カバンがなくなった!

以前、あるセミナーを開催したときのこと。

セミナーも無事終了し会場を片づけて
さぁ撤収しようかというときに、
会場を片付ける業者のおっちゃんが
「オレのカバンがなくなった!」と騒いでいた。

原因はよくわからなかったが困ってそうだったので
僕も一緒に探したのだけれど、
結局おっちゃんのカバンは見つからなかった。

セミナーの参加者が間違えておっちゃんのカバンを
持って行ってしまったかもしれないと思って、
仕方なく一緒にエレベーターを降りて
ビルの外に出てみることにした。

ところがエレベーターの中で、おっちゃんは突然

「ちょっと!あんたたち、無責任じゃないか?」

と言って、すごい剣幕で僕たちに突っかかってきた。

いきなり非難されたので
僕もわけがわからなかったのだが、
どうも彼自身もかなり動揺しているようだった。

恐らく大事な仕事道具が入っていたカバンがなくなったので
それを間違って持っていったハズの誰かに怒りがわき起こったのだろう。

そして、一旦その怒りが生まれると、
何もかも他人が悪いように思えてきたのかもしれない。

その結果、僕たちに怒りをぶつけてしまったのだろう。

人間はとても感情に左右されやすい生き物だ。

理性と感情を戦わせた場合、
感情のほうが勝ってしまうことが多々ある。

そして、このことは
ビジネスや人間関係においてもとても重要だ。

怒りの感情をいつも周りにぶつけている人と
誰が一緒に働きたいと思うだろう。

これは僕だけの感覚かもしれないが、
成功している人は怒っているよりも
いつもニコニコしているイメージがある。

このおっちゃん、理性では僕たちに怒りをぶつけても
何も解決しないことがわかっていたハズだ。

どう考えても業者のカバンを
客である僕たちが管理するのはおかしな話だ。

しかし、ご多分にもれず、
頭の中で怒りの感情が爆発してしまったのだろう。

このように、一旦怒りの感情が生まれると、
その感情は大変強力で走り出すと止まらなくなってしまう。

そして怒りが怒りを生む、
まさにウイルスのように増殖を始めてしまう。

だから、僕たちは普段からできるだけ
怒りの感情を生み出さないようにすることが、
また仮に怒りが起きたとしてもうまく処理できるように
自分をコントロールするのが大事なのだと思う。

あなたも怒りをコントロールして
豊かな人生を送るように心がけよう。

ー森兼

PS.
ちなみにそのカバンはよくよく探してみるとあっさり出てきた。
その際、場の空気が気まずくなったのは言うまでもない(笑)。

PPS.
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14 thoughts on “カバンがなくなった!

  1. たぶん怒りの原因というのは自分に責任があるにもかかわらず、他人のせいでこうなってしまったという感情だと思う。自分の感情や身の回りに関することはすべて自分に責任がある、というのは考え方としては正しいがどーなんだろ。どうにもならないとき、自分でコントロールできないことが起こったときはよっぽどのひとでなければそれを簡単にやり過ごすなんて難しい。そんなときは、ひとりで部屋で「うお~~~!」とほえてすっきりしてからそれを潔く受け受け入れることにしている。そしてそのことにって自分の感情が支配されてしまうのは避けねばならない。最終的には受け入れるしかないけど、自分なりのやりかたを持っていたほうがいいような気がする。

  2. 私がまだ二十歳そこそこだった頃、銀行の窓口をしていて、ある気難しいおじさんにこてんぱんにやられたことがある。その頃の私は、何も分かっていなかったので、その怒鳴り声が自分を攻めている、と思ってしまった。とても混雑した日で、他のお客さんもずいぶん待っていた。そのおじさんだけが待っているのではなかった。今なら、ただの怒りの爆発のはけ口がほしいのね!と、余裕で受け止められるが、いや、もしかしたら、冷静だけどとんでもないことを言って黙らせてしまったかもしれない(汗)まぁ、当時は、しょげてしまい、先輩に「あんな人は言わせておけばいいのよ。」と言われ、それでもビクビクしていたものだった。そのような言われようをしても、なんとか早くしてあげよう、などと思ってしまったのだ。でも、その後、そのおじさんは私に対して心なしか優しくなった。結果的に、これでよかったのだろうと思う。それにしても、怒りとは、訓練しなければ止められない。止め方を知っても、実践しなければ身に付かない。特に、知識だけが増えて、その使い方が人それぞれであることも理解できていなければ、かえって大きな怒りを生み、それを爆発させずにいることはさらに難しい。でも、この怒りさえコントロールできるようになれば、怖いものなし!って感じでしょうか(笑)だって、沈黙の怒りのオーラは、蛇に睨まれた蛙状態になりますからね!

  3. 「怒り」は悪の根源。しかし、「怒り」の原因は「心の傷」である。
    さみしさだったり、侮辱だったり、やるせなさだったり。怒りを覚えたら、自分は何に対して傷ついているのか。を深く掘り下げてその時に癒してしまわないと、根本的な傷が癒えない限り、その傷はうづき続け、また顔を出す。怒りもまた心の傷を見出すために必要不可欠な感情である。なぜなら人は癒されるために生まれてきたのだから。

  4. 私からすれば やはり無責任な対応だと思います。お若いので他人の『困った事』がよくおわかりにならないのだと思います。それとそういうトラブルが在った時にどのように対応していいのかという社員教育が全くされていないからこその慢心な『僕らは全く悪くない』という思いになるのかと。 ここは誠心誠意 その場で皆さんで探してさしあげることと、万が一の為に警察に紛失物の届けを出すことも言ってみるという対応が望ましかったのではないでしょうか?。あっさり見つかったのが不幸中の幸いだと思いますけど….
      

