from 杉本
アメリカで、1966年に実施された、
社会実験をご紹介します。
実験では、まずボランティア(実験の協力者)が、
カリフォルニアの住民の家を訪問し、
「安全運転」と書かれている小さなステッカーを、
車の窓に貼ってほしいと依頼しました。
その2週間後、別のボランティアが訪問し、
「安全運転をしよう」と、
下手な字で書かれた(家の景観を害するような)看板を、
庭先に立ててほしいと依頼しました。
その結果、76%もの住民が、
看板を、庭先に立てることを承諾しました。
ちなみに、はじめから大きい要請をした場合
(看板を庭先に立ててほしいと単純に依頼した場合)には、
17%の住民からしか、
承諾を得られなかったのです。
人には立場を明確にした後では、
その立場と一致した行動をとる傾向があり、
それを社会心理学では、
「立場の一貫性」と言っているのだそうです。
「立場を明確にする」を、
別の言葉で言うと、
「コミットメントする」になります。
つまり、立場の一貫性を引き起こすものは、
コミットメントです。
自分は・・・であると自分に誓う。
もしくは、皆に公言するということですね。
また、上記の実験から、
コミットメントをするにしても、
最初は、小さなこと、
もしくは簡単なことのほうが、
成功率が高いということになります。
まず、小さなコミットメントをして、
自分自身に、その立場を貫こうとさせるのです。
この方法を、自分を高めることに、
利用しましょう。
小さなことで成果を出して、
自分の立場を固定するのですよね。
それには、あなたのやりたいことを、
できるだけたくさん書き出してみましょう、
次のように。
・ 早起きをする
・ 体重を減らす
・ 売り上げナンバーワンの営業マンになる
・ ・・・
そして、その中で、
一番、実践が簡単なものを選びましょう。
例えば、「早起きをする」という、
小さな成果を積み重ねる。
最初は、いつもより15分早く起きる。
1〜2週間ほど頑張れたら、
次に、もう15分早く起きるようにする。
すると、自分の中に、
一貫性が生まれてくるのです。
この「立場の一貫性」というものを、
もっともっと、利用しようではありませんか。
育自コンサルタント
−自分を育てるお手伝い−
杉本恵洋(すぎもと しげひろ)
PS.「EQ英会話」の書籍が
完全無料でもらえるのも本日までです。
http://123direct.info/tracking/cr/worIvmhE/1234567890/1234567890
コミットメント、立場の一貫性を引き起こすもの。自分は〇〇であると自分に誓う。~これは、覚えなくては!私の一貫性は?…自分勝手と卑怯者にはなりたくない、かな?子育てにおいてもこれは一貫している。でも、「~ない」ではいけないような…。とはいえ、それだけはダメで、あとは自由ということもある。そして、これは基本であって、もっと範囲を広げるなら、……?何かをしたいと考えたとき、それぞれでコミットメントすべきかな!大きな目標しかり、小さな目標もこれにそう。コミットメント、一貫性の公言。これは、子育てにも重要です。ブレない軸があり、かといって柔軟性も必要。家族のルールに一貫性を持たせ、それをそれぞれが把握し、実行する。いや~難しいです。軸をぶらさないということはもちろん、どちらに柔軟に曲がるかも手探りで進めなくてはなりません。可能性を見つけ、伸ばしていくことはなんと難しいことかな…。自分ではない!というところもネックですね。日々が冒険です!
ビジネスでもいきなり大きな展開でやるより小さな展開でやって統計データを取って分析して
商品の色や品質や価格などの見直しをして的中率を上げてからやるほうが成功率は一段と高まります。購入して販売する側も売る側も双方 リスクが小さくなるし、購入者の心理も少しとか小額であると購入したがらない壁は低いので受け入れやすくなりますね。