恋愛と勉強

吉永賢一
吉永賢一

吉永賢一です。

以前、大学受験前の学生さんから興味深い質問を頂きましたので、
今日はそれをあなたにシェアしたいと思います。

いつもとは違ったテーマですが、
あなたの人生において何かの参考になればと思います。

頂いた質問は以下のようなものです。

==========

吉永先生、はじめまして。
質問があります。

それは、恋愛と受験勉強の両立です。
というか、失恋してしまって、勉強に集中できない状態になっています。
勉強しなきゃしなきゃと思いつつ、なかなか身に入らなかったりします。

こういった、避けられなかったストレスの処理方法を教えていただきたいです。

大学受験前の学生より

==========

失恋、つらいですよね。

ぼくにも、経験あります。

心がどよーんと重くなり、
喪失感ばかりに気持ちが集中してしまって、
他のことが手につかなくなりました。

ちょうど、解剖実習のときに体験したのでよく覚えています。

解剖に集中しようとしてもできなくて、
途中で帰ったりしました。

解剖実習は4人グループで解剖するというものでしたが、
グループのみんなに「ごめん、手につかない」と謝って
その日は先に帰りました。

弱さを見せて、みっともないと思いました。

このとき、自分に見栄の心があることを自覚しました。

「あ、ぼくは実際よりも自分を強く見せたいんだな」と思いました。

しかし、現に弱いので、それを強く見せようとしても仕方がないと思い、
正直に説明して、先に帰りました。

グループのメンバーからは
「そんなの帰る理由にならないでしょ」とも言われました。

確かにその通りで、授業をサボれる理由になるとも思えません。

でも、苦しくて、その場にいることができませんでした。

立つことも苦しいので、寝転がれたらラクだと思いました。

やさしくしてくれたクラスメートもいました。

それでも、なぐさめられても、
その言葉はぼくの心に届かず、苦しみは続きました。

そのやさしい言葉は耳に入っているのですが、
心の注意は喪失感に向くばかりで、その言葉の方に行かないのです。

言葉が心に届かない感覚です。
心が麻痺しているようでした。

帰っても集中できませんでした。

寝転がってみても、実際にはむなしいだけでした。

当時、僕は

「心の中のことに注意を取られている場合、
身体的な刺激を与えることが注意を逸らすコツ」

というノウハウを持っていたので、それを実行しようとしました。

壁に

「強くなれ。強くなるしかないんだ」

と書いた紙を貼りました。

「肉体があって、よかった」と感謝して
ベランダで筋トレをしました。

きっと、ぼくが心だけの存在だったら、
失恋の中に注意をからめとられ何万年も出てこれない感じがしました。

泣きたくなりますが、だから女性が離れてしまうのだと思い、
強くならなければならないので、必ず乗り越えて次の段階に進もうと思いました。

「見返してやる」とも思いました。

こんな弱い自分だから、魅力がないのだと思いました。

世の中の荒波を乗り切れる強さがない
ナヨナヨした存在だと自分のことを思いました。

「強くなる」ということと、筋トレはつながっています。
身体的に強くなるからです。

また、トレーニングは心の強さも要求するので、
強くなろうと思って半ばヤケになって運動しました。

心拍数が上がると、気持ちが身体の方に移ります。

「強くなれ、強くなれ・・・」

こうして、彼女のことは考えないようにして、
2週間くらいでふつうに暮らせるようになりました。

このときに思ったことは
「恋愛に入ることは失恋や浮気のリスクを伴う」ということです。

※ここで大切なことは「浮気」のリスクというのは、
相手が浮気をするリスクだけではなくて、自分が浮気してしまうリスクもあるということです。
浮気については、肯定的な意見もありますよね。
Polygamistにあこがれる人と話したこともありますし、
ぼくの父にもそういう傾向がありました。
その結果、ぼくは思春期、青年期においてその思想の影響を受けていたと思います。