    1. あなたの意見には賛同しかねますね。まず、一緒に探したと書いてありますし、「僕らは全く悪くない」とも書いてありません。警察に紛失物の届けを出すなんて、自己の判断と責任でやることであって、人にすすめられて初めてやることでもないですよね?大人だったら常識でしょう。それによくよく探してみると見つかったと書いてあります。あなたの意見だけ聞くと、まるで見てみぬふりをしたみたいな風にもとれますが、実際は最後まで探してますよね?あなたは自分の持ち物は自分の責任で管理しなければという自覚がないんですか?もし万が一なくしたら周りの人にも責任があるという解釈ですか?そういうのを「甘ったれ」といいんじゃないんですか?

      1. >もし万が一なくしたら周りの人にも責任があるという解釈ですか?

        そうです。主催者側の責任でもあるでしょう?
        なにか 会を主催するということはそれだけそういう責任も生じてくるのは
        当然ですよね?

  5. 業者さんのカバンですからね。
    責任は無いのでは無いでしょうか。
    自分が業者のおじさんだったら、やっぱり怒り出しちゃうのでしょうか。
    大事なカバン何でしょうね。
    ただ、運良く見つかった訳ですよね。
    俺がおじさんだったら、立場ないですよね。
    怒らなきゃ良かったって、ドンヨリしそうです。

    それから、一緒に働きたいと思ってもらえる様な人柄になれるように、楽しい気持ちに目を向けて
    日々を送ろうと、思います。

  6. よくわかります。
    でも、不思議ですが、50を越えた頃から、怒りを抑えることができなくなりました。
    自分でも、怒りを抑えられないことが信じられません。
    平静なときは、全く自分の怒りが自分で理解できません。
    更年期障害のせいか、前頭葉の部分が退化したのかもしれません。
    自分でもとても困っています。
    サプリメントなどを飲んでますが、効き目ないですね。

  7. その業者さんは、紛失事件以前に、森兼さんに対してそれとは別の不満とかジェラシーとかを感じていたという事はないでしょうか?紛失事件はただのキッカケに過ぎないのではという気がします。例えば、ジェラシーとしては、森兼さんが、自分よりかなりお若いのに、自分よりはるかにビジネス(=そのセミナー)を成功させていると感じていたとか、、それに比べ、その業者さんは、わずかな手間賃で大事なカバンまでなくしてしまった、、、、

  8. 海外でよくビジネスをやる立場で考えるとカバンなどもちょっとした瞬間に盗まれるものだから自己管理責任ととります。逆に証券会社などは余計なことを言うことにそのレベルの低さに
    あきれます。「そんなに買っていいのですか!リスクがありますよ。」自分は自分の100%自分の金で100%自分の判断で100%自分の責任でやってる。少なくとも自分の資産運用については他人が何も言われる筋合いはなく非常に不愉快だ。そんな初歩的な懸念をするようなら口座開設の際にどれくらいのリスクに耐えられるかなど確認すればよいことで、リスクが嫌なら投資をしなければいいし、口座も開設しなければいい。そんなことで機会損失をした場合は本来儲けられるだけの金額を賠償請求したいものだ。自分の場合は物事の常識の違いや考え方の違いで相手の常識との不一致から怒りが出ることが多いが特に自分が金を出す立場である場合に相手が勝手に判断することが許せないと怒りを感じます。人は千差万別であることを
    知って欲しいものです。

  9. 「業者」という言い方が非常に気になります。
    「業者のカバンを客である僕たち」って言葉に不遜な響きを感じるのは私だけでしょうか?
    セミナーのシステム自体はよく存じませんが、会場内のトラブルの責任は主催者に全くない物なのでしょうか?
    私自身が未熟なのでしょう。怒りの感情に対する考察はなるほどと思うところがありますが、それ以前のお話に不快な感情を抱いてしまうので、話がすんなりと入って来ません。

  10. 私は元郵便配達員で、当時を考えるとまあなんてひどい対応をしていたものかと、思い返すだに自己嫌悪に陥ります。森兼さんの遭遇したような部類の顧客は、当然ながら当時の配達先にもいました。先方が出した郵便物を届けに行ったのですが、古ぼけたマンションの一室のドアを開けるなり50すぎの薄汚いオヤジに「今頃持って来やがって!何やってたんだ」と怒鳴り散らされました。 こちらは担当の郵便物を普通に届けただけですから、たまげたのなんの(笑)。こちらも現業職しかも20代半ばの若造の私、血の気が少ないと言ったらウソになります。反射的に「この馬鹿野郎!俺はただ持って来ただけじゃねえか、遅いか速いかなんて知るかよ、要らねえんだったら持って帰るから返せ、この野郎!!」と、お客ということも忘れて怒鳴り返してしまったんです。 まあその後の顛末は御想像にお任せしますが・・・・・・。 さて、思うに怒りというものはカミナリみたいなものなんですね。標的は何でもいい、とりあえず目の前に居る者にぶつければそれである程度鎮まるものだ、ということです。だから国のトップが悪政を執り行っても怒りの矛先はとりあえず末端の役所の窓口だったり、テレビ番組の評論家だったりするのです。間違っても首相官邸や国会議事堂に怒鳴り込んでくる人はいません。であるからこそトップたる政治家は安心して愚にもつかない悪政をタランコタランコと続けていられるわけですね。あの配達の時の時のオッサンだって霞が関の当時の郵政大臣には恐らく怒鳴りつけに行かなかったことでしょう。その分、局の集配課長代理(課代)が1時間近くどやされた、という話は退職してしばらくしてから私の耳に入りました。なんでも職業は「ヤ」のつくヒトだったそうな。見かけは冴えないケンカしたら弱そうなただのオヤジだったんですが・・・・・・。課代、あの時は本当にごめんなさい。

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