先が見えるようになるには

from 杉本



「今の困難に耐え、克服する力が増すかどうかは、

先が見えるかどうかにかかっている」と、

心理学者の、ベテルハイムは言っています。


また、卒業後何をしたいかや、

将来像を明確に描ける子供たちは、

一生懸命勉強し、成績も良い、

という報告もあります。


つまり、先を見る人は、

苦しさを我慢する力が強いとか、

失敗してもあきらめない、ということです。


しかし、どんなにしないようにしても、

失敗はするものです。


失敗をして、挫折しないようにするためには、

小さな失敗の練習を行うといいのです。


子供を育てるときに、

「あれはいけない、これもいけない、

こうやれ、ああやれ」と、

いつも親が指示していると、

そのうちに指示がないと、

動けない人間になってしまいます。


かといって、大きなリスクからは、

遠ざけてやらないといけません。


そのために役立つのが失敗の練習です。


たとえば、子供にハサミを使わせること。


失敗して、少し、手に痛みを感じるような経験があると、

ちょうどいいのですが。


それによってハサミが、

使い方によっては、

危険なものだとわかり、

注意するようになります。


その結果、重大な事故の危険が減ります。


柔道の受け身というのも、

「失敗した時」の対処を練習するってことですよね。


つまり、最初に「失敗の対処」を教えることで、

学ぶ人は、「失敗なんて当然あること」という事を、

すんなりと、受け入れられます。


失敗の対処が、無意識でできるように、

訓練されていると、

投げられても、冷静でいられます。


物理的にも

「体を痛めて、立ち直れずに挫折する」確率が
うんと低くなります。


まずは、「うまい負け方」を教えることで強くなるという、

柔道の考え方は、

心も体も「強くなる道」として 納得できます。


『成功とは、情熱をなくさず失敗から次の失敗へと移行することである』
(ウィンストン・チャーチル)



育自コンサルタント

−自分を育てるお手伝い−



杉本恵洋(すぎもと しげひろ)

PS.
私はこのプログラムに出会いより成長し幸せになりました。
http://www.0stresslife.com/zrl/

5 thoughts on “先が見えるようになるには

  1. 「情熱をなくさずに、失敗から次の失敗に移行する」
    その情熱を保つ、魅力的な行き先。
    明確に描き続けたいと思いました。

  2. もうすぐ親になる自分にとって、とても大切なことだと思いました。
    イチローの話にしても、マイケル・ジョーダンの話にしても、失敗=負けではない、むしろ成功の一部なんだということを意識して過ごしていきたいです。
    そしてそれを子どもにも教えられる親になりたいと思います。

  3. 柔道の受け身はなるほどですね。

    やはり日本人の思想はすばらしいと思いました。

  4. 戦え!何と!?「人生と\^0^/」
    人生を「戦い」と思えば「勝敗」が有るのでしょう。

    でも「負けても全然、平気〜0〜」
      「痛く無い∧∧」な「人生の受け身」に賛成\^0^/
    (*なにしろヘッチャラ へのへのかっぱ∧∧)

  5. 私は、みんなが、あたりまえと思っていることをよく、失敗してしまいました。
    こんな年でとはずかしくなりますが、今度こそ、失敗をしないでがんばろうとおもっています。
    失敗は成功の一部なんて、あまり聞かない言葉ですが、励まされました。

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