当然、そういうリスクがあることは知っていたはずですが
わかっていませんでした。

「知っている(ようなつもり)」と
「実生活に応用できている」ことの違いを実感しました。

今から見ると、当時は幼稚な恋愛観を持っていて、
僕は恋愛にファンタジーを抱いていたのだと思います。

リスクをよく把握していなかったし、
そもそも自分の心を過信していて
失恋でそんなに揺れ動くとも思っていませんでした。

恋愛というのは、ハマる前であれば自分の心を制御して
恋愛に入らないことができると思います。

これによって、リスクを排除、
あるいは軽減することができます。

ところが、この認識が甘かったぼくは、
進んで恋愛の中に入ってしまったと言えます。

これにより、ある種の心情を体験することはできましたが
リスク管理が甘かったことは確かです。

無知の道に足を踏み入れてしまい、苦しみを体験しました。

この時点でのぼくの選択は、彼女を追いかけることよりも、
自分を強くしようとしたことでした。

この選択は、適切だったと思います。

この時点よりも、さらに昔の恋愛観においては、
恋愛の優先順位を上げて、自分を強くすることよりも
恋愛を優先したことがあります。

これは、間違いだったと思います。

このときは、「愛こそすべて」のような考え方に影響されていました。
そして、「愛=恋愛」のような考えも持っていました。

また、恋愛の優先順位を上げることが、
相手への誠意だと思っていました。
この考え方も、間違いだったと思います。

なぜなら、その考え方の行きつく先は
ストーカーになることになるからです。

「自分の気持ちを押しつけることは、相手を大切にすることではない」

そう理解したのは、もっと後のことになります。

「好きだ、好きだ」とは言っても、
向こうも求めていないなら、それはウザいし、しつこいし、迷惑です。

「好き」というのは、自分の気持ちであり、自分の欲なのに、
それが価値あることのように思ってしまうのは、
おかしいことだし、不思議なことだと思いました。

人は「自分の気持ち」の価値を高く評価してしまうのだと思いました。

「こんなに好きなのに・・・」という気持ちが自分に出ることを感じて、
どうしてそんなおかしい論理が自分の中に入り込んでいるのかと思いました。

優先順位を上げていくとすれば、
お互いに本音レベルでそう望んでいるときだけだと思いました。

こうして、傷つきながらいくつかのことを学びましたが、
学んだ内容はごく当たり前のことに過ぎないのです。

そんなごく当たり前のことを学ぶために、
深く傷つく必要もないように思うのですが、
ぼくの場合はそのような苦しみを経由して
痛い思いをして学ぶことになりました。

今回の質問をしてきてくれた大学受験前の学生さんは、
どうなりたいのでしょうか?

「恋愛と受験勉強の両立」

エネルギーが、分散しますよね。

エネルギーを分散させて、勝てる自信はあるでしょうか。

10万円持っているとします。
5万円のものは、2つ買えますよね。

でも、10万円のものは、ひとつしか買えません。
12万円のものは、ひとつも買えません。

「両立」をあまく考えているならば、
やめた方がいいと思います。

恋愛と勉強の両立をしているように見える人がいるとしても、
実際はどちらかに軸があると思います。

両立しなくても、両方を手に入れる方法もあります。

それには、順番にやるのです。

ひとつひとつに集中して、ひとつひとつを手に入れます。

受験に落ちているよりも、受験に合格している方が魅力があります。

ぼくの現在の恋愛観では、
恋愛では相手に提供できる能力が大切だと思います。

そして、互いに与え合うためには、
お互いに能力を高めておいて、
自身が持つ能力において提供しあうことができるわけです。

もちろん、恋愛でなくても、与え合うことをしようとしますが、
少なくとも本気の恋愛の場合には、自分の総体的なすべてを与えようとしますよね。

このとき、自身に提供できるだけの内容がなければ、
単に自分が相手を求めているだけ、相手から奪おうとしているだけ、
自分の欲だけのような存在になってしまいます。

そして、与えるだけでも満足できないわけです。

自分も全力で与える。
そうすると、相手からは感謝と感動が返ってくる。

相手も全力で与えてくれる。
それがとてもうれしい。

このループが実現することで、
恋愛のすばらしさを体感できると思います

相手から見ても同じようなループが実現しているわけです。
これによってループの繰り返しを望み、うれしく感じる動機を双方が持つことになり、
さらに高め合っていくことになり、満足も高まることになります。

