明確な目標の力

なぜ、ほとんどの目標は達成されずに
風化してしまうのだろうか?

というのも以前、
友達との飲み会に参加したときのこと。

僕はダイエットが趣味?というか習慣なので
日々の体重の増減には大変に敏感だ。
毎朝の計量で少しでも体重が増えると食事に制限が入る。

しかし、体脂肪を落とすことばかりに執念を燃やして
痩せてばかりいると、そこに話題が行くたびに
「お前おかしい」とか「気持ち悪い」とか言われて
いわれのない迫害を受ける。

ただ、そういう貴重なご意見を頂戴したところで
僕のセルフイメージはまるで揺るがないので
今まで「それがどうした」と思って
大して気にも留めていなかった。

ただ、周りの言葉というのは
少なからず自分に影響を与えてしまうので
「気持ち悪い自分」という定義づけをされてしまうと
少々都合が悪い。

というわけで今はダイエットに加えて
筋トレもしている。

僕は体質的にあまり筋肉がつかない
という勝手な思い込みを持っているので、
自分にとって筋トレというのは
やっても無駄なものと思って意識的に避けてきた。

だから普段から筋トレなんてほとんどしないので
胸や腕の筋肉はそれほどないに等しかった。

なので最初の頃は試しに腕立て伏せを
20回から始めてみたわけだが
見事にそれだけでへばってしまった。

これからのことが少々思いやられたが
やるからにはやはり目標が必要だ。

というわけで、
どういう自分になりたいのかをイメージしてみたところ、
ガッチリとした胸板と腕まわり。
というのが頭の中に浮かんできた。

しかし、これを目標にしてしまうと
永遠に達成されることはないだろう。

なぜかというと「ガッチリ」という定義が
極めてあいまいだからだ。

さらに僕のようなひょろひょろの人間が
ボディビルダーのような筋肉を持った人をイメージして、
そこに向けて努力してみたところで
あまりに目標が遠すぎる。

途中で諦めてしまうのが関の山だ。
こういう目標は基本的に現実的ではないのだ。

ではどうするか?

今の胸囲を84cmから90cmにする。
とか腕回りを45cmにするとかいった

数値化された目標に変える。
さらに期限を付ける。

こうすると目標は一気に現実味を帯びてくる。

月にどれくらい胸囲を増やせばいいのか分かるし
それに向けて何をすべきかが明確となる。
そして極めて現実的で達成可能な目標となるのだ。

その上トレーナーについてもらえば完璧だ。

ここまでくれば、あとは
その目標を日々の作業に分解して
スケジュール通りこなしていくだけ。

そして、これはトレーニングに限らず、
普段の仕事や勉強でも同じこと。

特に勉強などの自分磨き系の場合、
仕事のように義務感がないので
あいまいになりがちだ。

だから、そういった目標を
数値化された達成可能な目標に変えるというのは
極めて重要なこと
と言える。

あなたにも英語を身に付けるだとか
ダイエットを成功させるとか
プライベートの目標もたくさんあるだろう。

あまり時間を無駄にすることなく
これらの目標をどんどんと達成し、
自分を磨いていきたいところだ。

だからそうするためには、数値化された
具体的な目標というのは必要不可欠だ。

とにかくあいまいな目標を排除し、全て数値化する。

もし、自分が達成すべき目標のリストがあれば
それを数値化してみてはいかがだろう。

それだけでもやるべきことがいくつか見えてくる。

ー森兼

PS.7つの習慣プログラムを世界に広げたロイス氏の
8つの鍵にも「目標設定」の重要さが記されている。
http://www.nextleader.jp/8keys/REY/

9 thoughts on “明確な目標の力

  1. おはようございます
    数値化、大事ですね!
    ありがとうございました!

  2. おはようございます!
    良い気付きをもらいました。ありがとうございました。

  3. 到達地点の明確化は大切なポイントです。
    それを達成する為には、達成までのプロセスをアローダイヤの見える化 (いつまでに、何処まで、どの様に→と 5W1H方式 ) して進捗状況を自己管理していく事でしょう。

    全ての目標達成は、細やかな計画と、達成しょうとする強い使命感ではないでしょうか。
    必ず、「達成する」と言う 自己暗示も重要です。

    段階的に進捗を明示し、して

  4. 素晴らしい気付きをありがとうございます。
    数値化=明確化の強力な方法ですね。
    さっそく色々数値化してみます!

  5. 絞ること、数値化することで必ず目標は達成できるかと思います。
    いかに捨てることができるかも集中するために欠かせない行為だとおもいます。

  6. 森兼さんはレベルが高い人だ。ダイエットが目標でもできない人の方が圧倒的に多いし、今まで筋トレをしてなくていきなり腕立てを20回できればなかなかです。よく100回と体育会系は言うけれども本当に100回以上できる人はわずかで可動範囲がかなり小さく胸が床につく寸前まで卸して完全に伸びるまで上げてやっている人は一握りですから。でも目標がさらに明確になりスポーツに生かすのであれば筋持久力とスピードを上げるために軽い負荷のもので早く回数多くやったり、格闘技なら3分を体に覚えさせるために3分のサーキットトレーニングをするとかボディビルならじわっと筋肉に効かせるようにやったりやり方が違ってきます。
    おっとこれは書いていて気がついたけど、ビジネスにおいてもそうかもな!どのようなビジネスかターゲットとする客層によってアプローチの仕方が違ってくるな。高齢者を狙った場合は
    ネットより新聞のような紙媒体やテレビの方がいいし、若い場合は携帯系の方がこれからもっと伸びそうだし。ネットだと高齢者を捨てがちだけど資産内容が抜群の人もいるので捨てるのはもったいない気もする。目標を明確に、ターゲットの絞り込み(誰に売るのか?)をした方がはずした時も何が悪かったのか検証しやすいし、見えてくるものがありそうだ。

  7. 一般的な日本人は、目標を明確にして考動する習慣が無いような気がします。
    出来るだけ多く。とか 出来るだけ早く。とか  目標を明確にしない表現で自分を縛ることを避けることが出来る。
    反面、”周りにはやる気がある”と疑似印象つけることが出来る。
    達成したいなら自分の考動パターンを変えなければならない。

  8. 私も加圧トレーニング始めました!
    体重50-体脂肪20を目指します。
    英検1級も1日に覚える単語量をきちんと決めます★

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