恐れ

吉永賢一
吉永賢一

吉永賢一です。

あなたの行動力を削ぐ、おそろしい恐れ。

それは、「失うことへの恐れ」だと思います。

ぼくは、この恐れを敵視していて、
「失うことへの恐れ」が自分の中に入り込んでいないか、
気がついたときにチェックするようにしています。

敵は、常に自分の心の中にしかいません。
厳密に考えるほど、そこにしかいません。

・命を失う恐れ

・健康を失う恐れ

・職を失う恐れ

・若さを失う恐れ

・知識を失う恐れ

・友人を失う恐れ

・恋人を失う恐れ

・お金を失う恐れ

・時間を失う恐れ

他にも、まだまだあると思います。

ぼくが、なぜこういうことを気にすることになったのか?

それはぼくが「失う恐れ」に翻弄されて、
行動力を下げていることが多いということがわかったからです。

しかし、

「恐れ」というのは、感情に過ぎません。

必要なのは、リスクを検討し
「何をするのが理性的であり、高確率で幸福をもたらすか」を
検討することだと思います。

こうすることで、「恐れ」を通過することによって
感じる「恐れ」を減らすことができるようになります。

「恐れを通過する」とは、
「恐れを抱いたままで行動する」ということです。

「その恐れが、自分を理不尽に止めることはしない」ことを
自身に実証してゆきます。

検討のきっかけ、
つまりリスクを発見する機能として恐れは有用なのですが、
それ以上のはたらきを許すと害が出てきます。

つまり「恐れ」は少量であることによって有用であり、
多量(過剰摂取)が害をもたらす微量元素のような
ものなのだと思います。

恐れには有用な面もありますが、
有効に活かすには「少し」でなければならないのだと思います。

そして、恐れなくしてリスクを発見する能力が高まるならば、
今のところ、ぼくには「恐れ」が持つ積極的な意味を
見出すことができません。

「恐れをOFFにする」リスクは、
「リスクの発見能力が低くなる」ことにあると思うのです。

心の壁を越えるもとになるのが、
「自分は何がうれしくて、何が苦しいのか」を観察することです。

これによって「苦しみのもと」を見出すことができ、
変わるきっかけをつかむことができます。

何か心にひっかかりを感じるとき。
それが何なのか、発見してください。

そして、それを取り除いてください。
もちろん、取り除く方法には制限があります。

それは、あなたの住む地において合法的であり、
あなたの信じる倫理の範囲内に収まること。

入試にも不合格のリスクがあります。
このリスクをつぶすために勉強をします。

「本番でたよりになるのは習慣だけ」

このスローガンにもとづいて、
ぼくは勉強をしてきました。

「本番ではほとんど新しくは考えない。
それまでに考えた成果を披露するだけ」

このようなスローガンも作り、
事前に「出題が予想されるすべてのパターン」について考え、
事前に「考え」を準備するように心がけました。

この行動方針が成功を生んだと思います。

つまり、すべては準備にあります。

「成功を発生させるべくして、発生させる」

そういう方法を、この記事を読んでいるあなたにも
体得してほしいと思って僕はこの記事、書籍、教材を作っています。

そしてぼく自身、攻めと守りを淡々と実行し、
さらにしあわせになっていきたいと思っています。

ー吉永賢一


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9 thoughts on “恐れ

  1. 「愛を失う恐れ」、それが今の自分の中で一番大きく心を動揺させるものだと思います。恐れの本質に気付かないと、むやみやたらと心が動揺して、行動がコントロールできなくなります。恐れを感じつつ、高確率で幸せをもたらす行動を理性的に考えて行動していきたいと思います。

  2. そうですね。恐れは巨大怪獣にも変貌していきます。その巨大怪獣も最初は幼く無邪気な子供怪獣だったとしても!でも、この怪獣は、小さくすることもできます。小さくなれば、もぐら叩きみたいに叩けます。このゲームも練習することにより、よりたくさん素早く叩くことができるようになります。4年前の私の心の中には大怪獣が潜んでいましたが、今ではそれを退治し、もぐら叩きも上手くなりました。「なんとかなるさ♪」という言葉も、怪獣をやっつけたあとに発するのであれば、恐れを叩く木槌になります。叩き方を知っていて、未来での恐れだけに縛られているのなら、この言葉は、自分を励ますよい言葉となります。
    感情をOFFにするスイッチも、習慣により作り出すことができます。常に訓練しておかなければ、いつの間にかなくなってしまいますがね!持っておくと何かと便利です。特に、マイナス的感情のOFFスイッチは重宝します。防御にも、時には攻撃にも使えます。そして、なんといってもいつも身につけているのですから、置き忘れることはありません♪『成功は発生させるべくして、発生させられる』と、私も思います。これからも、分かりやすく楽しい吉永さんらしいご指導法を楽しみにしています。私も、私らしく自分を実験台にして観察していきたいと思っています。

  3. 確かに「恐れ」は必要不可欠である。「お金を失う恐れ」がもしなかったら詐欺にもだまされやすくなるし、計画的な出費もできなくなる。「恋人を失う恐れ」がなかったら相手を傷つけようがどう見られてもいいオバタリアンになってしまう。健康を保つためにも恐れは必要だし、若さや知識を保つために日々精進しているのである。その「恐れ」が有益に働いているのか、苦しみになっているのかを計る必要がありますね。向上意欲につながる恐れか、不安焦燥につながる恐れか、という分かれ道ですね。

  4. いいお話です。我々は感情に踊らされて、ついつい正常な認識力を乱されます。特に「恐れ」は感情の中でも一番厄介なものでしょうね。「恐れ」を抱いたままで行動する、むやみに「恐れる」のではなく、準備する、対策を考えることが重要ですね

  5. 自分を否定される恐れが強いことに気づきました。それによって積極的な行動に移れなくなることは今まで良くありました。自分と向き合う恐れがわたしの中にあります。
    がむしゃらにがんばる(周りに配慮せず)ことはできるが、結果は良いものではなかった。一つ一つ丁寧に前進することがすごく恐くて、すごく面倒。でも、なりたい自分になるためには今が立ち向かうチャンスなんですね。たくさんの気付きをありがとうございました。

  6. 恐れが無くても、リスクを回避できる能力があるのなら、恐れという感情の果たす意味は無い、ということ。考えたこともありませんでした。確かにそう思います。恐れの感情を無くすことは出来ないかもしれないですが、これからは意識して、価値観と照らし合わせて向き合おうと思っています。

  7. 「本番で頼りになるのは習慣だけ」これはすごくいい言葉です。スポーツでも試合だとかなり緊張するものですが、日ごろきつい練習をこなしていると自信がもてるのに似ている。
    ものごとは何でも基本は同じなんだと知らされます。ちなみに勉強はやらない割にはできた
    けれども日ごろ努力をしていないものはどうしても自信が持てず受験では失敗しました。
    スポーツの練習は習慣になっていたけれど勉強も好きだったけどやる時間がなく、習慣になっておらず結局失敗したのはまさに吉永さんの言葉が正しいことの証明だと思います。

  8. 私たちはいろいろな恐れに支配されていますよね。成功者はその恐れをうまくコントロールしている人だと思います。吉永先生、今回も素晴らしいお話をありがとうございます。

  9. まさにおっしゃる通りですね。
    私も石橋は叩いていると壊れて渡れなくなるものと考えており、石橋は壊れる前に渡り切ることを心がけております。
    壊れるリスクはあるが、渡り切る能力を備えておけばいいということですね。
    素晴らしいお話しをありがとうございます。

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