もちろん、「全力で与える」とは言っても、
その気持ちが大きくなりすぎて、自分の能力を超えたものを与えようとすれば、
バランスを崩して破滅に向かってしまいます。

これは、自立を経由する前の段階で
与えようとしてしまったからです。
与えるのではなくて、痩せ細っています。

こうやって考えた結果、

「両思い以外は、幸せな恋愛として成立できない」

と思うようになりました。

相手の気持ちを確認して行くことも、
スクリーニングの作業の中に入ってくると考えたのです。

しかも、自分の能力を高めておかなければ、
与えてはいけないとも思いました。
自己の確立が先行するのです。

ここまでストレスの処理方法について
いくつか書いたことになります。

しかし、失恋においてもっとも大切な処理方法は
「自分が弱かった」ということを知ることだと思います。

恋愛に伴うリスクを見つめずに恋愛に入る弱さがあった。
だから、リスクに直面したときに揺らいでしまった。

失恋して傷つくということは、相手に提供する気持ちではなく
相手に依存する気持ちが強かった。
相手を必要とし、相手を求めてしまった。

もちろん、「求める」ことは恋愛には必須の要素ですが、
相手に依存していないなら相手には完全な自由を保証できるはずです。
しかし、それができない弱さがある。

今のぼくも、完全な自由を保証できるだけの強さはないと思います。

それでも、そういう強さに向かって進んでいます。
これは、「相手のせいにするのはおかしい」という
思想的基盤を持つことができたからです。

そう考えることで、
自分の弱さや自分の間違いが見えてきます。

自分が弱かったと知ることで、
相手のせいにしようとする執着する気持ちを減らすことができます。

これは「相反する気持ちは同時に心に入らない」という
心の性質を活用しています。

相手のせいにしたり、まわりから同情を求めている間は、
ふりきって強く進むことができないと思います。

自身の弱さをしっかりと認め、見据えることが強さになるのです。

大学受験前の学生さんに、
すべての良きことがなだれのごとく起きますように。

ー吉永賢一


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14 thoughts on “恋愛と勉強

  1. なるほど。一般的には「自分の行動を分析し自ら正しい道に導くこと」こそが最も難しいのではないでしょうか。僕は自分の弱さに気付きながらそれを肯定どころか人に言えない、「よくあるニッポン男児」でした。でも今は少し自分の中に変化があります。吉永さんの教えによってより明確に気づきました。ありがとうございます。受験勉強よりも大事な勉強ですよ、これは。

  2. 凄く勉強になりました。
    この記事を読んでいるうちに自分がどれほど弱いのかが見えてきた気がします。

    私の友人は多くの人に信頼されています。そんな彼は常に『求めるな』という言葉を大切にしていますが、それが彼が魅力的な理由なのかもしれません。

  3. 私の母との会話~母「ねぇ、人が一番成長できるときってなんだと思う?」この質問は、3~4年前のものです。私は即答できませんでした。すると母は「それはね、失恋したとき、なんだって。」と教えてくれました。母も、もっと長寿の方に聞いたとか!その時、私は考えました。「真理かも!」と。人間関係で最も複雑な分野に『恋愛』は入る気がします。そして、「個人」ではなく「家族」となった場合、「人を好きになる」という感情は、さらに複雑になるのだと思います。個々で自立が確立していれば、この分野のバランスを保つことは可能でしょうが、それぞれの自己成長に挑む努力が欠かせないと思います。そして、どんなことが起きようとも、自分がその時信じたその人を信じることを、自分に強制できなければなりません。さらに、自分自身のことも、相手のことも、その可能性を決して諦めないこと。それは、関係を継続するということに執着するのではなく、それぞれの成長の可能性を信じることなのだと思います。恋愛の関係。そして、結婚の関係。これらは、次元が違うと、私は思っています。~恋愛と学び~相手を大切にするには、自分の長所や短所、得意・不得意分野の理解、キャパの大きさ、などが必要ですが、それらを常に成長させるために学ぶことも大切です。一緒にいる人は、自分の影響を受けるわけです。すると、自分のプラス分野にもその人が追いついてくるわけです。だから、自分がそのままであれば、その人にとって魅力を感じなくなるわけです。たとえそれが、無意識であったとしても。まぁ、成長している人が全ての人に好かれることはないでしょうが…。人間的器もしくは人格もしくは人としての魅力を大きくしたり、増すためには、恋愛で学ぶことがはや道でもあるかもしれません。記事とは、内容が少しずれましたが、この分野(恋愛と勉強)は、見る角度が多いので、考えることがまたまたかなりおもしろいです!実践あっての理解でもありますし!もちろん、寄り道してはいけない危険箇所もありますが(笑)

  4. 自分の弱さをしっかりと認め、見据えることが強さになる。
    全くその通りだと思いました。
    自分も見栄っ張りな方なのでどうしても弱い部分を隠そうとします。
    心のどこかで人のせいにもしている自分がいます。
    だけど自分を鍛えあげ根本から強くなれば、別に弱さを隠す必要なんてないんですね。
    今日から自分に「強くなれ」と言い聞かせます。

  5. 吉永 賢一 さま

    こんにちは。
    お世話になっています、坂井と申します。

    「恋愛と勉強」 拝読させていただきました。

    解剖実習の際のご経験で、

    >しかし、現に弱いので、それを強く見せようとしても仕方がないと思い、
    >正直に説明して、先に帰りました。

    とありますが、私は、これ(この考え方)こそが本当の強さだと思います。

    その場に流されたり、周りの眼を気にして、中途半端な気持ちで、
    (仕方なくというイメージで、)
    物事(この場合は、解剖実習)を続けられるような方もいらっしゃると思います。

