいのかわからない。
何かしなければいけないのは分かっているのに行動できない。
という状況ならば、行動力のある人と接して、
そのパワーを分けてもらおう。

自分の人生を幸せで価値のあるものにできるのは
自分だけなのだから。

ー森兼

PS.
あなたの人生を豊かで幸せで価値のあるものにするために
是非このCDをチェックしてみてください。
http://www.milteer.jp/zig/legend/

6 thoughts on “価値ある人生を

  1. 無意識に否定や決めつけが強い人といると、自分達以外の人を知らず知らずに見下していたり、してしまうという経験をしたことがあります。

    それがない、環境に行くと、どんな人も自分を受け入れてくれる、素晴らしい世界に見えました。

    それは、私にとって信じられないくらい、嬉しい衝撃と喜びにかわった瞬間です。

    環境や関係によって人はかわります。

  2. 確かに周りにいる人たちの影響力は否めません。
    特に、無意識下の影響力は非常に力強い。

    ただ、それを意識して人付き合いを変えるのも手かもしれませんが、何の影響も受けない確固たる自己を確立する中心を、自分の中に築きたいものです。

  3. 仕事がデキてポジティブで常に行動的な人と一緒にいると
    どんなに行動力のない人でも
    自然と彼らを真似るように行動するようになる。
    というメッセージがこれからの行動に繋げて行けます。
    自分もポジティブ思考で出会う人に良い影響を与える人になるよう心がけていきます。

  4. 駅や店での乗客の行動も似ていると思います。
    ・多数の改札機があるのに、前の人が通った改札口を通ろうとする
    ・電車の扉付近が混んでるのに、ロングシートの前はガラガラである
    ・貸切り状態の店内なのに、先客の隣になぜか座ってしまう
    これらは人間が群れを作る動物だからだといいます。

  5. 不思議なもので本当に同じ人間でも環境によってものすごく変わります。1回戦で負けるチームにいるときつい練習を毎日やったとしてもそれほど変わらず、全国で優勝するチャンピオンが多数いるとこでやると知らず知らずそのレベルに到達するものです。練習の仕方や試合の進め方もあるかと思うし、負けるチームで負け続けると「負ける」のが当たり前で常に負ける
    セルフイメージになる半面、勝つチームで常に勝ち続けると「勝つ」というセルフイメージに
    なるのかもしれません。流れや運のようなものも多少はあるかもしれない。負けている場合は
    大逆転を狙うとビジネスやギャンブルだと逆に負けが膨らんでしまうのでそのような時は
    「負け」を少なく、損失を少なく緻密に周りの環境をよくみてしっかり考えて手を変え、品を
    変えて頑張っていると段々好転してくるように思います。「勝つイメージ」「勝てなくても
    負けないイメージ」「皆が負けるようなどうしようもない環境では負けを少なくするイメージ」を持とう!

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