ある起業家の壁 

okazaki
セルフイメージコンサルタント岡崎哲也

FROM 岡崎哲也

先日、受講生が200人ほどいるある大きな
起業塾をされている方とお話しをする事がありました。

その方が言うには、起業が上手くいかない理由は、
「行動しないからだよ」と笑顔でさらりと教えてくれた。

「まあまあやる人が、10人中1人。
本気でやる人が、100人中1人。

ノウハウはさんざん提供しているのに何でやらないんだろうね。
やる人は、結果を出しているのにね。

例えば、テニスが上達したいと思ったら、誰がテニスで
一流なのか調べるでしょ?

そしてその人の上手くいっているポイントの真似
から入るよね。

でもほとんどの人は、誰がテニスで一流なのか
調べる事すらしないんだ。

まあ、心のブレーキというか、メンタルブロック
というか・・・」

大きな起業塾をされている方でさえ、塾生に
行動させる事に苦心されているんですね。

それは何も起業するという事ではなく、
リーダーシップを学ぶ事かもしれないし、営業力を
強化する事かもしれません。

その行動できない理由は、このような事があるのでしょうか?

・勉強はしたいんだけど、時間が作れない。

・自分がやりたいのは本当にこれなのか、
迷いや葛藤が生じている。

・将来に対する不安、恐れ

そこで以前、私が心のブレーキを外すセッションを
した事例を、本人の了承を得てお伝えしたいと思います。

ある40代後半の男性起業家からの相談でしたが、
勢いで起業したけど、今は不安が強くて行動できない
という内容でした。

もう既に起業しているのに、不安が強くて行動
できなくなっているというのは致命的ですよね。

明るい彼と話すと、そのようには全く見えない
のですが、原因はさっぱり分からないというのです。

そこでセッションを開始して調べていくとその原因が、
次々と明らかになってきたのでした。

原因は、彼が小学生の頃にありました。

それは、一番仲が良かった友達が、2つ上の中学生
からお金を恐喝されている事を知ったそうです。

そして恐喝されている友達を助けようとして
一緒に付いて行った場所が神社の裏山でした。

そこで怖いのを我慢して、恐喝を止めるように
言ったところ、その中学生数人にボコボコにされた
事を思い出しました。

その時、彼は、
「僕の力なんて、所詮こんなもんだ」

そう思ったそうです。

それから何となく、小さい頃から続けてきた
野球や、塾などでも、あきらめグセがついた
事を教えてくれました。

もう小学生の頃の出来事だったので、完全に
忘れていたそうです。

このように本人の記憶があるかどうかとは別に
私達の無意識はしっかりと覚えていて、
ずっとその思い込みのプログラムに影響を
受けているんですよね。

その体験と、その時の思い込みが現在の自分に
不安を強く引き起こして行動できない状態に
なっていたんですね。

そこで原因が分かったので、その時の怒りや悔しさ
を吐き出していきました。

そういった原因が起こった時に我慢した気持ちは、
普段、私達は忘れていますが、実はずっと影響を
与え続けているのです。

そして、最後に
「僕の力なんて、所詮こんなもんだ」

という思い込みを、『自分はできる』
という思い込みに書き換えていきました。

心のブレーキを外すセッションが終わると、
彼の表情は、スカーッとさらに明るく
見違えるようになりました。

「そうか、あれが原因だったのか!」

セッション後、今まで感じていた行動を止めていた
強い不安が感じなくなったそうです。

その後、調子もすこぶる良くて、現在も起業に
まい進していてとても充実していると明るく
教えてくれました。

ところであなたは、今は忘れてしまっているけど
自分にあと1歩の力の発揮するのには何が
原因だと思われますか?

その部分にちょっとだけでも意識して向き合ってみませんか?

そこで、新たなる自己の発見、気付きがあると思いますよ。

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2 thoughts on “ある起業家の壁 

  1. 無意識の領域は、とても不思議です。そして、これと同じくらい不思議なのは、幼い子供の思考です。これは、無意識の領域とあまりかわらないのではないか?!と思ってしまうときが、最近、4月から小学2年生になる娘と話していて気づくことです。メンタルブロックが、まだ少ないのかもしれません。4月から中学2年生になる息子は複雑になってきて、メンタルブロックが何かを探し当てることが難しいです。幼いほど、信頼する大好きな親の言うことをすんなり取り込めることが、外界からのメンタルブロックを打ち破るのかもしれません。そして、今感じることは、個性なのか性別なのか、私には分かりませんが、息子は私とシンクロしやすく、娘はあまり関係ないということ。息子は幼いときも今の感じでしたが、その頃は比べるものがなかったので分かりませんでした。私がスランプになると息子も…という感じになることを気づいた私が指摘すると、本人は意識していないということ。自分の目標に集中するように伝えて、ただ今実験中です。娘は日本語の表現力がついてきたので、ここらに浮かぶイメージを言葉で伝えてきます。それが、ことのほか的を得ているので、驚きをもって観察しています。私自身が勉強になったり、貴重な気づきを与えられたりすれば、思いっきり喜び感謝の気持ちを伝えるようにしています。それが嬉しいのか、娘もとても幸せそうに笑います。具体的に娘と作っているものは、出版するためのストーリーの原案や商品のデザインです。早く形になったものを見てみたい!♪と催促されながら日々過ごしています。春休みのうちは、食事作りや勉強のサポート、普段は話し込めない内容やさまざまな体験をさせるために時間がとられるので、原稿や商品作成の時間を作り出すのは至難の技です(笑)~9日から学校!それまでは、今しかできないことに集中しなければなりません。自分の欲のコントロールや感情のバランスをとることも、気を付けておかなければなりません。『自分を含めた自分と関わる人にいかに真剣に向き合えるか!』が、集中とバランスの鍵のような気がします。特に、自分の感情のコントロールは最重要事項です!良質な息抜きをしながら、毎日を大切に過ごしていきます。

  2. テニスの話で思い出したけれどもある店舗を運営する会社経営者が面接者に「うちのお店
    見ましたか?」という問い合わせをしても「見てません。」という回答がいかに多かったことか。なぜ見ないのだろう?経営者はお客さんに近い感覚でいる若い世代の意見を参考にするのを楽しみにしている部分もあるし、そこから面接で採用権限のある人との距離がぐっと近づく
    チャンスなのに。でも訪問する会社の店もみないようじゃ、何をやってもダメだなそいつは!

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