自分の気持ちに乗っ取られる vs 相手の役に立つ

吉永賢一
吉永賢一

吉永賢一です。

怒りでも、悲しみでもいいです。

相手の行動がきっかけで、自分にそういった感情が出たとします。

そういうときの自分の気持ちに乗っとられて、
踊らされて、コントロールを失い、当り散らす。

これがここで言う、
「自分の気持ちに乗っ取られる」ということです。

ここに、コントロールはありません。

怒ってどなり散らす。
あたり散らす。
悲しんで相手のせいにする。

反応のままにしている姿です。

お気楽です。

そして、望ましい結果が出ません
(例外は、相手があなたの気持ちを受け止めてくれる人の場合です)。

これは、心にたまった気持ちのうながすままに、
身体を動かしているわけです。

いつもの「あなた」ではなくなってしまっています。

そして、こういうときに口から出る言葉は、
もちろん相手にエネルギーを与えるわけではありません。

むしろ、多くの場合は相手のパワーを奪います。

では、どうするか?

それは、あなたがあなたの気持ちを正直に、
そのまま描写していくことです。

気持ちに乗っ取られるのではなく、
冷静に、落ち着いて、描写していきます。

これは、あなたが感情に踊らされるのではなくて、
それを身体の中にとどめて、コントロールを保ちながら、
対処していることを示します。

そして、これは「自分の感情を導く」と言うこともできますよね。

一方「相手の役に立つ」というのは、
相手の気持ちを考えています。

相手の感情を感じようとしています。

そして、相手の感情を理解しようとしているのです。

相手の感情がマイナスであれば、
それをプラスにもっていく。

それには、その感情を理解してあげればいいだけなんです。

相手の気持ちがプラスであれば、
それを拡大しようとします。

これも、相手の感情を理解してあげればいいだけです。

「理解」っていうのは、それほど強力です。

これを行うには、頭も使えば、知恵も使います。
工夫もしなければなりません。

だからこそ、あなたは相手に感謝されるのです。

そして、これと同じことを、
あなた自身に対してもやってみてほしいのです。

今日1日、自分の気持ちに乗っとられているか、
それとも自分や相手の感情を理解しようとしているか
注意してみてください。

もし、自分の気持ちに乗っとられていることに気づいたら、
「あ」と思って、それを中止してみましょう。

そして相手や自分の感情を想像したり、
感じることに戻って方針を転換してみてくださいね。

ー吉永賢一


PR.5000人以上の英語ペラペラ人間を生み出した
本城式DVDはココから請求できます!
http://www.honjo-e.com/freeDVD/


吉永賢一の書籍一覧

東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法
http://amzn.to/vCgAPi

東大家庭教師が教える頭が良くなる記憶術
http://amzn.to/urCXdt

東大家庭教師が教える頭が良くなる思考法
http://amzn.to/vkqj1G

東大家庭教師が教える頭がよくなる読書法
http://amzn.to/uw2BwH

東大家庭教師の結果が出るノート術
http://amzn.to/v92Fv5

東大家庭教師の必ず結果が出る英語トレーニング
http://amzn.to/rrvbOy

9 thoughts on “自分の気持ちに乗っ取られる vs 相手の役に立つ

  1. 今日「恐怖」を感じない方法論を考え中でした∧∧
    「相手の役に立つ!」が私の結論でした(^^)/

    今までは「怖いお兄さん達」と色々有って「恐怖・恐怖」が多かったんですが(*俺一人 相手大勢)よくよく考えてみれば「自分が傷つく事」を恐れていたんですネ∧∧ 今日丁度「恐怖と云う感情論」からの「脱却」を思案していたので「感情の観察」は「多助かり」です∧∧

    いつも相手の為に自分が何を出来るかさえ考えて行動すれば「恐怖」を感じないと結論しました\^0^/

    なにしろ「囲まれようが」「脅されようが」「やられようが」相手の皆さんを、どうやって倒そうかじゃ無くて、どうやって「改心」させようかだけ考えて行動すれば自ずと恐怖は去り自分は傷ついてもいいと思えるのではないか!?

    然う心構える(○^▽^○)

  2. やる気レポートのほうも拝見させて頂きました。最近、自分の気持ちに乗っ取られることが多い気がします。ちょっと精神的に疲れているとかもあるのでしょうか。自分に余裕がないとなかなか難しいですね。

  3. たけさんのおっしゃるとおり、余裕がないときに、私も陥ります。昨日から余裕がないことに気づき、会社のPCにポストイットを貼って、乗っ取られた時間、感情、なぜ?かがわかる様ならメモっってみよう!と思ったら、ポストイットが目立つせいか、乗っ取られずに今のことろ済んでいます。タイミングのよいアドバイスをありがとうございました。

  4. これは、何が誰もしていない、誰かのためになることするときにも大切なことだと思います。「そんのことできるはずがない!無理でしょう!」と言われて、不安という自分の気持ちに乗っ取られてしまうか、誰かのために役に立ちたい!という正直な気持ちに従うか…それは、自分次第ですよね!

  5. 上に立つ立場の人には特にすばらしいメッセージです。下の立場のものから見るとたいていは
    上の人の立場を考えて遠慮しがちな人がほとんどなので、むしら逆切れすると上が反省する
    こともあります。自分の経験から言うと大抵は上の方ばかりみて生きている人が多く、自分より下の人に対しては無神経な人が多い。たまには下の立場も理解してあげると下も一生懸命働くようになると思います。とてもレベルの高いいいご意見ですけど、わがままな人の意見がまかり通るのも避けるべきです。

  6. 自分の感情に乗っ取られず、相手の感情を理解することに意識を向ける。練習します。あらゆる場面で、そうふるまえるようになった自分をイメージしつつ。

  7. イギリス人は感情的にならずに自分の意見や感情を表すのがとても上手です。
    全く考えが違っても喧嘩になったことがありません。
    アジア人は感情的過ぎる。南米アメリカ人もそうですかね。
    完全なる自立=人と自分は違って当たり前、そう割り切ればくだらない嫉妬や反感、押し付けなどはなくなるでしょう。

  8. 最近、自分の感情はコントロール出来るようになりました。次は相手の感情を理解できる人間を目指したいと思います。貴重なお話をありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>