2つのコミュニケーション

吉永賢一
吉永賢一

吉永賢一です。

僕はコミュニケーションには、
大きくわけて2つのタイプがあると思っています。

それは以下の2つです、、、

1)ミニマム・コミュニケーション
2)マキシマム・コミュニケーション

1)のミニマム・コミュニケーションは、
たとえば、コンビニでお買い物をするときの店員さんとの会話です。

そんなときは、なるべく短い時間に効果的な
コミュニケーションを達成しようとします。

ここでの目標としては、

1)好感、親近感の醸成
2)指示出し(あるいは、指示受け)→チェック→指示の終了の確認
3)適切な距離感の維持

が入っていると思います。

ミニマム・コミュニケーションにおいては、
この3種の目標が大切です。

短すぎて、この3種の目標が達成されないのもよくありません。

ぼくは、自身のミニマムコミュニケーションについて
この3種の目標についてふりかえる習慣がありますが
そのための手法に、まだ未整理の部分があります。

現在も探究中です。

ぼく自身の段階を言えば、
「教え方」についての整理が進んできたために
人生におけるこれまで蓄積されてきた未解決の疑問について
思考の矛先が向きつつあるところなのです。

2)のマキシマム・コミュニケーションは、
たとえば恋人と「もっとずっと話していたい」
というタイプのコミュニケーションです。

ここで、「もっとずっと」をまじめに追求してしまうと
その他の営為に確実に干渉することになります。

そこで、「もっとずっと」という望みについて
その性質をより詳細に観察することになると思います。

そのとき、ぼくの場合には
「定められた時間枠の中で、その時間枠がおわるときに
『もっとずっと』という気持ちを残しながらも、
もとのサイクルにもどり、次の機会を楽しみにする」

というポジションが適切なような感じがします。

ここにおける目標は何で、自分は一体何を求めているのか。
ぼくは、自分の望みすら、よくわかっていないのです。

そして、同一人物に対するコミュニケーションでも、
たとえば、マキシマム・コミュニケーションの対象となる人物に対しても、
ミニマムコミュニケーションを行う時もでてきます。

この性質の差が混乱してしまうと、
対し方が混乱して生活が混乱するように思います。

この2つのコミュニケーションの性質をわけるのは、
「時間が短いほど効率がいい」のか
「そもそも時間を伸ばそうとする」のかです。

後者は怠惰のあらわれで、逃避にすぎないものなのか
(あるいは、そういう場合がまぎれこんでいるのか)
それについても、検討中です。

今回の内容は難しいと感じた方もいるかもしれませんが、
ぜひ何度も読み返して理解してもらえれば嬉しく思います。

ミニマムなコミュニケーションにおける効果の最大化と、
マキシマムなコミュニケーションにおける何かしらの報酬(感情的充足?)の
豊かさがあなたにありますように。

ー吉永賢一

PS.
この話題についてはひとつのエントリーでは
とてもでないですが書ききれません。
でも「この2種がある」と今日から意識するだけで、
あなたのコミュニケーションが改善するのではないかと思います。

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8 thoughts on “2つのコミュニケーション

  1. おはようございます。確かに難しいですが、微妙なバランスで理解できる言葉が使われているので、抵抗なく「考えたい」と思えました。私の場合、『この人!』と、その時の自分が興味を持った人に対してはマキシマム・コミュニケーションになりがちです。以前は、接する人ごとにマキシマム・コミュニケーションをしようとしていたので無理が生じていましたが、今は、それ以外の人は、ミニマム・コミュニケーションに徹することにしています。ただ、目指すものが決まってからは、マキシマム・コミュニケーションをしている人にも、時にミニマム・コミュニケーションを使います。この時、罪悪感のようなものが沸いてきますが、相手を、そして自分を信じて、自分が選んだことで結果を出してから、また、いつものマキシマム・コミュニケーションに戻します。時間の流れは止まらないので、「もっと、ずっと」の気持ちを野放しにしていたら、それは、時間の流れを食うことになります。そうなると、未来の自分が後悔することになるので、極力、律するようにしています。「もっま、ずっと………」と、どうしても思ってしまう関係を作れたことは、幸せなことでもあります。でも、その代償に「せつなさ」という感情をかかえることになるのではないでしょうか。このせつなさをかかえることができない人には、「もっと、ずっと」の関係を良好に維持することは難しいと思います。そして、これが、同性、異性によっても、その重みが変わってくると思います。~初めて使う言葉だったので、うまく使えているのかわかりませんねぇ???添削していただきたいくらいです。具体的事例に沿ったものがあると、より、分かりやすいような…。もう一度、読み返してみます!