    けれども、そのような状態での取り組みは、
    自分自身、満足のいく結果や時間が過ごせないばかりでなく、
    周りにも、決して良い影響は与えない、と、私は思います。

    「逃げ」として帰るのでは無く、
    現在の自分の状態を客観的に捉え、それを受け入れたうえで、
    どうするのが良いのかを冷静に考え、決め、行動する。

    その結果であれば、周りからどのように思われようとも
    悔いは残らないと思います。

    他ならぬ自分自身の人生です。
    自分が納得出来る決断、行動を重ね
    息をひきとる前に、「いい人生だった」と心から思える瞬間を
    これからもずっと過ごして行こうと思っています。

       平成24年 2月 9日(木)
          坂井 真

  6. 斉藤一人さんですね。わたしも好きです、その言葉。
    恋愛、すごく大切だと思います。わたしはまず、何事も自分を知ることから始まると思っていて、恋愛は客観的に自分を見れる経験を積めました。うまくいかせるためには、依存することなく、それぞれが自立して、お互いを律していけたらいいのかなと思っています。実際に体験できてきています。終わりはないんですね。これからも自分を高めていきます。ありがとうございました。

  7. 報われない現実を受け入れるのって辛いですよね。おかしくなりそうなほど辛い。
    だから成長したいと思うんですよね。いつか振り返ってみて、あのことがあったから成長できたんだと、思えるように。

  8. 精神病のきっかけは「失恋」か「遺伝」がほとんどだそうです。それほど精神的につらいことなんですね。理屈ではなくどうしようもないので思いっきり「走る。」「泳ぐ」「サンドバックをぶったたき続ける。」「筋トレをつぶれるまでやる」と体を動かすのがもっともいいと思います。このつらさがわかると今度は振る方も実はつらいものです。女性は自分をきれいに見せようとファッションやら化粧やら外見上の努力から、一挙手一動作に至るまでみて必死にフォローしたり。年齢を重ねるととにかく当たってくだけるか、意中の相手がどのようなタイプが好きなのか知りそうなれるのかを確認しダメなら諦めるしかない。しかし、あたって砕ける
    つもりが実際には砕いてくれずに肩すかしというかじらさらてるような感じだとはっきり振られるより自分の場合は嫌ですね。そして振られるより振る方がかわいそうな気がしてつらい。
    でも受けられるかというと夜を一緒に過ごすのは絶対に嫌だと思うタイプはどんなに性格が
    よくても耐えられない現実もある。年齢が若いと感受性が高いから受験の時の失恋は痛いですね。大人にはわからないつらさがありますから大人は受験生が自分が思っているよりはるかに
    つらいということはよくわかってあげて欲しい。私が一番いいと思うのは振った女性を見返す
    最高の仕返しは受験に成功し、人生の成功者となること。そして、女性に「しまった!こんな
    凄い人が私のことを好きだったのにつまらない男を選んでしまった。あー大失敗!」と思わせることだと思う。是非、そうおもってその受験生には成功して欲しい。

  9. 自分自身の恋愛歴とその時々の恋愛観や精神的、身体的状態を回顧しながら、吉永様の記事を拝見させて頂きまして、改めて現在の私自身のもつ恋愛観を整理させて頂くことができました。そして今は “平生業成” に値する目的の達成に向けて、自己研鑽と修養に努め、 “自己の確立” を最優先すべき時期であると決意新たにした次第であります。吉永様、ありがとうございました。

  10. 相手のせいにするべきでない。自分が弱かった。自分でも口にします。
    ただ、心に捕らわれ、強く進む事は出来ていません。
    そうなると口にはしてきたし、そう思っていると思って来たものの、人のせいに思っているとか、そう言う事になるのでしょうか。

  11. 説得力があります。これを読んだ学生さんは幸せですね。こういうことは体験しなくても知ってる人はいるんでしょうけど、私も体験して学びました。

  12. 本物の恋はお互いに尊重しあい成長し続ける。その人といると元気になることですね。好きだけどわかってくれない。っていうエゴは時間の無駄。子供の頃親が心配するくらい心と体が弱く、乾布摩擦やスポーツジム、気功などで体を鍛えていたら強くなりすぎて2回離婚しました。女性は「守ってほしい」くらいが愛されますね。後の祭りですが。

  13. 両立といううこと自体が成り立つものではない
    かも知れませんね。

    たぶん、自分がうしなわれてる感じなんでしょうか?

    そういう時は真剣に生きたいからじゃないんでしょうか?

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