途中でやめないコツ

吉永賢一
吉永賢一

吉永賢一です。

あなたは部下や生徒に教えていて、
「なんで途中でやめちゃうの?続けていれば成功できるのに!」
そう思った経験はありませんか?

そこで「継続が大切だよ」
「続けることが、大切なんだよ」
と伝えてみる。

でも、続けてもらえない。
そんなとき、どうするか?

そんなときは、やることと結果のギャップを伝えましょう。

その人が途中でやめてしまうのは、
「これをやっていてもなぁ・・・」と予想する結果が低いからです。

一方あなたが、「その方法」や
「その生き方」をオススメするということは、
あなたには「その先の素晴らしい未来」が見えているはず。

相手:このままやっていてもなぁ・・・(イマイチな想像)

あなた:これを続けていれば!(素晴らしい未来)

こういう、コミュニケーションギャップがあるんですね。

ですから、「やること」と「結果」のギャップを際立たせるように、
分かりやすい表現でそれぞれを描写するようにしてみてください。

「分かりやすい表現」というのは、
別の言い方をすれば「5感のイメージが浮かんで
仮想体験ができるような表現」ということです。

話しの流れを定式化するならば、

==========
ステップ1:
==========

「このままだと、○○だよね・・・」と、
相手が不安に感じている未来を、
わかりやすく描写する(5感に響くイメージで)

==========
ステップ2:
==========

「それでね、○○になったら、いいよね・・・」と、
望ましい未来を描写する(5感に響くイメージで)

==========
ステップ3:
==========

「それには、○○するだけで、いいんだよ・・・」と、
得られるリターンを考えれば、思ったよりカンタンである手順を伝える

こういう感じになります。

あなたが何かを続けていて「しんどいな」と思うときでも、
「これを続けていたら○○になれる」と望ましい未来をイメージできるなら
「よし、やっぱり頑張ろう!」と思いなおして、
また続けることができますよね。

だからあなたは、もし目の前にくじけそうな人がいたら、
その人が望ましい未来をイメージできる手助けをしてあげてください。

目の前の人が、くじけそうになったとき、
くじけずに元気が出てくるような、
そういう考え方やイメージを伝えてあげてください。

「こんないいことがあるんだよ、こんな風にもなるんだよ・・・」と、
どんどん五感に響くような、そして心に響くような描写を
イメージで重ねていくんです。

そして同時に、「やること」も具体的に話して
「結果」とのギャップを際立たせて伝えましょう。

「こうするだけで、こんな風になれるんだよ」というニュアンスです。

こうすることによって、相手に「続ける力」を与えることができます。

–吉永賢一

追伸:もちろん、「実際にそうなる」ように、
根拠がある「やること」を伝えてくださいね。

嘘は、あなたのパワーを弱めます。

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9 thoughts on “途中でやめないコツ

  1. この一瞬に、ネガティブ表現をする人は、自分の素晴らしい未来が想像できていないから。そして、それを信じる力もないから。では、どのように想像するのか?どのように信じるのか?…それは、『自分を知る』しかない。自分を知るために、動く!そして、失敗しまくり、時に、成功体験をする。その中でしか、『自分』を知ることはできない。自分の好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なこと。これが分かり、次は目的や目標を決めるための材料を揃えることができる。ここで初めて選択できる状態になる。目的や目標を、覚悟を持って決断したとき、やり続ける力が生まれる!そう、やめることができない自分になっている。失敗したときの辛さや悔しさ、恥ずかしさを知った上で、稀な成功体験の喜びの大きさも実感している。そして、この実感は、どんな辛さや悔しさ、恥ずかしさなどの気持ちよりも、強力であることも知っている。さらに言えば、成功体験の究極は、自分にとって、かけがえのない人になり得る人との出会いであることも知っている。そして、もっと欲を言うなら、その出会いを育むことができたとき、自己の『生』の意味を知る。…って、感じでしょうか?♪実地訓練後に手に入れた実感をシェアしてみました。考え方は、人それぞれですが、私の場合は、こんな感じです。

  2. 目からうろこでした。

    >「それには、○○するだけで、いいんだよ・・・」と、
    > 得られるリターンを考えれば、思ったよりカンタンである手順を伝える

    できているつもりで、やっていませんでした。
    ○○するだけで、いいんだよ、いい言葉ですね。ありがとうございました。

  3. 受験に例えれば日頃頑張って勉強している偏差値50のA君と全然勉強してないけど同じ偏差値のB君がいたらA君はあるきっかけで偏差が急激に60を超える可能性を秘めているけどB君の場合は限りなく40に近い50であるはず。スポーツの場合も本番の試合では緊張してガチガチになることが多いけれど日頃みっちり練習していると「俺は絶対に負けない!」と思えるし
    練習で辛くて辞めたくなった時にももうひと頑張りして逆にスパートしたりすると試合の延長などで「もうだめだ」と普通の人が諦める時にもうひと頑張りできる。そのちょっとの違いが
    凄く大きな結果の違いとなってくる。大学受験の場合は親御さんの叱咤激励は抽象的でイメージがわかない。自分の場合は逆に三流の階層が如何に苦労するか、年齢を重ねてから頑張ろうとしてもなかなか取り返しがつかないということを実例で語れるので東大理3までは行かなくても私大の一流校はほとんどが受験に成功していますが、吉永さんの説得の方がいいと思いました。何でも苦しく厳しいしつけをすると子供がよく育つと思いがちだけども意外と楽しく育てて凄く優秀な子供が育ってる家庭も多く、半面、厳しい家庭の子供が筋金入りの悪になる
    ケースも見られます。素晴らしい未来や夢を持ち、そうなるためには何年前にはどうあるのが
    望ましいのかと人生を逆算して考えて行くといいと思います。医師や弁護士を目指すという具体的な目標があれば自動的にある程度はできるようになっていくのを周りの家庭でみてます。

  4. 子どもとういうのはなんでもやりたいから、やり始めるのは簡単で、でも一度やり始めた事をやめるのはなかなか難しい・・・。これはいい歳の母親になった自分も相変わらず同じだけれど。
    酒林さんのコメントが「継続」ということの意味をよく表現されていて共感しました。
    気持ちの動く色々な事をとにかくやってみる。そして失敗もたくさん経験する。
    その中のいくつかが継続できて、さらにその中のいくつかが成功体験に結び付くのですね。
    やはり「継続」がはじめにありき。
    吉永さんのおっしゃる「継続させるコツ」を理解して、子供にも自分にもしっかり認識させるよう努めたいです。
    ありがとうございます。

  5. いつも読まさせて頂いております。
    感心するばかりです!
    なかなかここまでの内容を
    言葉に起してこんなにも人に判り易く
    人に伝える事って難しいですし、
    毎回拝見していますが、凄い!!の「一言」です。
    いつも、自分に足りないものに気付かさせてもらい
    本当にありがとうございます。(._.)
    今後も、人生の糧にしていきたいです。

  6. 続けられないサイドの人間ですが、
    確かに、続けない事のデメリットばかり強調されるとやる気が全くしないんですよね。
    続ける事のメリットをもっと高いステージで認識できるようにアンテナを張ってみます。

  7. 良いお話だと感じました。ただ私の場合ですが異なる道を選んでから自分の良さが発揮できている気がします。そのような場合は「前の仕事で続けてください。」と言われても迷惑に感じたかもしれません。

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