おいしいスープ

今日の主題はこれです。

いろんな人がいて
みんな大事で、とくべつなんだよ。

これを上手に説明した、
幼稚園の先生のお話を紹介したいと思います。

幼稚園の先生のお話

「おいしいスープを作りたいと思います。
どんな具を入れたらいいでしょうか」

はいは~い、と、たくさんの手が上がりました。

牛乳、キャベツ、コンソメスープ、
じゃがいも、お肉、にんじん、ブロッコリー
いろんな意見が出てきます。

ところが、
「タマネギはいや」
「にんじんはいや」という子が出てきました。

ある女の子は、こんなことを言いました。
「じゃがいもとお肉だけのスープがいい」

そこで先生はこんなお話をしたのです。

「おいしいスープを作るには、
じゃがいもやお肉だけじゃだめなんだよ。

牛乳も、タマネギも、にんじんも、
いろんなものが入って
はじめておいしいスープができるんだよ」

じゃがいもさんはおいしいけれど、
それだけ食べても元気になれない。

にんじんさんはおいしくないけれど、
大事な栄養がつまってるんだよ。

みんな一緒に煮込まれるから、
栄養たっぷりのおいしいスープができるんだよ。

お話の主題

このお話の伝えたいこととは何でしょうか。
おいしいスープのレシピでしょうか。

いいえ、違います。

これは、人に例えているのです。

この世にはたくさんの人がいます。
おもしろい人、真面目な人。
几帳面な人、おおざっぱな人。

みんなそれぞれ良いところがあるし、
悪いところも持っています。

自分ひとりでは、
できることも、できないこともあるけれど、
たくさんの人が集まれば、
できることがふえて行く。

それぞれ特技を持ち合わせれば、
びっくりするほど、大きなことを
成し遂げることができるのです。

仕事に照らし合わせてみよう

職場や取引先にも、いろいろな人がいます。

ムードメーカーの愉快な人もいれば、
コツコツと着実に仕事をこなす人もいて、
奇想天外な発想をだしてくれる人もいる。
そして、厳しくも的確な指摘をしてくれる人もいます。

そうしたたくさんの人が集まって、
一緒にするから、仕事は楽しい。

たくさんの人がかかわり合って、
みんなが同じ目的を抱くから、
ステキな仕事が完成するのです。

あなたも、あなたの隣の人も、

みんな大事な仲間です。

おいしいスープは
たくさんの具材があるからできるんだ。

今日のお話、
あなたのヒントになれたなら、幸いです。

中藤里美

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12 thoughts on “おいしいスープ

  1. とてもよい例えでした。断定的な内容のものは、その後の一人一人の想像力に歯止めをかけてしまいますが、このような自然の摂理と日常が掛け合わされたものは、素直な人には伝わるものです。子供達や、私が関わる人達にお伝えしてみようと思います。一つ気づいたことがあります。スープを作るときに鍋も使うということ。この鍋の役割は、何でしょうね?その人が生きている世界ってことかな?その鍋の隣の鍋では、また違った料理が作られている。!時には、その二つの鍋の具材を合わせて、一品の料理になる。お皿に盛られたその料理を、喜んで食べるか、嫌々食べるかでも、同じ料理でも何かが違ってくる。(笑)たくさんの気づきをありがとうございました♪

  2. 「仕事をしない人」や「人の仕事を妨害する人」が以前の職場にいたのですが・・・

  3. わたしの特技は音樂。スープでいえば、セロリです。嫌いな方、いらっしゃいます?

  4. 今回のお話は今までの中で一番わかりやすく理解できました。
    こういう喩え話は大好きですし、また読みたいですね。

  5. なるほど!
    料理のレシピを人間関係に例えているんですね。
    人は、十人十色、百人百様、千差万別といわれますが、
    そのように扱う人も社会もほとんどありません。
    みんなどんぐりの背比べな金太郎飴にしたがります。
    これは、管理する側にとって面倒くさくないからであり、
    人間の尊厳を踏みにじっていることになります。
    かと言って、私も嫌いな人と一緒にはいたくありませんが。

  6. 今日の記事は、気取っていなくて良く意味がわかりました。スマップの世界に一つだけの花という歌を思い出しました。「ナンバーワンより、オンリーワン♪」。中二病ぽくてすいません。そんな私は社会の負け組です。

  7. ■【ス-プは一品?…二品?…】でも“十分おいし~~く”出来ますが…今回一つの例え?との事で……?今日!私はふっと“バカ…”みたいに思われるかもしれませんが…寒いで~すョネ!寒いのも“当たり前”といわれるかも…??部屋の中では、各自「暖房器具」がきいていますから「暖かい~~幸せ~~一歩!」外のに出ますと“寒い”です。寒さは?【皆平等】ふっ~♫と思いました。戸外で歩いていますと“寒さの感覚は?同じ”…実感が伝わる…でも?一端部屋に入りますと、それは各自異なる「暖房器具…」それぞれで~~使用してますョ~~ネ!つまり…【貧富の差もない世界】が……【外…】なのです~ョネ!そうして、更に考えると【外=何もなく唯!寒いと云う平等世界(無)】なのでしょうか…?其処から【無から始まる…】何もないものから…生まれてくるもの!!やはりいろんな“人間関係”だと今日思いました…。“一人”では何もできないけれど、“無”からそれなり“モノ”が生まれてくるでしょう…!“今日のお話”でいろんな人がいて世の中が成り立っている…其処から【縦横の厚み】が生まれたり?【歪】が出来たりして来る…。・スープの中身は“心”だと思いました…。その“心”から【多種多様なる無限性】が湧き出てくるのでしょうか…?そうしますと“人生”まんざら悪くな~~イ(微笑)と思いますと…急に!楽しく謳歌したくなりました…。一歩屋外に出て…寒いけれども…其処から又!何か素晴らしい“モノ”アイデアが出てくる…。そう!!【寒い素材は、同じ人生出発地点…其処から“スタ-ト地点”なのですネ!屋外に出れば“スタ-ト”…“平等世界”ここからまた始まる“スタ-トライン”と?思いますと“元気パワ-”になりました。もう~~何も怖いものが~~な~~~いと思いますと“私”の内なるパワ-!今まで眠っていましたものが出てきます…。今から【素材の楽しみ物語り】でしょうか???
    いつも楽しく拝読させて頂いております…。ありがとうございます。(SAKURA…)

  8. たくさんの具の中に入るの、苦手です。自分だけ、場違いな気がして。「ここにいて、いい」そんな安心感を増やしたいです。

  9. おいしいもの=いい仕事?には、色んな材料が必要ですね。役割があって、性格があって。
    調理をする人が一番大変かもしれません。ひとつ間違えれば、アクがでたり、栄養がなくなってしまいますからね!一生懸命、おいしくなろうとしている材料(人)をどう、うまくそのよさを引き出してあげられるかがポイントなんだと思います。先生の役目は、子供達の期待を裏切らない。「おいしいスープ」を調理することなんですね!
    子供達の「おいしい」が聞こえる。日本中に。そんな責任を感じて欲しいですね!

  10. そうですよね。

    いろいろな人の個性や持ち味を生かしてこそ、集団としての味も良くなる。
    大切なのは違う個性、自分に理解出来ないものを理解出来る寛大さですね。

  11. 音楽で云うとオーケストラですかね。奏者(素材)と指揮者(料理人)、尤もチームプレイすべてに言える事なんですがね。選手と監督、役者と演出家とかね。

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