マネージャーとリーダーの違い

from 杉本

あなたはマネージャーとリーダーの違いと
聞いて何を想像しますか?・・・

1、マネージャーは「管理」し、

リーダーは「革新」する。


2、マネージャーは前例の「模倣」で、

リーダーは常に自らが「オリジナル」である。


3、マネージャーは「維持」し、

リーダーは「発展」させる。


4、マネージャーは「秩序に準拠」し、

リーダーは「秩序を創り出す」。


5、マネージャーは「短期的視点」を持ち、

リーダーは「長期的な見通しを持つ」。


6、マネージャーは「いつ、どのように」を、

リーダーは「何を、なぜを」問う。


7、マネージャーは「損得」に、

リーダーは「可能性」に目を向ける。


8、マネージャーは現状を「受け入れ」、

リーダーは現状に「挑戦」する。


9、マネージャーは「規則や常識通り」に行動し、

リーダーは最善の結果の為なら、「規則を破ることも辞さない」。


10、マネージャーは「能吏」であり、

リーダーは「高潔な人格」が求められる。

(リーダーシップの権威、ウォーレン・ベニスより)


私は、企業の理念を、一人一人の社員に浸透させるプロジェクトを

実施する機会があると、以前に書かせていただきました。


そういったとき、企業が示した方向性を、

各々の社員が理解し、共鳴して、自分の役割で、

どのようにそれを達成していくかを考えるとき、

マネージャーとしてではなく、リーダーとして考えて下さいと、

お伝えしています。


リーダーとして、考えるとは、

以下のドラッカーが言っているように、

考えることです。


「真のリーダーは、妥協を受け入れる前に、

何が正しく、望ましいかを考え抜く。

リーダーの仕事は、明快な音を出すトランペットになることである」

(ドラッカー 『プロフェッショナルの条件』より)


リーダーの定義の1つは、

「従う者がいること」です。


リーダーの言うことが、

真意であると、確信を持てる人たちが、

リーダーに従います。


ドラッカーは続けてこうも言っています。


「リーダーシップは、賢さに支えられるものではない。

一貫性に支えられるものである」


「リーダーとは、目標を定め、

優先順位を決め、基準を定め、

それを維持する者である」


ですから、有能なリーダーは、

「自分は何をしたい」との問いから、

物事を始めてはならないと戒めます。


そうではなく、「この場でいかなるニ-ズを満たすべきか」

「何に対して貢献することが要求されているのか」

「どこへ、どういう形で寄与したらよいのか」

という問いからスタートせよと、

いうことです。

さらに、それに続いて、

これまでとの違いを生み出すには、

「自分には何ができ、何ができないか」から

考えることによって、

効果を最大限発揮できることでしょう。



育自コンサルタント

−自分を育てるお手伝い−

杉本恵洋(すぎもと しげひろ)

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10 thoughts on “マネージャーとリーダーの違い

  1. おはようございます。

    自分はマネージャーよりもリーダーのタイプだと感じました。

    最近なんとなく、今までの自分と勢いが違うな・・・と感じていたのは、

    まさにマネージャー的なふるまいがあったからだとおもいます。

    仕事で自分がやる気にあふれているなと感じたとき、

    意識して取り組んでいたものは、すべてリーダー型に書いてありました。

    同時に自分がまだまだ足りないと感じているのもありました。

    実社会では、それぞれが補完的な役割をになっていると感じます。

  2. 自分には何が出来て、何が出来ないか。
    これを自問してみます。ありがとうございました。

  3. 自分の認識ではマネージャーはオーナーの手足としてのグループ全体の管理、リーダーは営業と企画戦略を立てて数字を上げるチームのリーダーという感じです。寺本さんの分け方だと
    リーダーは主に新興企業のリーダーか業績が下降線をたどる老舗の営業・企画チームにふさわしいですね。ここで書かれたリーダーには非常に好感を持ちますし人としての魅力もなければ
    部下はついて来ないでしょう。でも大手の企業だとこのリーダーとしての役割を担うのはよほどその会社で実権を握っているオーナーか経営者側から権限移譲されないとできません。
    ただし、たとえここで書かれたリーダーのようにふるまうのが現実的に難しい組織にいても
    このポリシーを持って仕事をしないと自分が磨かれません。このスプリットは大切に新しいものに挑戦していこう!

  4. 今の私に、とてもありがたい助言がたくさん含まれた記事でした。
    特に、必要なところを紙にピックアップさせていただきました。
    このような貴重なことを教えていただきありがとうございました。
    ゴールは同じでも、時に、進路を大幅に変更しなければならないときもあります。
    そんなとき、それまでしてきたことが無駄になるような気持ちに支配されそうになりますが、『妥協を受け入れる前に、何が正しく、望ましいかを考え抜く。』(ドラッカー)、これを、肝に命じなければなりません。
    今まで、マネージャーとリーダーの役割が明確ではありませんでした。
    しっかり、理解したいと思います。
    妥協は、ある意味楽です。それまでの習慣に流されればいいので。
    でも、それでは、ゴールにたどり着けないかもしれない。
    もしかしたら間違っているかもしれないと考える道を進もうとする決断こそ、現状の延長ではない未来を手に入れられるのかもしれませんね!
    覚悟と決断は、今までにもたくさんしてきましたが、この『今』もその時です!
    さて、どうしたものでしょう?
    たぶん、この状態の時には、潜在意識では答えが出ている。
    だから、それを発掘するだけなのですよね!
    見つけます。イメージを紙に書き出して。

  5. 私は個人で仕事をしています。それでも、1人の部下がいます。それは、私自身です。
    今日のメルマガの内容は、私にも、大変有益でした。ありがとうございます。

  6. 「革新」は、とても大事ですね!気付きを得ました。ありがとうございます!
    不平不満は、持っていてもいいけど
    そのエネルギーを可能性へ向ける人が、
    きっと成功者なのでしょう(^^)

  7. 一貫性ですね!この感覚は大切にします。
    ただ求心力がいかに大切かはどちらのポジションにもいえることだと思います。

  8. 万画で日本文化を世界文化に!!! 其れのみに徹す!!!

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