  2. 再びお邪魔いたします。気になってしまうもので…。~読み返してみました。ミニマムもマキシマムも訓練可能ということ。それに、目指すゴールによって、そして、それに関わる人によっても、この二つのコミュニケーションの使い方やバランスの取り方が変わってくるのでしょうね!そういえば、私の感覚では、男性は「もっと、ずっと」とあまり考えないのかな?と思っていました。行動として表面化しないだけで、実は、マキシマム・コミュニケーションを望んでたりするのでしょうか?(笑)それとも、人それぞれ?…ちょっと失礼な質問でしたかね。すみません。今までに質問できそうなチャンスに恵まれなかったので、つい聞いてしまいました。

  3. ミニマムコミュ×回数=常連さんの親しみ。マキシマムコミュを取れる方とも、時間制限のある時にはミニマムコミュに切り替えることで、「あうんの呼吸」「気がきく」と重宝されるのかもしれませんね。二つを区別して、観察してみます。

  4. でも、本当に人とぶつかり、離れ、そして振り返り、体験することこそ
    成長につながると思う。やはり自ら心で学ぶことが一番ですよね

  5. 新鮮な切り口でした、そんな風には考えたことなかったです。一緒にいたいけど
    そうもしてられない、、、で、寂しいなって思っているだけだったので笑。
    ミニマムコミュニケーションについては、仕事の中で特に、上司に対して非常に生かせる気がしました。コラムすごく面白いんですね、知らなかった笑。また拝見しにまいります。

  6. こんなコメント無しだな。
    「ミニマム・コミュニケーション」は、気を使ったコミュニケーション。
    「マキシマム・コミュニケーション」は、気を使わなくて良いコミュニケーションと言う事になるのでしょうか。
    特にここで話されている「マキシマム・コミュニケーション」は、本人の欲求の下にコミュニケーションを図ると言う印象を受けますが・・・。だったら、目的は「好きな人と一緒にいたい」「○○したい」しかないのではないかと・・。短絡的に過ぎるのかな・・。
    「そんなときは、なるべく短い時間に効果的なコミュニケーションを達成しようとします。」目的がよく分からないのですが「時間が無いからより良いコミュニケーションを取る」のではなくて、「時間はあるけれども、短い時間でコミュニケーションを図る」なのでしょうか。
    『「もっとずっと」をまじめに追求してしまうとその他の営為に確実に干渉する』は、欲望に溺れ過ぎると?
    色々難しいですね、このお話を聞いて思った事は、コミュニケーションには2つあると言う事でしょうか。
    「目的・目標を達成する為や、社会ルールに則って行なうコミュニケーション」と「より良い人間関係を築く為のコミュニケーション」でしょうか。つまり、時と場所を選びなさいという教訓と受け取りました。もし、本当に「自分の望みすら、よくわかっていないのです。」と思っておられるのなら
    目標って、何の為に掲げるものでしたっけ?目的は何でしたっけ?
    難しいです。
    『「定められた時間枠の中で、その時間枠がおわるときに『もっとずっと』という気持ちを残しながらも、
    もとのサイクルにもどり、次の機会を楽しみにする」』楽しそうですね。そうありたいです。
    コミュニケーションって何でしたっけ?

  7. 私はコミュニケーションは本質的に大きく3つに分かれると考えています。自己中心コミュニケーション、他者中心コミュニケーション、ニュートラルコミュニケーションの3つ。私の中では、マキシマム、ミニマムはTPOで使い分ける手法です。ここで言われているマキシムもミニマムも、自己中心コミュニケーションのように感じました。スマートな自己中心コミュニケーションは、相手にも気持ちのよいものになりますが、ニュートラルコミュニケーションの心地よさ、結果の素晴らしさには叶いません、経験上。何より、へたでも疲れないのがいいです。

  8. おはようございます。いつも拝見しております。
    今日のトピックは仕事に置き換えると、大変理解できました。いくつかの仕事をしていますが、そのうちひとつは、まさにミニマムコミュニケーションが当てはまります。短い接客中に必要事項を伝え、情報を正確に把握しなければなりません。しかも目配り気配りをして 相手に合った言葉掛けをして短時間の中で御満足頂く…人間観察を瞬間ごとにしていかなければなりません。人は聞いている様で意外と相手の話は頭に入っていません、入る様にするのは技術だと思います。瞬間ごとの駆け引きかな、とおもい日々経験値を積んでいます。
    一方の仕事はまさに マキシマム。
    信頼と共感を積み上げること、しかしそこにミニマムの要素も必要。日々 経験です。
    数をこなして、進歩するのみですね。

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