それは単なる思い込み?

hikaku

あなたは何かの作業をするときに
他人よりも秀でていると思えるものがあるだろうか?

僕は10年以上エンジニアの仕事をしていたが、
素人で入ってきた新人さんに技術を教えるときに
大きく2つのグループに別れることが多かった。

1つ目のグループは、
その技術を自分はこの分野にかけては天才だ。
この作業は面白い。

と思っている人たちで、
こういう人は本当に向いているかどうかは別にして
どんどんと積極的な行動を起こすことができる。

積極的な行動はさらにその分野のスキルに磨きをかけ、
自分自身をより高みへと昇らせることができる。

2つ目のグループは逆に、
自分にはこれは向いてない。
こういう作業は苦手だ。

と思い込んでいる人たちだ。

この人たちは作業に取り組む際、無意識のうちに、
その仕事に関わる作業を拒絶してしまう。

そして、その結果積極的な行動を採らないようになるばかりか、
自分の中で「これはわからない」という前提を置いてしまうので
頑張って学習しても、なかなか吸収することができなくなる。

その結果、最初のグループに所属する人たちは
どんどんと成長していくのに対し、
そうではないグループの人たちはほどなくして辞めていく
という結末を迎えるケースが実際に多かった。

このように、思い込みはあなたのセルフイメージに強く作用し、
自分自身の行動に非常に強い影響を与える。

ではなぜ、向いているとか
苦手だとかいった思い込みが
行動に強い影響を与えるのだろうか?

それは思い込みの力があなたの中にある
”自信”を強くしたり弱くしたりするからだ。

「自分はこれが得意だ」
と思っている人はその分野の知識や技術に対して
強い自身と自負を持っている。

そして、それが彼らの行動に影響を与え
次々と新しいことを試してみたくなったり、
多少の失敗では挫折しない強力な精神の源になっている。

その結果、新しい知識や技術を身につけたり、
失敗の経験を蓄積して、
さらに自分の中で自信を深めてゆくことができる。

反対に向いていない、苦手だ
という認識で作業に取り組んでいると、
無意識のうちにどんどんと自信が失われ、
やがてはその作業をするのが嫌になってしまう。

このように、
良い思い込みは自信をどんどん強くする好循環を生み出す。
逆に悪い思い込みは自信をどんどん弱くする悪循環を生み出すのだ。

なので、新しいスキルなどを身につけようとするとき
自分に向いていると思い込むことは
スキルを身につける上で重要な要素の1つとなる気がする。

ただ、既に苦手意識のあることに対して
いい思い込みを持つのは比較的難しいだろう。

だから、何か簡単で小さなことを達成したら

「俺(私)って天才!」

みたいに心の中で意識的に思い込むことで
除々にその苦手意識を取り除くようにしよう。

あなたも苦手意識を払拭して
新しいスキルを身につけよう。

ー森兼

PS.
ちなみに僕もメルマガを書くときは
「オレって天才やな。」などと根拠のない思い込みのもと、
自分を天才ライターと思うようにしている(笑)
本当にそうかどうかは別にして…。

PPS.
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8 thoughts on “それは単なる思い込み?

  1. これは、言えますね!私の場合、自分の中にうぬぼれ屋を作り出していますが、最近では我が子達が、「お母さん、きっと…なんてダメよ!絶対!と強く思わなくちゃ。お母さんならできるよ。」と指導するのは、小1の娘。戦略的行動を具体的なスケジュールにしていく段階でのアドバイスをくれるのは息子。日常ではこの二人と接する時間が一番長いので、私に与える影響力は絶大だ!それと、これから、今、苦手と思っているものに「これ、私、得意!」という催眠をかけてみよう♪なんだか、うまく出きるような気がしてきちゃうところが、私って、お子ちゃま(笑)と思ってしまう。まっ、これも、長所としてとらえよう。

  2. 同じことはスガシカオも
    言っていましたね。

    無理やり思い込むのも
    セルフイメージを高める
    いい方法ということですね。

  3. 昔、私がとある劇団で見習い歌手だったころ(当時20)才能があって魅力的なAさんと性格がとてもよくても歌が下手なBさんがいました。Aさんは先生に言われたことをすぐに覚えてショーで花形に成長しました。しかし先生のお気に入りはBさん。Aさんはプライベートでも何か失敗があるごとに「Bをみてみなさい。お前は考え方が悪いんだ!」と劇団員の前でけなされていました。・・・結果、Aさんは自信喪失におちいり、3年後には劇団を去りました。Bさんが勝ったのです。そして今でも現役で活躍しています・・・なんだか、今回のお話で思い出してしまいました。根拠がなくても、やっぱり自信を持つことは大切なんですね。

  4. マインドセットの方法ではよく「自分の脳をだます」とか「感情をコントロールする」ということが言われますが「本当の自分自身」を受け入れることとどちらが良いのかな?と考えます。本当の自分自身を受け入れるとは、素直な感情表現、欠点・長所を熟知する、つまり素のままの自分で生きること。ですが「本当の自分自身=天才」になれれば一番良いですね。

  5. 今、自分の仕事が順調に感じるのも思い込みによる好循環ができていたからなんですね。思い込むのはタダですから、もっともっと良い思い込みを、いや、勘違い?をしてさらなる好循環を作ろうと思う。この思い込みを他人に対して使えば、他人を変えることもできるかもしれないですね。「私は○○なんだ!」と思いこませるために、小さなことでもできたら思いっきり褒めるようにしたいです。

  6. 修学旅行の生徒さん方にスキーを教えています。セルフイメージがスキルの上達を左右する様子、目の当たりにします。高校生くらいの場合、大人(親や教師)からのコトバに、すごく影響されていると推測します。可能性は無限の子どもたち。勇気づけ、励まし、承認、大切に使います。

  7. 自分での思い込みは本当に大きいですね。自信があるものほど結果が出せます。勉強でも仕事でも生徒や部下をけなす人が多いけれどもその場合は伸びないことが多い。
    自分が部下の立場の人は心無い上司の言葉に自信を失わずに悪い部分は直すにしても
    自信を失わずに結果を出す人間になって欲しい!

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